表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/77

第十三章21 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ファリナ・プルスフィリアチーム】19/RPG冒険6

 さっそく【カトリナ】はまず最初の【男性キャラクター】をロックオンして【共通イベント】を【スタート】させた。

 【男性キャラクター】と【カトリナ】がすれ違った途端にすぐさま【緊急戦闘イベント】が発生する。

 なし崩し的に【男性キャラクター】と【カトリナ】が突然現れた【暴漢】との戦闘になるのだが、【男性キャラクター】は、

『後は任せた。じゃあな』

 と一言告げると逃げてしまった。

 【カトリナ】は、

「え?・・・」

 と絶句する。

 こういうのは共に戦って、絆を深め合って仲間になるとかそう言う事じゃないのか?と思ったが、そんな余裕はない。

 【暴漢】は【カトリナ】にターゲットを絞り、攻撃を開始してきた。

 だが、初戦という事もあり、【カトリナ】は難なく勝利。

 通常の【RPG】と同様に経験値やお金などが手に入った。

 だが、

「・・・」

 【カトリナ】は納得いかない。

 だが、要するに、逃げた【男性キャラクター】とは【相性】が良くなかったのだ。

 だから、【男性キャラクター】は、【カトリナ】を見捨てて、一人で逃げたのだ。

 当然、こういう【キャラクター】とは共に戦いたいとは思わない。

 なので早めに【男性キャラクター】の性格が解って良かったととるべきなのだ。

 相性の良い【キャラクター】とはちゃんと上手く行くのである。

 現に、やけくそで2回目に【ロックオン】した【男性キャラクター】との【共通イベント】では上手く行った。

 今回は、戦闘では無かったが、今度の【男性キャラクター】が、突然駆けてきた子供を避けた時、【カトリナ】とぶつかり、

『おっとすまねぇ。

 悪かったな、ぶつかっちまった』

 と声を掛けてきた。

 【カトリナ】は、

「あ、いえ・・・こっちも避けるべきでした」

 と言う事なり、【男性キャラクター】は、

『詫びと言っちゃなんだが一杯奢らせてくれないか?』

 と言い、

「あ、いえ・・・見ず知らずの方にそんな事していただくわけには・・・」

 と言ったが、

『俺の名前は、【豹人】の【ラルク】ってもんだ。

 これであんたが名前を教えてくれたら見ず知らずじゃないって事になるんだが?

 これも何かの縁だ。

 別にあんたを捕って食おうって訳じゃない。

 俺はこう見えて敬虔な【獣神信徒】ってやつなんだ。

 【獣神様】に誓って野暮な事はしねぇよ』

 と小粋な言葉をかけてくれた。

 そんな感じでわりと自然に仲間になる様な展開になっていった。

 と言う感じで、【カトリナ】の冒険を追いたい所だが、彼女の冒険だけを追っていると、チームリーダーである【ファリナ】が体験している冒険が追えないので申し訳無いが、この辺りで中継をストップさせていただく事にする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