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僕はこの国が好きだ  作者: 花浅葱
No.5 滅亡へ向けて
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第8話 旧友との再会

酒井の能力変更。距離関係ない回復はチート。


恵比寿 能力主:酒井忠

物々交換・・・自分が持つものと価値の等しいものを交換することが可能。

五穀豊穣・・・1m以内にいる相手の傷を癒すことが可能。

大胆捕鯨・・・能力で作り出した鯨を呼び出すことが可能。


大黒天 能力主:北島栄

黒色憤怒・・・相手に破壊力のある攻撃をすることが可能。

時間停止・・・時間を数秒止めることが可能。再度使うには何回か呼吸を挟む必要がある。

傲慢荼羅・・・自分の体重よりも軽い物質を好きなように動かすことが可能。

強引強欲・・・自分から重力を引き出すことが可能。

妬鬱怠惰・・・相手の首を絞める。使っている間は心臓が止まる。


 

「北島達が、来たみたいだな...」

「あぁ!来たぞ!このまま妨害無しでも駄目だろ?どうする?」

「能力持ちを派遣するしか...ないだろ?」

「でも、こっちの世界に能力持ちの人間なんかいないぞ?今から創って間に合うか?」

「しょうがない...俺の”土人形”で代用するか...」

 国狭槌尊(くにさつちのみこと)はゆっくりと立ち上がる。そして、人間の形をした、土が現れた。まだ、顔や肉体の形はしっかりと出来上がっていない。

「どうする?」

「あ!面白いこと考えた!」

「なんだ?迦具土神(カグツチ)?」

「あの変態戦闘狂の遊戯に付き合わされた奴らの姿形に能力を完コピでいいんじゃない?」

「あぁ!それは面白そうだ!北島の驚く顔が見てみたい!」

「で、どうやってその情報は手に入れるんだ?」

「そんな情報くらい、私のカゲロウで余裕だ!えっと...40人以上いるぞ?どうする?」

「とりあえず...1番でいいだろ!」

「了解!じゃあ、カゲロウの情報を土人形に送るには...どうしたらいい?」

「ちょっと待ってくれ...」

 国狭槌尊(くにさつちのみこと)は少し目をつぶった後、指パッチンをする。


「これで出来るようにしたぞ!」

「おぉ!流石国狭槌尊(くにさつちのみこと)!」

「触れば、情報が送れる!」

「了解!」

 迦具土神(カグツチ)は人形の土に触れる。すると、土はどんどん人の形になっていく。


「よし!これで完成!」

 土人形は、着色されて、土にも人形にも見えない完璧な姿になっていた。その土人形は一人の少年の姿をしていた。


「こいつの名前は青山健治(あおやまけんじ)!能力名は|指揮者だ!」


 |演奏 能力主:青山健治

 多重共鳴(オーケストラ)・・・周りの生物を小規模に爆発させることが可能。

 絶対音感・・・7秒先の未来を見ることが可能。5分に1回使用可能。

 波長操作・・・音の波を変更することが可能。

 英雄の凱旋(トランペット)・・・空間に穴を作り出し、そこから音を出すことが可能。

 音の斬撃(エレキギター)・・・爪から斬撃を放つことが可能。

 満月の夜(サックス)・・・自分の半径10mを暗闇にすることが可能。

 千里馬タップ(ハープ)・・・自分の脚力をあげることが可能。

 鎮魂歌・・・自分が死ぬときに相手も道連れにすることが可能。


「それじゃ!行って来い!」


 ***


「北島?こっちの方向であってるのか?」

 僕達の周りの景色は変わらない。いつまでも、同じ景色が繰り広げられている。一体どこまで広がっているのだろう。


 ”ザッザッ”


「誰だ!」

 僕達は振り向く。そこには、見覚えのある少年がいた。

「おい!北島!俺だよ!俺!青山だよ!」

「青...山?どうして...ここに?」

「いやぁ...千葉と戦ってたら...神様に捕まって...ねぇ?」

「生きて...いたんだな?青山...あぁ...会いたかった...」

 僕の目から涙が溢れる。あの遊戯では溢れることのなかった仲間との再会の涙を流す。

「死なないで...よかった...ずっと...待っていたんだからな...俺は!」

「青山!青山ぁ!」

「北島...満月の夜(サックス)!」

「え...」


 僕の目の前は真っ暗になる。何も見えない。どこに。どこにいるんだ。青山は。

「おい!青山!何をして...」

音の斬撃(エレキギター)!」

「止まれ!」


 ”ドゥゥゥン”


 空気が揺れる音がする。僕は”時間停止”で時を止めた。時を止めたこの世界で動けるのは、光と、空気と僕だけだ。僕は急いで暗闇から抜ける。


 ”パチンッ”


 空気が弾ける音がする。時がまた流れ始める。先程まで僕がいたところを音の斬撃(エレキギター)は通り過ぎて行く。

「クソッ!なんで避けるんだよ!」

「青山!何してるんだよ!何で...何で俺に攻撃をするんだよ!」

「何でって...お前が...お前が敵だからさ!」

「なっ...敵だって?」

「あぁ!敵だ!お前のことを殺すのが任務なんだよ!だから...死ね!波長操作!」

 その後、青山は口をパクパクと動かす。すると、僕の目の前には暗闇が現れる。避けなければ。


 ”ヒュー”


 右から音が聞こえる。わかりやすい。暗闇でもこんなの避けることができる。僕は左に避けた。


「あう...」


 ”バタッ”


 僕はその場に倒れた。腹に、腹に大きな引っかき傷がある。そこから、血がドクドクと流れる。


「ははっ!はは!残念だったね!北島!少し頭を使いなよ!」

 僕の目の前から暗闇は消える。そういうことか。僕は少し気が緩んでいた。


 ***


 青山は、まず波長操作で、自分の声を常人には聞こえないほどのHzに変えた。これで、声は聞かれない。

 そして、満月の夜(サックス)を使う。こえで、北島は暗闇の中に入っていったのだ。

 その上に、音の斬撃(エレキギター)を北島がいる位置から少し左に撃つ。最後に、右に英雄の凱旋(トランペット)を設置して、ダミーの音を流したら完成だ。


 しっかり、北島はこの罠にハマってくれた。目の前で愚かにも倒れている。


 ***


「北島!残念だったな!お前は...ここで...死ぬ!」


 ”ザッパァーン”


 なんの音だ。波のような音が聞こえる。だが、僕は動けない。


「おっと!危ない!危ない!僕、未来見えるんだよ!」

「なっ...クソッ!」


 酒井は大胆捕鯨で鯨を地面から呼び出した。そして、青山の頭上からかぶりつかせる作戦だった。


 だが、青山は”絶対音感”を使っていたので、避けられてしまった。

*補足*

2年3組1番 青山健治

神との遊戯の戦いで同じクラスメートで敵の千葉との戦いで善戦するも、命を落としてしまった。

死亡する瞬間を、北島は見ていなかった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 神がいる。 敵と味方を問わず、クズ率の多いこと。 主人公が盾で戦う、あの小説を思い出します。 影響、を受けたのかな。 ちなみに僕は好きです。
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