第十三章50 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ミリア・ニア・トゥルーヴェリティチーム】23/【代用事象】11
【青髪のユリア】は、【代用事象】の次の題材を【赤髪のミリア】に選ばせる事にした。
1度で納得出来ないのならもう一度、やるまでだと言わんばかりの態度である。
【赤髪のミリア】は悔しくなり、なるべく無理そうな題材を選ぶ事にした。
そして、
『なら、【コスプレ対決】と言うのはどう?
どちらが【フォロワー】を集められるか?
それを決めるのよ。
期間は1カ月。
それまでの【フォロワー】はカウントせずに、あくまでもその期間内に増えた【フォロワー】の数を競うの。
これならば、余り多くの【フォロワー】を持っているから有利になるとは限らない。
必要なのはあくまでも【フォロワーの上昇率】よ。
【コスプレイヤー】の選択は各自に任せる。
3対3で決めるわよ。
3人の【コスプレイヤー】を選び、期間内の【フォロワー数】からスタート時の【フォロワー数】を引いた数字が、多い方が勝ち。
選ぶ【コスプレイヤー】はSNSで活動している者のみ。
あくまでもSNSの【フォロワー数】で決める。
これなら強さとか全然関係無いわ。
あくまでも誰をチョイスするか?
その観察眼で勝負する。
その勝負でもバトルでの勝負に変換出来るの?』
と言った。
【青髪のユリア】は、
『問題ないわ。
言ったでしょ?ほぼ何でも出来るって。
どんな事でも【結果】に結びつける事が出来れば可能よ。
はっきり言えば、逆の意味でも可能よ。
別の勝負で【負けた】方が結果が【勝つ】と言う方法もある。
大切なのは、【代用】する事柄の【結果】と実際の事柄の【結果】をどうヒモづけるかよ。
それさえ先に選択出来れば、どんな結果だろうと置き換えられる。
それを証明するために、【フォロワー数】が少ない方が勝ちと言う結果にしても良いわよ』
と言った。
『それだと、低レベルな勝負になるでしょ。
そんなのは嫌。
勝ちは勝ち。
負けは負け。
その方がすっきりするわ。
だからさっき言った方法で勝負するわ。
良いわね?』
『かまわないわ。
でも、そろそろ聞き分けていただけるとありがたいのだけどね。
あんまり聞き分けないとこっちも考えを改めざるを得ないから』
『うるさいわね。
今度は勝つわ。
勝って、せめて引き分けにする。
負けたままなら納得が行かないのよ』
『なんだか、めんどくさいわね』
『うるさい。・・・勝負よ』
と言う話になった。




