表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
機動女神エターナル・レッド ケモ耳ニャン子は俺の女神様?  作者: さば・ノーブ
第2章 ブルーブラッド
52/144

妖(あやかし)の少女 その3

京香先輩の元へと来た俺達。


彼女がなぜ現れたのかを知るために。

だが、知らされた事実はあまりに・・・

事前に春香さんから話が伝わっている筈だから、俺達は京香先輩のシフト明けまで待つ事にした。


ゆっくり話をしたいと思うから、先輩から連絡が来るのを持っていたんだ。




「ねぇゆー兄ぃ、春香から訊いたんだけど。

 京香お姉さん達の学生時代に事件が起きたって言ってたよ」


店の裏で待つ間、萌が仕入れた情報を聞くことになった。


「事件?どんな」


スマホを取り出した萌が、事件のあらましを教えてくれる。


「えっとね。

 春香の情報では京香お姉さんのクラスで行方不明事件が起きたそうなの。

 その行方不明者ってのが、お姉さんの友達だったらしいんだ」


「先輩の友達が行方不明になった?聞いていないなぁ」


明るく振舞う京香先輩の過去に、そんな事件があったなんて。


「それだけじゃないらしいんだけど、春香にもそれ以上話さなかったんだって」


「そっか・・・曰く有り気な話だな」


事件と京香先輩がどう関わっていたのか。

行方不明になった友達との間に、何かあったのだろうか。


「行方不明者は見つかっていニャいニョか?」


今迄黙って聞き耳を立てていたアリシアが訊ねて来た。


「4年前に起きた行方不明事件と、茶髪の彼女とは関りがあるニョだろうか」


そう・・・それなんだ。

俺が引っ掛かっているのは京香先輩の友達と、今日現れた少女が同一人物な気がしたんだ。

行方不明になった先輩の友達が、突然現れた・・・俺達の前に。


でも、なぜ俺達の前に現れたんだ?

彼女が会わなきゃならないのは俺達より京香先輩なのではないのか?


それに引っ掛かっているのはもう一つある。

どうして俺が最初に逢った時の記憶をとどめていないのか。

なぜ俺の徒名を呼んでいたのか・・・だ。


「行方不明者は未だに発見されていないのなら。

 もう4年も経っているとしたら・・・絶望的ですよね普通なら」


アリシアの問いかけを受けて、雪華さんが溢したのは現実世界での常識的発想。


「でも、彼女が時間の概念を覆す存在だったのなら、不自然じゃぁないと思います」


氷結の異能を身に宿す、雪華さんらしい解答だと言える。


「そうニャ。もしも彼女が意図して時空の狭間に居るのならニャ」


アリシアは彼女が自ら行方を晦ました可能性を言って除けた。


「どうしてよ?なぜ自分から隠れなきゃならないのよ?」


萌には飲み込めないみたいだ。

彼女に何が起きて、どうしてそうなっているのかなんて、分からない方が普通だよな。


「その辺の事情が掴めるかは、京香先輩にかかっているな」


俺には京香先輩と行方不明になってる友達との因果に尽きるような気がしていた。



掴んだ情報は、彼女と本当に関わりがあるのか?

