第十三章20 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ファリナ・プルスフィリアチーム】18/RPG冒険5
2人目の【希望キーワード】は、
【女】、
【僧侶】、
【回復】、
【賢者】、
【治癒】、
【愛情】、
【変身】、
【優しさ】、
【召喚】、
【献身】、
と言う事になる。
これもまた全てを反映される訳ではないが、大体優しい回復治癒能力に長けた僧侶の女性か、変身や召喚を得意とする女賢者などを探せば良いと言う事になる。
これもやはり、性格上、自分には無理だが、チームに癒やしが必要と思ってのチョイスである。
要するに、褐色の肌の筋肉質の大男か、獣人の男と優しい回復治癒能力に長けた僧侶の女性か、変身や召喚を得意とする女賢者風のキャラクターを見つけて声をかければ良いと言う事になる。
と言っても同じ条件の【キャラクター】は結構、居ると言って良い。
どのキャラクターも自分のパーティーとして相応しいくらいにキャラが立っていると言える。
つまり、誰に声をかければ良いのか解らないと言うことになる。
性格に言えば、どれもが正解であり、どれもが外れでもあるのだ。
簡単に表現すれば、【カトリナ】が交渉などに成功すれば、それが、【パーティーメンバー】として登録される事になるが、失敗すれば、それは【一期一会】では縁が無かったとして、【モブキャラ】になる。
とりあえず、現時点で確認出来るのは1人目の特徴として認められる【キャラクター】は12名、2人目の特徴として認められる【キャラクター】は8名確認出来る。
その合計20名に声をかけて、交渉し、仲間に出来るかどうかは【カトリナ】次第である。
全て失敗すれば、同じ様な特徴を持つ【キャラクター】がどんどん追加されていき、【ゲームバランス】が崩れてしまう。
模範的なプレイをするのであれば、多くても何回かで、きっちり仲間として登録したいところである。
とは言っても、【カトリナ】から声をかけるのは少し抵抗があった。
彼女は別に引っ込み思案では無いが、だからと言って誰彼かまわずに声をかけられるほどのコミュニケーションお化けという訳でも無い。
自分と同じ様なタイプであれば出来ると思うが、今回登録したのはどちらも自分とは全く違うタイプである。
だからこそ、パーティーとして成立するのではある。
自分と同じ性格だけのパーティーなど面白くも何ともないかだ。
かと言ってもきっかけが無いとそれは困る。
そう言うプレイヤーのために用意されているのが、【出逢いイベントシステム】だ。
例えば、普段、声をかけられない様な人物でも同じハプニングやイベントを体験すると何となく仲良くなれたりする。
それを【強制的】に行おうと言うのである。
つまり、声をかけたい【キャラクター】をロックオンして、その【キャラクター】と共に【ハプニングイベント】を体験するのである。
そうなった場合、相性が悪いと判断されれば、相手キャラクターは逃げたりするが、息がピッタリと思う様な相手キャラクターだったら、協力して困難などに立ち向かい、それがきっかけで話が出来る様になると言うものである。
そう言う便利な【システム】も組み込まれている。




