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僕はこの国が好きだ  作者: 花浅葱
No.5 滅亡へ向けて
19/44

第19話 爆発と洗脳と

 

 ───場所は、千葉の鴨川。


 ここに、『福禄寿』と『寿老人』の能力を持つ少年が2人いる。


「お前は...何者だ?」

「私は赤木梨優!あなた達の敵よ!」

「なっ...」


 ***


 俺の目の前に赤木梨優と名乗る同年代位の女性がいる。俺の名前は皐月真嗣(さつきしんじ)だ。

 そして、俺の隣にいる、親友で『寿老人』の能力を持っているのは鼓源平(つづみげんぺい)である。

「敵って...なんだよ?」

「そのままよ!あなた達は『福禄寿』と『寿老人』の能力を持っている!だから、私達の敵なの!まぁ、能力を与えたのも私達なんだけどね?」

 赤木は可愛く舌を出す。

「敵...なら...お前を殺していいのか?」

「えぇ!いいわよ!私もあなたを殺すけど...ね?」

 赤木は妖艶な瞳をこちらに向ける。背中が少しゾワリとする。

「鼓...あいつ...殺すのか?」

「な訳...殺しなんてよくないだろう?」

「そうだよな...捕まえて捕虜にしよう!」

 俺はニヤリと笑う。


「赤木...だっけか?残念だったな...」

 俺は右手で銃の形を作る。人差し指は赤木の方向を向いている。

「俺の極真珠砲は溜まっているんだよ!」

 俺の右の人差し指からビームが発射される。


 ”ビーン”


 ビームは赤木の胸をしっかりと貫いた。赤木のTシャツには内側から紅の色をした液体が流れシミができている。

「赤木...お前の負けだよ...」


 ”バタッ”


 赤木はその場に倒れる。


 福禄寿 能力主:皐月真嗣

 極真珠砲・・・10秒動きを止めチャージをすると破壊力のあるビームを撃てる。体のどこからでも発射可能。

 飛鳥落下・・・自分の右手人差し指から少し硬い弾を撃つことが可能。

 栄養補給・・・自他に必要な栄養を分け与えることが可能。

 美化石化・・・10秒目と目があった相手を石化させることが可能。


 寿老人 鼓源平

 巨人兵士・・・自分の体を最大で5倍まで大きくすることが可能。

 冷凍灼熱・・・9000℃を超える炎を一点に放つことが可能。

 半死半生・・・3度生き返ることが可能。


「おいおい...殺すなと言っただろ?神に逆らっている...反逆だ!人間としての道理を...」

「あーはいはい!そう言うのいいから!」

 俺は鼓を押しのけて赤木に近づく。

「それにしても、このビーム...破壊力すごいよなぁ...」

 俺は赤木の傷口を見る。その際に胸を触ったがほとんど無かった。やっぱり、巨乳じゃないと駄目だよな。

「死んでるわ!」

「おい!皐月!そこから離───」



 ”ドォォォォォォォォォン”



 俺の視界は白くなる。当たり全てが真っ白だ。きれいだn



 ***


 皐月と鼓は目覚める。


「おはよう。二人とも?」

「なっ...」

 俺の前で、赤木が何事もなかったのように立っている。

「なんで生きてるんだよ!俺は...お前の胸を撃って殺したはずだろ?」

「えぇ...そうねぇ...でも、大丈夫だったみたい?」

「なっ、そんなことある訳...」

 俺は赤木が能力持ちであることを考える。俺たちに能力を与えた者達が能力を持っていない方が考えにくい。

「どうしたのかしら?そんな顔して?」

「お前の殺し方を...考えてたんだよ...」

 白い光にまとわれたら生き返るのだろう。なら、白い光にさえ気をつけておけば、いいだろう。


 俺はさっき、極真珠砲を撃ったときと同じポーズをする。

「鼓...白い光に気をつけろよ?」

「おかしい。おかしいよ」

「どうした?」

「もしかして...」

 鼓は何かを考えている。

「極真珠砲、発射!」

「駄目だ!皐月!赤木を殺すな!」

「なっ!」

 俺は鼓の声を聞いてビームを止める。だが、遅かった。


 "バタッ"


 赤木は先程と同じ胸を撃たれて倒れている。

「逃げるぞ!皐月!」

「あ、あぁ!でも、なんで?」

「さっきの白い光は爆発なんだよ!」

「なっ...爆発?」

「あぁ!死体が爆発するんだ!殺しちゃならない!爆発が起こるし人間の道理に背く!」

「いいから、逃げるぞ!生きていたいなら!」


 その瞬間、体に寒気がする。何かが体の中に入ってくるかのような憎悪を感じる。自分の内なる部分を誰かに貪られるような気持ち悪い感触を味わう。肉体の中に入るような感覚なんかではない。精神の中に入ってくるのだ。心の中に入ってくるのだ。


「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!」

 オレの心の真ん中に赤木の顔が出てくる。そして───














 死になさい皐月真嗣は。殺しなさい鼓源平を。

 死になさい皐月真嗣は。殺しなさい鼓源平を。

 死になさい皐月真嗣は。殺しなさい鼓源平を。

 死になさい皐月真嗣は。殺しなさい鼓源平を。

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 死になさい皐月真嗣は。殺しなさい鼓源平を。

 死になさい皐月真嗣は。殺しなさい鼓源平を。



「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 ”バキュン”


「んぁ...」


 ”バキュン”



 ”バタッ”



 ***


 皐月と鼓はまた目覚める。

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― 新着の感想 ―
[一言] ヤバイヤバイヤバイヤバイwwwww 僕はこのクラスが好きだの、あの回を思い出しました。素数、でしたっけ。 いいと思います。怖いww
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