砂時計【200文字小説】
小さな砂が上から下へ落ちて時を刻む。
少女は、それをひたすら見ていた。
砂が一つ落ちるたび、少女の記憶がよみがえっていく。
砂が一つ落ちるたび、少女の記憶が消えていく。
砂が一つ落ちるたび、少女の思いは募っていく。
少女は、砂時計を見つめる。
どれだけ時が止まるように願っても砂時計は時を刻み続けるのみだ。
少女が遠くへ旅立った人といた時間へ戻りたいと考えても時が戻ることはない。
少女は、愛しい人の下へと旅立った。
小さな砂が上から下へ落ちて時を刻む。
少女は、それをひたすら見ていた。
砂が一つ落ちるたび、少女の記憶がよみがえっていく。
砂が一つ落ちるたび、少女の記憶が消えていく。
砂が一つ落ちるたび、少女の思いは募っていく。
少女は、砂時計を見つめる。
どれだけ時が止まるように願っても砂時計は時を刻み続けるのみだ。
少女が遠くへ旅立った人といた時間へ戻りたいと考えても時が戻ることはない。
少女は、愛しい人の下へと旅立った。
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