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6.都市ヴァリュクール(後編)

サラさんとユリさんと二度目の食事、、、って、どこのハーレムだよ!!Σ(・□・;)

日本でそもそも女性との縁が無い僕には、少々きつい、、、(;´Д`)


「あ、そう言えば、魔法って何?」


そうそう、これを聞こうとしてたんだった。


サラさんが答える。


「魔法は、精霊もしくは身に宿るマナの力を開放することによって発動するスキルです。私は、お母様が元々アクア教会の神官を務めていたことから、女神アクアの属性である水の魔法を使えます。魔法そのものは、魔術学院で学ぶのですが適正と言いますかセンスと言いますか、使えたり使えなかったりがあるようです。それと、魔術学院によって学べる魔法が異なりまして、アクア教しか布教されていないこの都市では、学べるのは水属性のみとなります。」


ふ~ん、学ぶんだ。勉強するのは嫌いじゃないし、これは良いかも。


「鍛錬所では、剣術をはじめとする各種武闘術が学べます。もちろんセンスが要りますので、その人にあった武器をそこで見つけるのが冒険者としての第一歩となります。また、その道の熟練者の方が導師として鍛錬してくれますので、技やスキルなど武闘術に関して深く学ぶことができます。」


ユリさんが鍛錬所について説明してくれた。


「ユリさん、詳しいのね、、、(;’∀’)」


「はい、私は槍術をすこし嗜んでおりますので。サラ様のメイド兼護衛と言ったところでしょうか。」


あ~、なるほど、、、だから二人セットで僕の面倒なんだ、、、汗

ヴァリュクール家としてサラさんが、そしてサラさんの付き人兼護衛としてユリさんがいるってことなんだね、、、(;・∀・)


「本日は、鍛錬所、魔術学院はそれぞれ案内と責任者への紹介のみですので、そんなにお時間は取らせないかと思います。後日ユート様が満足されるまで学ばれれば良いでしょう。」


「わかった。次行く時は一人で行ったらいいんだね!ノシ」


「いいえ、私がお付としてお供致します。」

「私もついて行きます、、、」


と二人に言われてしまった、、、汗

一人で行けるようにするための案内では、、、?(;・∀・)


そうこうして、食事を終えた僕らはユリさんの先導の下、鍛錬所と魔術学院を訪問した。


鍛錬所ではユリさんが、魔術学院ではサラさんがそれぞれ責任者の方を紹介してくれたけど、おじいちゃんの名前なんて中々覚えられるものではない、、、(;´Д`)

とりあえず二件とも、なにやら手渡された書面を見たうえで、僕の訪問を今後も歓迎してくれるみたいで、とりあえずこの世界で生きていく術は身に付きそうだ、、、汗


「では、本日最後の訪問先である教会に向かいましょう。」


またもやユリさんに連れられて、僕たちは教会へ向かう。


で、着いた教会がこちら!ジャーン!!

なんとちっさい!!Σ(・□・;)

民家よりも少し大きいくらいで想像してたのとまるっきり違ったよ、、、(;´Д`)


サラさんに詳しく聞くと、ここは教団の中で一番新しくできた支部のようなもので、そのため、神官の数とかの絶対数が少ないらしい、、、だから教会そのものは小さいのだが、教義を根付かせるために、神託を受けることのできる聖女が配されているのだとかなんだとか、、、神託って、あの神様もしてるんかな?(;・∀・)

そんなことしそうには見えなかったけど、、、汗


で、教会の中に入っていくと、すでに一人の女の子が僕たちの訪問を待っていたようだ?(・・?


「ユート様、ようこそおいでくださりました、我がアクア教会へ、、、私は神託の聖女、名をリサと申します。」


ものっそく恭しくお辞儀をされたよ、、、こんな時、どう返せばよいのよ~!?(;´Д`)


「リサさま、私たちのお出迎え誠にありがとうございます。しかし、私たちが今日伺うことはご存知でしたのですか?」


そうサラさんが尋ねる。

そ~言えば、鍛錬所も魔術学院もそんな感じじゃなかったけど、リサさんは僕たちを待ってたような雰囲気だったよな、、、(;・∀・)


「はい、昨日、神託がございまして、、、その中で、ユート様のお力になるよう言われました。」


「詳細にお伺いしてもよろしいですか?」


ユリさんが尋ねる、、、ってなんか眼つきが怖いのですが!?|д゜)


「ひ・み・つ・です♪」


て、あざとい!!Σ(・□・;)

もしかして、こっちが素なの!?


