共感を持ってもらうのは簡単そうで難しい。
さて、読者獲得に最も大事なのは興味を引くことであるとかいた。
次の共感については読者の興味を引けた後であることが多いと思う。
例外はエッセイでエッセイは語り手自身が作品の登場人物であって、他の書き手の共感を得やすいと思う。
”アクセス少なくて辛い””感想つかなくて凹む”そういった心情は同じような境遇であればやはり共感を得やすいのだろうと思う。
しかし、ファンタジーのチーレム主人公に対して読者は共感を覚えるかというとおそらくそんなことはないだろう。
恋愛の悪役令嬢もそうだと思う。
むしろ、ファンタジーや恋愛ジャンル以外のジャンル、たとえば歴史、SF、推理、特撮などのマニアックと思われているジャンルでの熱烈なファンを獲得するのに役に立つような気はする。
これは知識が同じ人々は惹かれ合うものだと私は思っている。
最もファンタジーでも復讐物よりは勧善懲悪者の方が、恋愛でも悲恋よりハッピーエンドのほうが共感はえやすいだろう。
胸糞悪くなるような人物が主人公であるより、正統派で人助けをする主人公のほうが共感はえやすいだろう。
共感はターゲットの読者をどんなジャンルから得るか、より多く読者を獲得するために主人公をどのような設定にするかを決める時に予め考えておくと多少は獲得できる読者数に影響があるのではないだろうか。