第十三章59 【覇王杯/オーバーロード・カップ/レリア・ニア・トゥルーヴェリティチーム】7/声遊2
【黒髪のレリア】は【緑髪のマリア】から【声遊】と言う遊びの大体の説明を受けた。
【緑髪のマリア】は、
『説明は大体こんな感じよ。
大河ドラマを作りたかったら多くの人形を使いたい所だけど、最初は慣れるために3体くらいずつにしておく?
最初に言っておくわ。
これはバトルじゃない。
お人形さんごっこ。
バトルがしたかったらその後の【代用事象】でやってあげるわ。
だからまずは心を開き合いましょう。
さぁ、6体の【人形】を使って貴女は何を表現する?
貴女と私は3体ずつ操る。
【人形】はそれに合わせて姿を変えて動くわ。
おもしろいからやってみましょうよ』
と言った。
【黒髪のレリア】は、
『罠・・・じゃないのですよね?』
と疑った。
『言ったでしょ。
これは腹を割って話すための通過儀礼』
『そんな事言ってないですわ』
『言葉は違っていても同じ様な事を言っていたつもりだけど?
まずは、楽しみましょう。
うち解けないと話もまともに出来ないのだから。
とりあえず、共同作業で、物語を作りましょう。
まさか、勝手に物語を破綻させようって事は無いと思うけど、信じてるわ』
『それはふりなのですか?
わたくしにやれと?』
『ふりじゃないわよ。
ちゃんとやろうって話』
『・・・』
『さぁ、まずは貴女から役を与えて。
私はそれに合わせるから。
共同作業よ。
そんなしかめっ面でやってもおもしろくないでしょ。
エンジョイしなきゃ。
笑って、笑って、。
スマイル、スマイル。
まずは仲良くなりましょ』
と言う話になった。




