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機動女神エターナル・レッド ケモ耳ニャン子は俺の女神様?  作者: さば・ノーブ
邂逅の章 堕ちて来たのはニャン子?!
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機動少女アリシア その2

闘い終えたら・・・損な子だったか。


ユージはアリシアへ話すのか?

何が起きたのか・・・と。


俺に詳しい説明を求めて来るのは・・・




「気が付いたら原住民の子供達に悪戯されてたニャ~~~!」


アリシアが吠えるのも致し方ない。

俺の目の前に居るニャン子なアリシアは、とうの昔に着替えていたんだ。


「泥だらけにされるニャんて!

 どうして放置してたんニャァっ?!」


うむ・・・あれは・・・面白かった。


俺が賢者タイムに突入している傍で、萌がくすくす笑いを堪えている。




戦闘が一瞬で決まった後だ。

異星人が貼った結界みたいな異空間が消えちまったんだ。


消えたと思ったら、瞬く間に現実世界へ戻っていた・・・のは、良いのだが。


「あれは・・・不可抗力だぞアリシア。

 俺も停める暇も無かったんだからな、気が付いた時には悪ガキ達が群がっていたんだから」


「でもニャでもニャ、途中からでも助けるのが仲間という奴ニャぞ?」


ケモ耳をコスプレの道具だと思い込んだ少年少女達に弄ばれていたアリシア。

不思議な服装が、それに輪をかけてしまったのだろうか。

気を失ったように眠っていたアリシア。


そして、悪ガキ共は・・・こともあろうに・・・アリシアの尻尾を引っ張りやがった。


着けられたコスプレ道具だと思い込んでいたのだろう。

引っ張れば取れると思ったのかもしれない。


思いっきり引っ張られたアリシアは、地面を引き摺られる事態となったんだ。


紅い服も円環も・・・地面とキスした貌さえも。


泥んこになってしまったんだ・・・よ?


思わず停めるのも忘れて笑っちまったのは、内緒だぜ?



「何を言うんだアリシア。俺はきっちりと助けたじゃないか。

 泥んこになっても寝ているのを、悪ガキから助けたんだぜ?」


「そうニャぁ~?それにしては笑っていなかったニャか?」


・・・そう言う処だけ、しっかり覚えてるのかよ?


「まぁまぁアリシア。ゆー兄ぃも気が動転した後だったからさ、許してよね」


噛み殺した笑いを口には出さずに、萌が仲を採ってくれた。


「それニャ!

 どうして気が動転したニョかを教えるニャ!」


自分も判らない変身後の話を聞かせろって、ニャン子が煩く訊くんだよ。


「だからぁ~っ、ゆー兄ぃの言った通り。

 強烈な音や光で、アタシ達も気絶しちゃったの!」


確かに萌の言う通りだ。

猛烈な爆音の嵐が襲いかかって、何が何だか分からなくなっちまったんだ。


一つだけ萌が間違っているのは、萌は気絶したが俺は観ていたんだってことぐらいかな。


そうさ、もう一人のアリシアを。

もう一人の機動少女(アリシア)が、ドアクダーをぶっ飛ばすのをね。



「そうニャ~?じゃぁじゃぁ、誰も何が起きたかを知らないニャか?」


残念がるアリシアに、一つだけ言わなきゃならない。

いや、言い足さなきゃいけない。


「ニャン子なアリシアとは別人だったよ。機動少女アリシアは」


「ふニャ?別人ニャ?」


ふと、齎された言葉に反応するアリシア。


「別人とはどんな者ニャ?」


興味を惹いたのは間違いない。

俺は別人のアリシアから頼まれていたんだ。

ニャン子なアリシアに教えて欲しいのだとね。


「そうだなぁ~、敢えて言えば・・・」


「ごくッ?!敢えて言えばニャ?」


固唾を呑んで、俺がどう言うのかと身構えるアリシア。

いつになく真剣なアリシアの顔を見た俺は、素直に言えなくなっちまう。


「・・・ぼん・・・きゅ・・・ぼん・・・だった」


「ボンと旧正月と盆暮れが・・・何か意味があるニョか?」


・・・どっから仕入れたんだ、その情報?

