第十三章66 【覇王杯/オーバーロード・カップ/レリア・ニア・トゥルーヴェリティチーム】14/【代用事象】15
【黒髪のレリア】の【なるべく分かり易くバトルの結果と結びつく代用事変】と言うリクエストに【緑髪のマリア】が答えることになる。
【緑髪のマリア】は、
『そうねぇ~、じゃあ、こういうのはどうかしら?
【代用事象】では、交換できる事象は広範囲にわたって出来るの。
個対個もあれば、
集団対集団、
個対集団、
集団対個、
概念でも、何かの現象、結果などでもヒモづける事が出来れば、何でも出来るわ。
と言う訳で、こうしない?
【最終戦争】を私達の喧嘩の勝敗にヒモづけると言うのは?』
と言った。
【黒髪のレリア】は、
『どういう事ですの?』
と聞いた。
意味がよく理解出来なかったからだ。
【戦争】などそんな簡単に終わるものでも無い。
ましてや【最終戦争】などつぶし合いではないか。
そんなものが簡単に終わる訳ない。
簡単なものと言ったのに複雑なものを持ってきたので聞き返したのだ。
『この太陽系から大体、123光年離れた場所で、ちょうど【最終戦争】が行われているわ。
【地球】での最終戦争のイメージは大体2極化の戦争を意味しているんでしょうけど、この最終戦争は、3極化、三つ巴の戦争になるわ。
【神】の加護を得る【神機】、
【仏】の加護を得る【仏機】、
【悪魔】の加護を得る【魔機】、
それを操る3軍が最終戦争を行っているわ。
それでどの軍が最終的に残るのか?
それで決めない?
それならそれなりに壮大でしょ?』
『何をおっしゃっているのか解りませんわ。
戦争がそんなに簡単に終わるわけ無いでしょう?』
『終わらせるのよ。
時空を歪めて、その【最終戦争】の時間だけ早めるの』
『そんな事が出来ますの?』
『出来るわ。
秘密、謎の部分での辻褄合わせがこの力の醍醐味よ。
まぁ、とりあえず体験してみましょうよ』
と言った。