その答えを知る人が俺達の前に来た。


「トッポイボーヤ君。アイツが現れたとでも言うのか」


京香先輩は俺達の会話を物陰から聴いていたみたいだ。


「もう覚えている奴も少なくなったのにな。

 アイツ・・・奥宮おくみや らんのことなんて」


物陰から出て来た京香先輩が、行方不明になっている友の名を教えてくれた。


「先輩の友人だったと訊いたんですけど?」


あまり差し障りがあるのなら、訊かない方がいいかも知れないけど。

俺の徒名を知る少女が先輩の友人なのかを知りたくて。


「俺の徒名を呼んできたから、どう関りがあるのかを知りたいんです」


先輩の友達だとしたら、なぜ俺を知っているのか。

もしかしたら俺の知らない内に関りがあったのかもしれないから。


「ふふっ、相変わらずトッポイ子だね君は」


大人の余裕なんだろうか?京香先輩は俺に笑みを返すと。


「先ずは君が観た子を教えてくれなければ、返事のしようもないぞ」


そうだった。

先輩が観た訳じゃないんだから、確実に先輩と関わりのある人だとは断言できないよな。


「すみません先輩。

 俺が観たのは茶髪でおとなしそうな子でした。

 紅いリボンを左サイドテールに結わえて、春香さん曰く旧制服を着ていました」


「ふむ・・・茶髪でサイドテールな子か。

 他に目立った特徴はなかったのか?」


目立った特徴と言われて、昼間に観た子を思い出すんだが。


「そうですね・・・身長は萌と同じくらいでしたが・・・」


これと言って思いつかなかったんだ。

萌を振り返って背の高さを教えるくらいしか・・・ね。


「そう言えば・・・左の頬に泣き黒子ほくろがありましたよ」


雪華さんが気付いた特徴を知らせてくれた。


「左に・・・泣き黒子・・・そうか」


京香先輩の顔に翳が現れる。


「間違いないだろう・・・そいつはらんだ」


先輩の口から知らされたんだ。

俺の思った通り、彼女は行方不明になっている子なんだと。


「そうですか・・・やっぱり」


春香さんが教えてくれた旧制服の少女に纏わる事実。

そして今、京香先輩に因って確認が取れた。


でも・・・なぜ俺に関りがあるんだ?


「先輩、どうして俺達の前に現れたのでしょう?

 それにどうして俺の事を知っているのでしょう?」


続けざまに訊ねてみた、知りたい事を。


「トッポイボーヤ君には覚えがないと言うんだな?」


「はい、覚えが無いから訊いているんです」


確信を以って答えたんだ先輩へ。



そしたら・・・イキナリ?!




  メキョ!



京香先輩の右フックが鳩尾へ炸裂した・・・んだが?!



「ガハッ?!」


息が詰まる・・・萌のパンチなんて比ではない痛烈さだ。


「京香お姉さん、なにするの?!」


萌が驚いて訊き質すんだが。


「ユージ君にお灸を据えたの」


「ゴホゲホ?!どうして殴られたのかが分からないんですけど?!」


俺には身に覚えのない鉄拳制裁だったんですが?!


「時間が経っているとはいえ、あの子に悪いと思わなのかね君は!」


反対に怒られちゃったよ?


「君があの子を覚えていないなんて、有り得ないし!

 嵐が行方不明になっている原因を造ったのは君の筈だぞ?」


「はいぃっ?!どういうこと・・・」




 メキョ!!



二発目のボディーブローを喰らった・・・


「・・・教えてくださいぃ~~」


「本当に覚えていないのか?!」


突っ込まれても、返事をするのが怖いんですぅ。


「嵐はお前に救われたんだぞ?

