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機動女神エターナル・レッド ケモ耳ニャン子は俺の女神様?  作者: さば・ノーブ
第3章 Heaven On Earth 地上の楽園
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気まぐれな天使のテーゼ その1

あの歌からの連想はお止めください。

このお話は飽くまで機動女神を題材としてる・・・


でもね、気まぐれな娘ってのも良いかも。

ユージ達が黒の3連鬼に勝利を収めつつあった頃。


「居たわね!変態男女どっちつかず!」


ビキニの上にワイシャツ姿の嵐が・・・喚いているのですが?


「原住民如きに言われたくはないわ」


金髪で蒼眼の、夏だというのにマントを羽織った男装の麗人が吐き捨てるのです。


・・・ちょっと。二人共?

まともではないのはどっちもですよ?


一人はJKだと思える少女ですが、ビキニの上にワイシャツだけだとは?

小麦色に日焼けしている処なんて、小父様方の目の保養ですか?


一方、金髪の麗人たる者はコスプレイヤー好みの伊達いでたち。

腰近くまであろうかという髪を軽く纏めカールさせた処や、紫色のマントを羽織るスーツ姿なんて・・・好色家には美味し過ぎる。


二人が対峙する姿を連想してごらんなさい。


間抜けにしかみえないですね・・・ええ。



「あなたは?何の御用かしら?」


「あなたこそよ、ドアクダーのナンバー11!」


二人の問答を聴いていたって、誰も何の事やら分からないでしょうね。


「あらぁ?いきなりな発言だこと」


「何を言ってんのよ!

 さっきからぶつくさ呟いてたのはアンタのほうじゃないの!」


嵐がびしりとダレットを指して言ったのです。


「はぁん?誰にも聞き咎めれる筈が無いと思ってたんだけど。

 こいつは驚き桃ノ木山椒の樹ね」


「山椒に木は無い!」


指したまま決める嵐・・・言い返されて口を噤むダレット。


「ふんッ、急いでいなかったらあなたにもお灸を据えてやるんだけどね」


「急いでるんだ。だったら勝負しようじゃないの?!」


おいおい嵐?!いくら何でも無謀じゃないか?


「勝負・・・ですって?」


勝負と聞いて、ダレットの眼が細く歪みます。


「そうよ!

 アンタと私のガチンコ勝負よ!」


辞めておきなさいよ嵐?!

相手が悪いです!

ドアクダーの幹部で、ナンバー11と呼ばれるダレットなんですよ?


「ほほぉ?この私に勝負を挑むなんて・・・感心したわよ」


細く歪んだ瞳で嵐を見据えるダレットが、勝負に乗り気になったようです。


「それで?ここでやる気なの?」


「当たり前のクラッカー!勝負は此処でつけてやるんだから」


またもやビシリと指して言うのです。


「衆人環視では、異能を出せないとでも考えたのかしら?」


やる気満々になるダレットに。


「ええ!あなたは私の問いに答えなければならない。

 勝負は<哲学>でケリをつけるのよ」


・・・へ?!


「正解を答えられ無かったら、あなたの負け・・・勝負は問答有用よ!」


・・・問答無用じゃなくて?問答でってことですか?


「なッ?!なんだとぉ~?」


さすがにダレットも想定外だったらしくて。


「いや・・・実に面白い!受けて立つわ」


あっさりと乘りましたね( ´∀` )( ´∀` )




日焼け肌が色っぽい少女対、金髪で男装の麗人の勝負が始ろうとしています。



 ざわざわ・・・



周りには、いつの間にか人だかりが出来て騒めいているのです。

好色家はダレットが目当て。

小父様たちは可憐な少女を応援してます。


「それじゃぁ、勝負の前に。

 私が勝ったら素直に言う事を聴くって約束して!」


嵐が勝利の代価を示しました。


「ふむ。それでは私が勝ったのなら?」


「ふっ・・・その逆でどうかしら?」


勝負に自信があるのか、嵐はいとも容易く言って除けるのです。


「ふむ・・・どんな事でも?」


「武士に二言は無いわ!」


武士だったの?嵐って?


