第十三章18 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ファリナ・プルスフィリアチーム】16/RPG冒険3
【カトリナ・パーヴェルツィーク】は、【エルフの禁術使いカトリナ】のパラメーターの調整を終えて、冒険に入る。
【冒険】の【仲間】だが、やはり、【縁システム】が採用されており、誰が仲間になるか解らない状態になっている。
一応、自分の好みとして、1キャラ辺り、10の【単語】を登録している。
仲間になる【キャラクター】は、その10の【単語】を元に生成される。
なので、似たようなタイプの【キャラクター】が冒険中何名か現れるがどの【キャラクター】が仲間になるか解らない状態になっている。
それは実際の冒険にも言える事で、初めから【仲間】が解っているのは、【ゲーム】の中だけである。
実際の冒険では、出逢って、ある程度、気が合うと思ったら仲間になるし、反りが合わなかったら仲間だった者は離脱して行くだろう。
この作品を含む、【自動生成ボス型RPG】は【出逢い】を重要視している。
そのため、【仲間】となる【キャラクター】も交渉や取引などで、仲間にしたり敵対する事になるのだ。
そう言った意味では実際の冒険に近いものが採用されていると言って良いだろう。
【カトリナ】が知っているのは、【冒険初期メンバーの数】と【ラスボス討伐時のメンバーの数】である。
それは、最初の設定の時に、【仲間にしたいキャラクターの数】の分だけ、【10の単語】を【入力】しているため解る事だ。
実際の冒険でも仲間に出来る人数などは自分で決められるため、この制度が採用されている。
また、【最終パーティー】の人数も設定しているから、その人数に達しない内に、【ラスボス】に挑んでも100パーセント負けると言う事になっている。
【最終決戦】に挑む時の【人数】が決まっていると言う所も斬新な設定と言えるだろう。
こういった、通常の【RPG】にはあまり見られない部分が数多く見られるのが【ファリナ】の作った【新RPG】の特徴となっている。
ちなみに【カトリナ】が設定した、【冒険】を始められる【最低キャラクター数】が3名(【カトリナ】を含む)であり、【大ボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】が4名(【カトリナ】を含む)であり、【ラスボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】が6名(【カトリナ】を含む)である。
当然の事だが、【大ボス】や【ラスボス】のレベルは、【最低キャラクター数】によって上下する。
【キャラクター数】が増える程、難易度が上がり、少ないほど難易度が下がる設定になっている。
今作から、【大ボス】と【ラスボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】をある程度、選択出来る様になっている。
【大ボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】は3名から6名までとなっている。
【ラスボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】は4名から10名までとなっている。
当然の事だが、【大ボス】討伐開始時よりも【ラスボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】は増やさなくてはならない。
【ラスボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】が4名を選択出来るのは【大ボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】が3名の時だけであり、【ラスボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】が5名を選択出来るのは【大ボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】が3名か4名の時だけであり、【ラスボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】が6名を選択出来るのは【大ボス】討伐開始時の【最低キャラクター数】が3名か4名か5名の時だけである。