 そのお前が嵐を行方不明に追い込んだんだろうが!」


「ひいいぃッ?!訳を詳しくぅ~プリィズゥ!」


掴みかかる京香先輩を宥めようとしたんだけど、更に悪化させてしまったようだ。


「マッタク・・・健忘症にも程がある。

 善かろう、思い出す迄じっくり聞いているが良い」


京香先輩は怒りを鎮めると、昔話を話し始めてくれる。


「あれは今から4年も前。

 忘れもしない月夜の晩の話だ・・・」


行方不明になった奥宮おくみや らんという少女に纏わる事件。


それは・・・





東雲高校に通う女子高生、奥宮 嵐が大牧 京香に零した。


「最近誰かに狙われているの」


心細げに友人に話す少女は<誰か>が、どんな奴なのかを教えて来る。


「影に潜んで私を観ているの・・・まるで獲物を狙うみたいに」


茶髪の少女は怯えていた。

影の中から狙われているのを防げないからだ。


「しかも、段々と身近に迫って来ているのよ。

 もしかしたら今日あたり・・・襲われちゃうかもしれない」


怯える少女を励ます為に、京香は胸を叩いて宣言した。


「宜しい!合気道師範代の私が付き添ってやろうではないか!」


合気道部のエースである京香が嵐を安心させようと言ってのけた。

家路についた二人が街角の路地を過ぎようとしていた時だった。


突然路地の中から怪しい手が伸びて来ると、嵐を捕まえたのだ。

陰から延びて来た手に捕まった嵐を助けようとした京香だったが、自慢の合気道も歯がたたなかった。

手は何本も現れ、嵐を闇に引きずり込もうとしていたのだ。


「助けて!京香」


友人の叫びにもどうする事も出来なくて、京香は助けを叫ぶより他は無かった。


「誰か!嵐を助けてくれよ!」


必死の叫びにも応答は返って来ない・・・のだったが。


「え~もぉ~ッ!ルール違反だろうが!こんな現実離れしてるのなんて!」


地団太踏んで、京香が叫んだ時だった。


「俺の宝を呼んだか?」


どうしてそこに居るのかが分らないが、少年が独りで睨みつけていた。


「俺の禁忌に触れるのは誰?」


金髪の少年が蒼い目で闇を睨んでいた。


「俺のモエルがそこに居るのか?」


「はいぃ?モエル?」


京香は少年が何を言っているのかが分らなかったのだが。


「燃えるかどうかは知らないけど、君は誰なんだ?」


蒼い瞳の少年から発せられる威圧感に、京香は不思議な感覚を覚えた。


「この子なら救ってくれるような気がする」


異次元の闇から襲われている友達を救えるのは、この子しか居ないとまで思えてしまう。


「モエルなのかは知らないけど、闇に襲われている嵐を助けて!」


思わず少年に向けて手を挿し伸ばしてしまった。

友達を救ってくれと・・・頼んでしまったのだ。


「そうか・・・善かろう。君は手を出してはならない」


金髪の少年が右手を指し伸ばすと、




 ギュルルルッ!