納得したのか、ダレットは深く追求せずに。


「では・・・勝負の条件を提示しなさい」


問答とは如何なるものなりや?


「簡単な話よ。

 私が出す3つの質問クエスチョンに答えられれば、あなたの勝ち・・・ってこと」


「3回勝負か?」


ダレットが勝利条件を質すのです。


「3門中、2門の正解であなたの勝ちってことでどう?」


「悪くないな・・・受けて立つわよ」


あっさり認めるダレットに、嵐はこっそりと舌を出すのです。


あ・・・何か企んでいるのですね?


「コイツ・・・思ってたより馬鹿正直なんじゃないの?

 アタシがどんな質問を出すのかも知らないで、まともに受けて立つだなんて」


プププッと笑う嵐・・・間違いなく企んでいるようですね。


「それに、当初の目論見通りに時間を稼げるし・・・ね」


そうでしたね!

ダレットが萌の家に行くのを遅らせるのが、当初の狙いだったのですから。


「京香が辿り着く迄、時間を稼がなきゃぁ」


嵐は時間稼ぎと、自らの命運を賭けた勝負に挑むのでした。





 ヒュルリラ~~~



風もないのに風斬り音が・・・場を盛り上げる工夫ですか?


真夏の街角で、少女と男装の麗人が勝負に挑む姿を見物する通行人達。


「なんだよ、一問づつ負けた方が脱ぐんじゃないのかよ?」


親爺達がぶつくさ文句を溢していますが、無視してください。


「そんな恰好のままじゃぁ暑いだろ?脱いだらどうなんだ~?」


ダレットの姿を観ている男が囃し立てますが、無視しましょうね。



「外野ぁッ!煩いのよッ!」


嵐さんが怒鳴っても、外野と呼ばれた小父様方は気にも留めません。


「まったく。これだからすけべ親爺ってのは問題なんだ」


・・・すみません。親爺達に成り代わり謝罪します。


「確かに・・・そこは同意する」


ダレットも嵐と同じ想いだったようですね。


「はぁ・・・じゃぁ。第1問といきましょうか」


勝負に突入する嵐が、街角の時計盤で時刻を確認します。


「只今、午後の4時ジャスト。

 一問につき解答時間は20分とします・・・良いわね?」


「偉く悠長な話だな?」


解答に自信があるのか、ダレットが言い返すのでしたが。


「短くしても良いけど?

 タイムアウトは負けに換算しちゃうけど?」


逆に嵐から言い返されてしまうのです。


「く・・・始めましょう」


ぐうの音も出なくされたダレットが、勝負の開始を迫ります。


「行くわよ・・・第1問ッ!

 <旅の商人がカラスを獲ったのだが、どうしても売れなくて困っている。

  だがとある男は見事に売り抜いた・・・如何にしてか?>

 ・・・どうかしら?見事なる解答をお願いするわ」


な?!

それはもしや・・・


「なんだと?!カラスなどを買う奴がいるのか?」


どうやらダレットもカラスが忌み嫌われていると認識しているようです。


「答えは?」


質問者の嵐が、ダレットに迫ります。


「答えられないというのなら、負けを認めるのね」


「むむむっ・・・少し待て」


こうしてトンチん勘な勝負が始まったのでした。


さて、3問中何問を答えることが出来るのか?

次回に勝負は続くのです!



ヒントです。

これはとあるトンチ噺から引用しました。


なんということでしょう!

匠は類い稀なる技を以って・・・・違う。

嵐はダレットに頓智で応じる気なのでしょうか?

しかも、なんだか聞いたことのあるような?


さて、みなさん。設問の答えを!

引き続いての問題も、なかなかに気まぐれなる答えでお待ちしておりますから!


次回 気まぐれな天使のテーゼ その2

残酷な天使のように~・・・って。嵐はどうする気なの?

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