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異世界召喚者は、超膨大な魔力をひた隠す。  作者: 鬼瓦
第1章 異世界召喚

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番外編⑥ 召喚前の記憶①

 俺の名前は、志賀崎(シバサキ) 光翼(コウスケ)、28歳、独身一人暮らしだ。

 

医薬品卸売業者に勤める会社員で、人使いの荒いブラック企業で安い給料でコキ使われている人畜無害の男だ。

 人と関わるのが苦手で遊びに行く友達も彼女も居ないが、別に困ってもいないし、寂しくも無い。

 今の時代、コンビニやインターネットのおかげで一人でも生活に困らないし、退屈もしない。

 

 人付き合いは適当に理由を付けて断われるけど、仕事上どうしても断れない要件もある。

 取引先の会社との宴会という名目の接待業務だ!

 俺1人が呼ばれる事はないが、部署毎に呼ばれ俺には人数調整で声が掛かる。

 これも給料の中に含まれるという事で、断る事が出来ない仕事だ!

 

 宴会における俺の仕事は黒子に徹する事だ。

 とにかく影の薄い男と思われる事で、トラブルに巻き込まれるリスクを少なくする。

 相手の会社と自分の会社の人達の雑用係りを進んでする事で、今まで問題なくやり過ごしている。

 女性への対応も仕事と思えば、嫌味にならないようにこなせるのが俺の特技だ!

 裏を返せば、俺に興味を示す女性がいないのか、俺が興味を示す女性に巡り合わないかのどちらか分からないが、極力会話の中に入らない様にしている為、誰も俺の存在を気にしない内に宴会はお開きになる。

 過去の宴会で、取引先の女性に手を出してクビになった社員の話しは俺は知っている。

 女性から誘惑しておいて、事が明るみに出ると男性側が一方的に責められ、女性側は被害者になる。

 確かに女性を騙したり暴力を振るう男性は存在する。

 理不尽ではあるが、根の優しい真面目な人間ほど損をする時代だ。

 だが生きて行くには要領よく仕事をこなさないと生活が出来ない。

 ブラック企業ではあるが、就職難のこのご時世で職を失う事は絶対に避けたい。 

 俺の持論だが、頭も仕事の要領も悪くても、身体が元気であれば一通りの問題は解決できると思っている。

 何事も上手くやりこなせるには体力・気力であり、健康が一番大事だ!

 健康でいる秘訣は、ズバリ免疫力を上げる事だ!

 免疫力を上げるには、睡眠・食事・運動・体温・ストレスに注意すれば免疫力は上がり病気になりにくい体になる。

 反対に改善できなければ免疫力は低下し、病気になりやすい体になってしまう。

 仕事上口には出せないが、自分自身は外科系以外の薬やサプリは極力飲まない様に心掛けている。

 薬を信用していないわけではないが、本来人間が持っている自然治癒力を信じている。

 お陰で体だだけは健康を維持出来ているが、ここで問題になるのがストレスだ!

 睡眠・食事・運動・体温の管理は自分次第で調整可能だが、ストレスだけは外部要因の影響をモロに受けてしまうので調整が非常に難しい。

 ストレスをためない方法として、嫌な事があった場合は自分に合った方法で発散をするしかない!

 発散方法は人それぞれで違うが、俺の場合は主にビデオ鑑賞とインターネットを活用している。

 周りの人達の顔色を窺わなくていいし、何を見ても何をしても文句を言われる事もない。 

 全て自己責任で行い、自分の発信には責任を持つというルールは守る。

 人を助ける・幸せにするための手段として活用するには賛成だが、ただ他人を非難したり抽象的に攻撃をする事はしてはいけない。

 俺はそんな世界には首を突っ込まない。

 ひたすら自己研鑽と自己満足の為に活用したい。

 ゲームの世界では異性と色んな事が出来るし、何をしても嫌われる事も嫌味を言われることもなく、ストレスが溜まらない祝福の時間だ!

 

 現実では到底出来ない夢の様なシチュエーションを体験出来るのが流行りで、今ハマっているのは自分のアバターを登録して遊べる体験型オンラインRPGゲームだ。

 俺のストレス解消方法は、ゲームの世界の中で現実では出来ない事を体験する事で、ストレスを発散させている。(裏を返せば、現実ではしたくてもする勇気がない小心者と自覚している。)

 男性特有の生理現象もこのゲームで発散できているので、俺には無くてはならない家宝の一つだ!

 実際このゲームに出会わなければ、犯罪に手を染めていたかも知れない。


 今日も仕事を早く済ませ、家に帰りたい。

 理由はオンラインRPGゲーム内で、ミニシナリオの出来るチケットが手に入るからだ!

 このゲームは本格的なRPGゲームで登録者も多い。

 中でも特別なシナリオをクリアーすると、チケットが貰える。

 仕事に差し支えの無い様に、就寝までの空いた時間をすべてネットゲームに割いている。

 それが~今日報われるのだ!

 このチケットの存在が、登録者の数に比例していると俺は勝手に思い込んでる。

 チケットの使い方は利用者の自由で、ゲーム内で課金しないと利用出来ないシステムや、現実の商品の購入や映画・コンサート・施設入館料等、ありとあらゆる物に使えるのがウリだそうだ。

  

 一日の仕事内容をパソコンに入力し、報告書を提出したら今日の仕事は終了だ!

 この作業だけは集中して出来るのに、上司からの書類作成の仕事は人の何倍も時間が掛かって怒られるのは何故だろう~別にワザとではないのだが、考えながら入力するとそうなるのは仕方がない事だ!

 ただ頼まれた事は一度も断った事はない。

 時間が掛かってもやり遂げているので、クビにはならない代わりに昇進もない。

 だが今の現状に満足はしているが、いつか自分が主人公になる夢を描いていた。

 

 

 

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