俺は躰の事を揶揄したつもりなのに、そう来るとは思わなんだ。


「ゆー兄ぃのエッチ・・・」


ジト目で萌に突っ込まれるのも、想定外だW



「いや、違うんだ二人共。

 俺が言いたかったのは、機動少女のユニフォームを言ってるんだぜ?

 アリシアは知らないだろうけど、変身したら服まで変わったんだって言いたかったんだ」


嘘つけっと、萌の眼が痛いが気にしちゃぁいけない。


「服装がニャ?どんな服装になったンニャ?」


あ・・・しまった、墓穴を踏んだ。


「そ、それはだな。

 ・・・萌君、説明プリーズ」


俺から言ったら、絶対変質者扱いされる。

間違いない!絶対弩スケベな奴だと思われちまう。

それは高校生にとっての致命傷になるぜ?回避しなければ!


「あたしィ~言葉が見つからないの~(棒)」


ぎゃぁッ?!萌が拒否りやがった?!


「確かぁ~アタシは観ちゃったけどぉ~。

 その後で気絶しちゃったから覚えてないのぉ~(巨大棒)」


嘘つけ・・・・覚えてるから(棒)(棒)言ってるんだろ~が!


「アタシがぁ~ゆー兄ぃの眼を塞ぐ前にぃ~観ていたと思うんだよね~(∞棒)」


・・・あああ、そこまで言ったら、勘の悪いアリシアにも分っちまう?!


「あ、あのだなアリシア。

 咄嗟に隠された萌の手で、俺は何も観ちゃいないんだぞ」


悪あがきを打ってみた・・・駄目だとは思うけど。


「そうニャ~?アルジのユージは観ていニャいのか」


え・・・・?!マジで?そう思うのか?


「観ていニャいのなら・・・聞くだけ無駄ニャ」


ホント?!そう思うのか??



ほっとする俺に対して、萌がくすくす笑うと。


「ニャン子なアリシアとは似ても似つかない綺麗な人だったわ」


言ってはならない一言を溢しやがった。


「ニャンと?!萌たんは気絶しながらも観ていたニョか?」


「あ・・・?!えっと・・・あははは~」


自爆したようだね萌君。


「アルジのユージを目隠ししたのニャら。

 萌たんは観たんだニョ?見ていて教えてくれないニョか?」


「う・・・そ、それは?!」


ほらみろ萌、言い出しっぺが説明してくれよな。


「教えるわよ、教えたら良いんでしょ?!」


「そうニャ」


ズイズイ来るニャン子アリシアに、たじたじな萌。


「耳をかっぽじって聞きなさい!

 機動少女アリシアは、長い赤毛で深緑の眼をしていたわ」


・・・観たまんまかよ、萌。


「頭にはケモ耳型の何かの装置が付いていて、肩にはショルダーガードが施されていたわ」


「ふむふむ・・・え?」


黙って聞いていたアリシアが、何かに気が付いたようだ。


「そして・・・ここからが問題なのよね。

 首元にチョーカーを着け、大きな胸を強調するアラレモナイレオタードを纏っていたわ。

 あれが機動少女の装備だとしたら、男にはご褒美になっちゃうわね~」


「そうニャァ~っ?ご褒美・・・ニャ?」


小首を傾げるニャン子なアリシア。

萌が遠い言い回しで教えているのは、


「機動少女アリシアは、ボインで悩殺する痴女よ!」


・・・そこまで言うのか萌?


「そうニャ~・・・変身したらそんな装備ニャか?

 まるで保安官様みたいニャンだけどニャ~」


あれ?動じないのアリシア?