その手に光が集い、一振りの剣が現れ出た。

黄金の柄、王銀の鍔・・・そして蒼き両刃が。



「闇の者よ、ユージニアスが王者の剣を喰らうが良い!」



少年は剣を上段に構えるや否や。


審判ジャッジメント!」


陰諸共、怪しい者を一刀の下に打ち砕いた。


「ああ?!嵐ッ?」


陰を破った少年の剣は、捕まえられていた嵐をも切り裂いたかのように見えた。


「キャ?!コ~~~ンッ!」


陰から吹き飛ばされた嵐が倒れてしまった。

京香は吹き飛ばされた少女が嵐だとは思えなくなっていた。

その訳は・・・


「どうやら君は異能者スタントだったようだな・・・」


金髪の少年は現れ出た少女に声を掛けた。


「その尾を観れば分かる。

 古来から存在した狐族の一員だったみたいだな」


京香の前に倒れた嵐・・・だった狐の眷属。

古来、日本に居続けたと言われる妖狐。

モフモフの二本の尻尾がそれを表してもいた。


「私の剣は審判を下す。

 闇を切り裂き邪を滅ぼす能力があるのだが、君はよこしまではないようだ」


「う、うう・・・私が狐?嘘」


気が付いた嵐は自身の変化に戸惑っている。

京香は、俄かには信じがたい光景を目の当たりにして。


「嵐・・・本当に嵐なのか?」


友だった妖狐に訊ねるのだが。


「お願い観ないでよ京香。私も信じたくない」


涙をこぼす妖狐が蹲って答えると。


「君は風の異能を持っているな。

 それに時空の狭間に身を隠す術も持っている筈だ。

 まだ未熟なれど敵から身を隠すだけの方法を心得ている筈だぞ」


金髪の少年が剣を突きつけて教える。


「妖狐よ、俺を信じるのなら身を隠せ。

 時が満ちれば解放される。時が来ればエモルの法術で解き放たれるのだ。

 俺が約束しよう、君から因縁を解き放つと・・・な」


嵐だった妖狐は少年を見詰めて。


「あなたの名は?今ユージニアスと名乗られましたけど?」


「如何にも。俺はユージニアス・・・勇者剣士ブレイヴナイトだ」


金髪の少年が剣を修めて名乗った。


「俺は宝を抱いてはいないから覚醒してはいない。

 俺が目覚めれば逢いに来るが良い・・・その時には解放してやろう。

 妖狐よ、覚えておくが良い・・・」


剣を修めた少年が約束した。

目覚めた暁には、妖狐から解放してくれると。

嵐は少年の約束を信じようと思った事だろう。

圧倒的な力を感じ、自分を闇から助けてくれたのだから。


「ユージニアス様・・・お約束します」


妖狐は頭を垂れて誓った。

そして友である京香へ向けて話したのだ。


「京香・・・また逢えるから。

 私に約束された勇者剣士様のお言葉を信じて・・・隠れているわ」


京香へと別れの挨拶を残した妖狐。


「でも、もしも京香達に闇が迫るのなら。

 私は現界して護ろうと思うの。

 もしも大切な人達に邪なる奴が襲うというのなら、現界して護るわ」


それが妖狐になった嵐の誓いであり願いでもあった。


「それともう一つある。

 もしもユージニアス様がお出でになられたら・・・逢いたい」


金髪の少年を模ったユージニアスを目に焼き付けて、嵐は願った。


「もし、少年の姿のままならユー君って呼びたいな。

 もし私が今の姿のままなら、ゆー君って呼んでみたい」


助けてくれた少年を心に抱いて、妖狐は時空の狭間に隠れ潜む。


「待てよ嵐!行ってしまうのか?」


京香は友を呼び止めたが、


「どこにも行かないわ。ずっと時が満ちるのを待っているから」


妖狐になった嵐は傍に潜んでいると言った。


「必ず・・・ゆー君が来てくれる。信じているの」



そう・・・時が満ちれば。


少年が秘宝を手にすれば。


勇者剣士(ブレイヴナイトが目覚めれば解放されると信じたのだから。




勇者剣士は確かに目覚めようとしていた。


彼の宝である<モエル>を感じているのだから。



古からの宿命を果さんとして・・・








京香の思い出話は終わった。


「それが彼女との最後。そこで嵐は隠れている筈なのよ」


京香先輩は<そこ>と言ったんだ。

それがどこだって言うのかは分かった気がする。


時空の狭間・・・時間ときの無い世界。


だから彼女は昔の姿のままで居るんだ。


「それにしてもゆー兄ぃ。昔から問題児だったんだね」


「覚えてないんだよなぁ・・・マジで」


俺に宿る勇者剣士ユージニアスが現界したら、俺の意識は消えちまうんだ。


と・・・いうことはだな。


「今朝、俺は勇者剣士に成っていたのか?」


と、いうことだろうな・・・多分。


なぜそうなったのかは、らんという名の少女に訊かざるを得ないけど。


「どうして今になって現れたんだろう?」


萌が小首を傾げて考えているんだけど、思いつかないようだ。

彼女が言い残した言葉を思い出してみたら良いんだ。


京香先輩は普段よりもずっと真剣な面持ちになって夜空を見上げている。

俺が考えた通りの事を想っているのかな。


「俺の前に現れた・・・つまり勇者剣士に逢いに来た」


「ふむ・・・と言う事は?」


萌・・・少しは考えろよ。


「解放されるのを願ってニャか?」


ニャン子も考えろ。


「いいえ。妖狐じゃない姿を見せたのですよ?

