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Prologue

以前、ゆーで投稿していましたが、前垢が使えなくなってしまいました、、、汗

こちらで再投稿させていただきますので、楽しみにしてくださっていた方々には、ごめんなさい!!m(__)m

また、初めて読んで下さった方には、誠にありがとうございます!!(´;ω;`)


ワー、ワー、ワー、、、


んんっ、、、、どこだ、ここ、、、?


薄薫る新緑の木漏れ日の中、近くの喧噪により僕は目を覚ました、、、。

あれ?僕は確か研究室で実験をしてて、、、


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「み~つ~き~!!」

「はい!教授!!」


この人は、成沢明文教授・・・K大学の微生物学の権威で僕の上司だ。

僕はここで、何年もポスドクを続けている・・・。


「この前に指示したデータはまだ上がらんのか!!お前は、いったい何を毎日やっているんだ!!この調子だと次の契約は更新できんな~・・・」


「は、はい、、、実験はしているのですが、、、なかなか目指している成分が検出できず、、、」


「この調子だと共同研究先に迷惑が掛かる上、研究費も引き上げられることを貴様はわかっとるのか!儂の名声を傷つけるのが貴様の目的か!!」

「来月には、共同研究先との合同会議がある!その時までに、生産菌の開発が済んでいないとその後の計画がすべておじゃんになることをわきまえて実験しろ!」


「わかりました、、、。」


あ~あ、、、今日も泊まりかよ~、、、。何日、うちに帰ってないだろ、、、。

ってか、今、研究している微生物の代謝産物ってでかいんだよな~、、、。

こんなの菌体外に放出できるのか?


うちの教授は、金や名誉が大好きな人で自分に都合の良い人間は重宝するが、うまくいかなかったり、面倒ごとになりそうになるとすべて丸投げにするサイテーな人間である。

今回は、とある化合物を大量に生産する微生物を開発することにある、、、。

「分子量でかくて、菌体外に出るのかよ、、、」


僕は、嘯きながらも実験に戻る、、、この化合物は、培地中の成分と反応して泡立つはずなのである、、、ってか、この化合物って、なんかで見たことあるな~、、、。

そんなことをぼんやり考えながら、実験を繰り返していた、、、。


そんなことを考えながら培養液の様子を見に行くと、培養していた液体培地に泡立ちが確認できた。


「もしかして、これは、、、成功か??」

僕は、あわててそのガスを分析装置にかける。約一時間待つと目的となる成分が検出されたよ!!

「まじかよ、、、」

ディテクトされたそのクロマトグラムを片手に、PC作業を行う。その横で、、、培地は、、、ポコポコ泡立っていく、、、。


あ、、、あれ、、、?なんか変、、、だな?


視界がぼやける、、、息が苦しい、、、動悸が、、、。もしかしてこのガス成分は!!

そう思った時にはもう、、、


トサッ、、、


薄れゆく意識の中、足音が聞こえる。

あ~、また教授が文句を言いに来たのかな~、、、でも、もう動けないや、、、。


倒れてしまった僕の意識は、、、そこで途切れた、、、。



んで、気が付くと何やら露出の高いお姉さんが目の前にいるのだが~??

しっかもニッコニコだよ、おい。


「あ、あの~、、、ここどこ??」


僕が尋ねるとお姉さんは僕にこう告げる。


「ここはね~、アヌビスの間と言って、死者の魂を天国・地獄、はたまた次の世界へ送り出すための審査をする場所よ♡そして私は、その転生を司る神様で~、フォルセっていうの♡よろしくね♡☆(ゝω・)vキャピ」


って、おいおい、なんだこのキャピキャピした子は、、、って神様なのかよ!!


「んで、その神様が僕になんの、、、って僕死んだの!?」


「そうよ~、あなたは実験中に毒ガスにさらされて死んだの♡ついでに言うと、あの後、室内に入って来てたあなたの先生も死んだわよ?まぁ、生物兵器を作って戦争に加担しようとしてたから~、当然地獄行きね♡」


こっわ!!Σ(・□・;)

ってか、教授、、、そんなことしてたのかよ、、、(;゜Д゜)


「とりあえず状況はわかりました、、、で、僕も地獄行きですか?まぁ、実験してたのは僕ですし、当然っちゃ当然でしょうけど」


「あら~、あきらめのいい子ね~♡でも、あなたの場合先生の指示に従ってただけだし~、地獄っていうのもね~、なのであなたには違う世界に行ってもらいます♡」


ん?違う世界??(・・?


「っそ♡違う世界で一から人生やり直しデース♡」


「えぇっ?Σ(・□・;)」


「で、生まれ変わっていただくにあたって、少しあなたの魂を調べさせてもらうわね~」


そういうと、神様はなにやらこめかみに手を当ててしかめっ面をしだした。

と思うと、、、なんだ、すんごい顔になってきたぞ!?


「あ、あなた!全能神様!?少し前に行方不明になってたあのっ!!も~、それならそうと早く言ってくださいよ~♡あ、そうだ!サインください、サイン♡」


え?え??

状況が良く読み込めないんだけど、、、汗


「そうか~、全能神様なら何か意図があって地に降りられてたのね~♡ってか、この後どうされるのですか~?」


って、それを僕に聞かれても、、、(;´Д`)


「ん~、記憶が混乱しているのかな~?でもでも、すべての未来は全能神様の思し召しよね♡なので、この世界に行ってもらいマース♡」

「とりあえず、生まれ変わりじゃなくて少し若くてカッコいい全能神様で送りますね♡あとは、すぐに死なれると困るから、、、」


「え!?すぐ死ぬようなとこなの??」


「ん~、これで大丈夫っしょ♡それじゃ、行ってらっしゃ~い♡」


~~~~~


ってなことがあったんだ、そうだそうだ、、、って、この騒ぎはなんだ!?


騒ぎの方を見ると、何やら高そうな馬車がろくでもなさそうなおっさん5人に囲まれている、、、襲われているのか?


「@@@@@@!」

「******!」


気の強そうな女の子が一人戦っているけれど、防戦一方のようだ。

そう思った時には、僕の身体はひとりでに喧噪の中へ駆けていった。


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