第十三章25 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ファリナ・プルスフィリアチーム】23/RPG冒険10
【ファリナ】の【主人公キャラ】は、16キャラ作っている。
それについて1つ1つ、解説していると中継時間がオーバーしてしまうので、1部だけの紹介で早速冒険に入ろうと思う。
今作では、2段階7ランクの【ボスキャラ】が登場する事もあり、【ボスキャラ】にカテゴライズされる【キャラクター】との戦闘は通常の【RPG】よりも早く出る事になる。
それは、【主人公キャラクター】達は仲間の居ない1人の状態で【小ボス】と2、3回ずつ戦闘するシーンが存在する。
今回はそれを中継してみよう。
【ファリナ】は16名の【主人公】の1人、【クリティカル】(男性キャラクター)を選択している。
【主人公キャラ】にはそれぞれ、個別に【小ボス】との戦闘イベントが用意されている。
【クリティカル】の場合は、全体の相関図などは時間の都合で割愛するが、親友として設定されていた【フェイタル】が、【致命教】と言う【宗教】の【信者】になるように説得してきたが、それは、【クリティカル】を生け贄にして、【フェイタル】が【小ボス】にあたる【クライシス】と言う【強化マシン】を起動させようとしていた。
それをギリギリの所で、気付き、【フェイタル】の裏切りを暴いたは良いのだが、【フェイタル】は【クリティカル】に代わる生け贄として、花屋の少女【キャンディ】を人質に取っているシーンという事になる。
【クリティカル/ファリナ】は、
「馬鹿な真似は止めろ」
と言った。
【フェイタル】は、
「うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい。
俺はもう駄目だ。おしまいだ。
お前の才能を利用して成り上がろうと思ったが上手く行かない。
お前はいつもギリギリの所で不正に気付く。
それが何でか解らなかった。
お前、俺が裏切っていたの知ってたな。
知ってて、俺をからかっていたんだな。
酷い裏切りだ」
と無茶苦茶な事を言う。
そもそも自分が裏切っておいて、それを【クリティカル】が気付いていて黙っていたと言う事を裏切りだと言う方がおかしい。
【フェイタル】は【ギャンブル依存症】であり、自分が儲けるためなら何でもする。
友達も平気で裏切るし、恩を仇で返すのも厭わない最低な人間として設定されている。
確かに、【ファリナ】は、【裏切りキャラ】として、【フェイタル】を設定していたから、知っていたと言うのは間違いないのだが、設定上、【クリティカル】は何も知らずに偶然、今まで事なきを得ていただけに過ぎないと言う事になっている。
それは正しいことをしている者は天運に守られていると言う事を表現しているのだ。
【クリティカル/ファリナ】は、
「知らなかったんだ。
(設定上)本当だ。
お前の裏切りなど俺は知らなかった。
お前こそ、何なんだ、この裏切り行為の数々は。
お前を信じてやってきた俺の信頼は何だったんだ」
と怒りをあらわにした(設定上)。
【フェイタル】は、
「黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ。
だまりやがれ。
この恨み、この女を生け贄にして、晴らしてくれる」
と理不尽な事を言ったかと思うと、【花屋の娘/キャンディ】を【クライシス】の【動力部】に押し込んだ。




