第十三章31 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ミリア・ニア・トゥルーヴェリティチーム】4/【ミリア】へのちょっかい1
【作品】を展開させて、【識者】へ【覇王/オーバーロード】となるためのアピールをしようとしていた時、謎の影が、彼女達の前に現れた。
【ミリア】は、
『・・・またなの?何か用?・・・』
と不機嫌な顔をした。
どうやら顔見知りの様だ。
では誰の事を見てそう思ったのだろうか?
それは、【青髪】の女性だった。
その顔には見覚えがある。
【赤髪のミリア】は、【ティシェル姫】の【従軸体】の【右脚】を担当している。
妹であり別チームで参戦している【黒髪のレリア・ニア・トゥルーヴェリティ】は【左脚】を担当している。
それに対して、【右腕】と【左腕】を担当している者が協力しようか?と以前、声を掛けてきて、それを断っていた。
その内の1人が【右腕】を担当している【青髪のユリア・ニア・トゥルーヴェリティ】である。
もう1人の【左腕】を担当している【緑髪のマリア・ニア・トゥルーヴェリティ】の姿が確認出来ない所を見ると、おそらく、【レリア】の方に居るのだろう。
この【ユリア】と同じ様に、自分達にまた【ちょっかい】をかけるために。
【青髪のユリア】は、
『忠告したわよね?
【主軸体】の3名(【右脳3パーセント】/【金髪の少女/シェリア・プルスフィリア】、【左脳7パーセント】/【銀髪の少女/フェアリア・トゥルーヴェリティリア】、【首/顔10パーセント】/【【超造人間/姫超謎】の【ヴィナフェリア・エクセリア・トゥルーヴェリティ】の3名の事)には勝てないって。
恥をかく前に止めておきなさいって。
何で参加してるの?』
と強い口調で言った。
【赤髪のミリア】は、
『そんなの私の勝手でしょ?
あんたこそ、何の用よ?』
と言い返す。
【青髪のユリア】は、
『【左心様】が【謎】のトップに立たれる。
だから、【ティシェルリア】としての本意は【覇王/オーバーロード】になる事では無い。
【真の強者】となるべき存在となる。
【主軸体】のお三方(【シェリア】、【フェアリア】、【ヴィナフェリア】)はまだしも、我々【従軸体】の【手足】は、【主軸体】のトップである【左心様】につくのは当然の義務だ。
こんな所で遊んでいる暇はない。
・・・その事を言いに来たのよ』
と言った。
【左心様】とは、【シェリア】や【フェアリア】と同じ【ティシェル姫】を前世に持つ、【左心】を担当する【フェリアヴェルディア・リアリリア・ジェリアクウィニア】/【名前の反転(【ジェリアクウィニア・リアリリア・フェリアヴェルディア】)】の事を指す。
【赤髪のミリア】は、
『知らないわよ、そんなの・・・』
と反発の姿勢を示したのだった。




