第十三章27 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ファリナ・プルスフィリアチーム】25/RPG冒険12
この様なシステムは16の【主人公】全てに共通しているかと聞かれれば、答えはノー、違うのである。
【ヒーロー】か【ダークヒーロー】かはあくまで、【クリティカル】と言う【キャラクター】に設定されたシステムであり、他の15の【主人公】は別のシステムで構成されている。
そもそも、16もの【主人公】の物語を全く同じ【システム】でやったら飽きてくるものである。
そこはやはり、特別な【37作のRPG】にラインナップされているだけあり、色々と凝っているのである。
【ファリナ】が16の【主人公】を選んだなら、16の【システム】が組み込まれている。
そこで、もう中継の時間が無くなってしまったので、もう1つだけ【主人公】で使われている【システム】について解説しよう。
2人目の【主人公】の名前は、【ルデモラプ】である。
【ルデモラプ】で使われている【システム】は、【ひらめきシステム】である。
【小ボス】との戦闘時に【ルデモラプ】は、所持している【アイテム1つ】を対価として、【ひらめく】事が出来るのである。
対価とした【アイテム】は消失する事になってしまうが、その失われた【アイテム】に釣り合うだけの【ひらめき】を【ルデモラプ】はする事が出来る。
その【ひらめき】は【ルデモラプ】にとって大事であれば大事であるほど、良い【ひらめき】を得られる。
要は、何を犠牲にして、問題解決のための【ヒント】を得られるか?
それを問われている【システム】である。
そのため、この主人公は、他の主人公よりかなり【アイテム】を所持する事が出来るため、【コレクター】にとっては嬉しい要素もあるのだが、その反面、その【コレクション】を犠牲にしなくては良い結果が来ないと言うジレンマと闘う事になるのだ。
また、【アルバム】と言う【システム】もあり、【写真】に撮っておけば、後で、特定の条件を満たせば失われた【アイテム】を復活させる事も出来ると言うものになっている。
つまり、【写真】を撮っておけば失っても何度でも、自分の手に戻る可能性が残されていると言うことである。
【ひらめき】は、例えば、一般的に売られているありふれた【プラモデル】を対価にした場合、また買うことが容易だと判断されて、【ヒント】は【敵の弱点は3箇所ある様な気がする】と言うように、明確なヒントにならなかったりするが、二度と手に入らないものだと、致命の一撃になる様な【アイテム】が別に落ちていてそれを拾って攻撃したら一発で倒せるなどの【ひらめき】となる。
とこの様に、いろんなタイプの主人公達がそれぞれの物語を作っていき、最終的にラスボスにたどり着くまでを表現しているのが、【ストーリー・ニュー・オーダー・34 ボリューム02】と言う【新RPG】である。
これだけではこの【RPG】の魅力の一万分の一も表現しきれていないが、どうやら時間切れの様だ。
【ファリナ・プルスフィリアチーム】の中継は以上となる。
最後に【ファリナ】達も【RPG】以外にも様々なハプニングなども表現の1つとして行動していたというのも付け加えておく。