「レミュウス様のお姿もそんな感じだったニャ~。

 保安官であられる機動女神様の変身後みたいニャけど。

 アタシは見習いの新米だからニャ~、身分不相応ニャ」


動じるも動じないも、アリシアが落ち込んじゃったけど?


「萌たんが観たというアリシアは、確かに別人ニャ。

 アタシが女神級の魔闘衣を纏えれる筈がニャいから・・・」


あらら・・・落ち込むを越えてしょげちゃった?!



言いだっしっぺの萌も、あまりに気の毒に感じたのか。


「あ、ほら。

 馬子も衣装って言うじゃない。

 アリシアだって着たら似合うかもよ?」


・・・ホローになってない気がするのは俺だけだろうか?


「着たくたって、おいそれとは着れないニャ。

 女神様級の魔法力と経験が無ければ、着るニャンて望外ニャんだニョ」


落ち込んだアリシアから教えられたんだ。

どうしてもう一人のアリシアが知らせて欲しいと頼んだのかが。


きっと内なるアリシアは、ニャン子な自分に気付いて貰いたかったんだと思う。

秘められた異能に、自分が持つ偉大なる魔法に気付いて欲しいに違いないんだ。


それだから俺に頼んだ。


機動少女(アリシアは、新米とか未熟者なんかではないとニャン子に知って欲しかったんだと思う。


「だって、俺の下僕として闘わなきゃならなくなっちまったんだから」


契約を交わした俺に命じられれば、闘わざるを得ないんだから。

地球人の俺には分からない知識を持ったニャン子が、目覚めなきゃいけないから。


だとしたら・・・目覚めを導く方法は?



「なぁ、アリシア。

 俺はいつの間にかアリシアのあるじになっちまったんだけど。

 その件は分かっているのか?」


「アルジはアルジニャ?

 アルジのユージはアタシの仲間だと認識してるニャが?」


どうやら本当に知らなかったみたいだな。


野良有次のらゆうじ・・・俺の名が持つ意味は?」


訊いてみた。シリアルナンバーとか言ってたアリシアへ。


「ノーラは尊い民を意味するニャ語ニャ。

 簡単に言ったら貴族とか王という意味ニャ。

 だからアルジのユージは、貴族か王のユージってことニャ・・・」


「それで?アルジのユージってことは?」


追い打ちをかけてみた。


「そ・・・そうニャ?!王たるユージって意味にもとれるニャ?」


「その王に従うって意味は?」


そう・・・彼女が言ってた。

もう一人のアリシアが、契約を結んだと言ってたんだ。


「従う・・・ニャか?」


戸惑うアリシアに、俺はとどめを打った。


「ユオン・・・<ユオン>の意味は?」


「ユオンって言えば、契約者と交わす魔法力を指すニャ・・・にゃッ?!」


気付いたかニャン子よ。


「始まりの夜に、アリシアに言ったよな俺。

 ユオンはお好みにって・・・言っちまったよな?」


「ひッ?!・・・そうニャぁああああああああ?!」


決まったな・・・損なニャン子よ。


「機動少女アリシアに命じる。

 これからも俺の為に尽くせよ?」


「悲ぃニャアああああああぁッ?!」


そう言う訳で。

ニャン子なアリシアも、晴れて下僕に堕ちることになった。


保安官補助手として。

銀河連邦時空管理局の公僕としても。


この地球で俺に尽くす下僕と化した・・・巨大損なニャン子アリシア。


でも、なぜこうなったのか。

本当の意味は俺だって知らされていないんだ。


機動少女のアリシアにしか分からない事が多過ぎるのが癪に障るんだが?


まぁ・・・直に判って来るんだろう?



なぁ?秘められた少女の訳というものを、教えてくれるんだろ?


真紅エターナル機動少女レッドアリシアよ?


損なニャン子に話すのは?


機動少女アリシアが言っていた。

ニャン子に教えて欲しいと。

それは・・・


次回 機動少女アリシア その3

機動少女アリシアは誰と何を契約した?どんな立場で?知って驚け!

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