 きっと大切な何かをやらねばならないと思ったのでは?」


流石、雪華さんだけの事はある。


「そうだよ。

 嵐って子は約束を果しに現界したんだと思う」


時の狭間に隠れている場合ではないと判断したのだろう。


「きっと、京香先輩を護ろうと考えたんだと思う」


なぜ・・・なのかって?


「この<びっくりモンキー>にやって来ようとしているからさ。

 邪な奴等が・・・ドアクダーの奴等が来るんだよ」


そう。

昨日俺達が図った事によって・・・ね。


黒のカードを使って居場所を教えたから。

敵はもう、手を打って来やがったんだろう。


それを察知した嵐さんが、俺に頼みに来た・・・ってのが正解なんじゃないかな?

いいや、俺じゃなくてユージニアスへと。


「でも・・・断られた?

 だから何度も現界して俺に話そうとしていた?」


彼女が俯き加減で俺を観ていた理由が分ったよ。

勇者剣士に断られたから、今度はアルジのユージに頼もうとしているのか。


俺はアリシアと雪華さんを垣間見る。

二人の異能を以ってすれば、ドアクダーには負けないだろう。


だけど、今イキナリ襲われたら・・・


「しまった。

 こうだと分かっていたら機動ポッドを装備させておくんだった」


相手の実力が分らない今、最大の戦闘力を誇る少女を呼び出せないのは痛い。


「アリシア!今直ぐ家に帰って機動ポッドを装備してくれ!」


もしかすると今にも戦闘になるかもしれなかったから。

俺に出来たのは命じるだけだった。


「ウニャ?!せ、戦闘ニャか?!」


今迄ののんびりムードが打ち壊された。


「そうだ!もしかすると今晩にも襲撃されるかもしれないんだ」


そう。


俺は焦っていたんだ。

嵐さんが予言してくれていたのに気が付かなかったもどかしさに。


きっと時空の狭間で嵐さんも同じ気持ちだと思うから。


アリシアが踵を返して家に走り始めた。


「雪華さんは結界の準備を!

 敵はいつ襲って来るか分からないから!」


氷結のセッカにアルジとして命じた。

初めて魔法士の主として戦闘を予告したんだ。


「わ、分かりました!

 セッカさん、聞こえましたよね?!」


身体に宿るもう一人のセッカに、雪華さんが質したんだ。

俺の手に秘められた契約印あおきたまに呪法が描かれる。


「いつでも良いって言ってます!」


よし、一応の態勢を整えられたかな?


「萌!京香先輩は俺の後ろに付いていて!」


「う、うんゆー兄ぃ」


萌は直ぐに事態を弁えた。


「トッポイボーヤ君、私を誰だと思っているの」


京香先輩は戦闘なんて経験が無いから訊いちゃくれない・・・分かってたけど。


「もしかしたら、京香先輩も撒き込んじまうかもしれません。

 異世界の・・・異星人の来襲ってものをね」


ドアクダーの戦闘が人間にとってどれ程危険なのかを教える暇なんて今はない。

なぜ俺がそう思えるのかは、独りの少女を観たからだ。


「アリシア・・・間に合ってくれよ」


機動ポッドを取りに戻したニャン子へ願いを託した。


そう・・・彼女が来たから。


白い旧制服を着た・・・嵐さんが立っていたからだ。



「ゆー君・・・」


彼女は俺を呼んだ。


俺を呼びながらも見当外れな方を睨んで。



それが何を意味しているのか・・・言われなくたって分るよ。



「ゆー君・・・来たわ」



そう・・・闘いが始まろうとしているぐらいは・・・ね!

いきなりですか?

早速にも現れやがったんですね、ドアクダーさんが?!


さぁ異能の戦士よ、闘うのです!

旋風の嵐よ、その異能でドアクダーを倒すのだ!


・・・って?アリシアはどうしたの?


次回 嵐の夜 その1

彼女は古の衣装を纏って現界するッ!戦闘はいきなりだった!!間に合うのかニャン子よ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