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心つながる世界

作者: 本宮愁

ジョシュアさまへ(?)

リクエストにカウントすべきか迷いましたが、触発されて書いたのはまちがいないので、カウントいたします。

気持ちをくれ、なんて言われたって、カタチないものは届けようがない。



心をそのままとりだして、はいどうぞ、と差し出せたなら、話はきっと簡単だ。





けれど、

伝わらないことに意味があるんだ。




すべてでなくて、一点で。

頼りなく繋がる糸だから。


切れてしまわないように、抱えていたいと思う。



ありのまま、ぜんぶ。

心つながる世界、なんて冗談じゃないね。


わからないから、わかろうとすることに意味があるんだ。


伝わらなくても、届かなくても。

張り上げる声を聞いたなら、それに意味ができるから。



わかりあった果ての均一より、いびつに揺れるマーブル模様を愛していたい。


ちがうことに、意味があるんだ。



近づきすぎて混ざりあったら、また、孤独にもどるだけでしょう?




埋まらない距離と壁。

人と人を隔てる溝。



つなぐ、言葉。



曖昧で不完全な糸を、愛していたいと思う。

伝わりすぎてしまう世界だから。

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― 新着の感想 ―
[一言] 伝わりすぎてしまう世界、という言葉が非常に面白く思いました。なるほど、いい得て妙です。 知らないから、知りたがる。そこに果てはないから、ずっと求め続ける。だから人はずっと繋がることができる…
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