「ユート様にはこの教会での自由が約束されます。寄進等を要求するようなことはございませんので、ご自由にお過ごしください。また、今後なのですが、私もユート様にご同伴させていただきます。ちなみにですが、聖女としての私の回復魔法はかなりお役に立つと思います。」


う、、、有無を言わせぬ勢いだな、、、(;・∀・)


と言うわけで、何やらキャイキャイ言っているうちに、リサさんも僕に引っ付いてくることが確定しつつあるようだ、、、(;´Д`)


~~~~~


聖女としてのお勤めのあるリサ様が、神託によりご同伴なされることになるとは、、、

これは、旦那様にご報告しなくてはならないわね、、、


~~~~~


リサ様まで、、、

やっぱり、私には、、、、、くすん


~~~~~


昨日の神託によれば、ユート様は、、、、

神に仕える身として、しっかりご奉仕をしなきゃ♡


~~~~~


三人は何やらそれぞれによくわからない表情をし始めた、、、サラさんは落ち込んで俯いている、、、ユリさんは何やら神妙に考え事を、、、リサさんは喜色満面の笑みと言う感じ、、、汗


僕は、これらかどうなるのだ、、、?(;・∀・)


「こ、こほん、、、それでは当初の目的でしょう我がアクア教についてユート様にご説明させていただきます。」


リサさんが言い始めると、二人に再起動がかかったようだ。先ほどまでの表情が変わり、元の表情へと戻っていった。


「我がアクア教は水の女神アクアを主神とする教会です。この世界には1柱の主神を中心に木・火・土・金・水と陰と陽を司る7柱の神がおられ、この8柱の神々によって世界が支えられているとされています。主神の御名は伝えられておりませんので、宗派としてはありませんが、それぞれの神を崇拝することによって主神を崇めていることになっています。都市ヴァリュクールは比較的新しい都市であるとともに、盟主であるカエサル様の奥方様ユリア様が元々アクア教の神官であったため、私たちアクア教団が早期に教会を作りました。そのために、他の教団が入ってくることなく、この都市は唯一アクア教のみが教会を保持しています。かといって、他の宗派と仲が悪いとかはありませんので、、、」


なるほど、つまりはこの都市の住人はすべてアクア教の信徒となってしまったため、他の宗派が入って来難い状況になったというわけか、、、、宗教間でいざこざが無いってことは良いことだよ、、、僕の世界では宗教絡みの戦争が多かったからな~、、、僕も危うくその片棒を担ぐところだったかと思うと、、、(;´Д`)


宗派で祀っている神様は違うけど、そのおおもとが一人の神様だからすべての宗教は分派みたいなものなんだね~、、、なかなか面白いかも!笑

で、その神様の名前が伝わっていないってのがまた、、、汗


その後も、神代のお話やこの国の御伽噺などの神話、宗教の事や回復などの非戦闘系魔法の多くは教会から学ぶ(どうやら、神の恩恵らしい、、、汗)ことなどの説明を受けていると、そろそろ暗くなってきた。


「サラさん、ユリさん、そろそろお暇しましょうか。」


僕がそう言うと、


「では、お屋敷へ参りますね♡」


と、何故かリサさんが言ってきた、、、(;・∀・)


「え、、、っと、それはどういうことでございましょうか、リサ様」


「私は、神様からのお告げによりユート様に同伴しなくてはなりません。そうなれば、私もヴァリュクール家へ伺うのが当然でしょう。」


「いえ、リサ様には聖女としての教会のお勤めがありますれば、、、、」


「そのことについては、心配ご無用よ♡教主にはお伺いを立てておりますので♡☆(ゝω・)vキャピ」


「あぅあぅ、、、ううぅ、、、」


どうやら、ヴァリュクール家に来るらしいよ、、、(;・∀・)

サラさんはあうあう唸っているし、、、(;´Д`)



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