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なぁ、リセ

ひとしきりリセを愛でたけど……どうすっかな…


とりあえずリセは今の姿が自分だと俺に気付かれてないと思ってるんだよな……たぶん気付かれている事に気付いたらまた逃げ出そうとするんだろうな…


……それなら



「なぁ、ちょっと聞いてくれるか?」


「にゃあ?」


猫に話し掛ける形で独り言を言う寂しい人と体で話し掛ける


「ある女の子の話なんだが……その娘はちょっとした事情でうちにいるんだがな……俺かなり嫌われてるんだ」


「…にゃ……」


「まぁ、嫌われてる理由はわかってるんだけどな、どうも今朝からは避けられてるんだよ」


「…にゃ~…」


「サティアさま……うちにいるもう1人の女の子はその娘が俺のことを好きになったからだって言うんだけど…」


「にゃっ!?」


「まぁ俺としてはその娘のことは結構好きだから好かれてると嬉しいんだが、どうなんだろうな…………なぁ、リセ?」

 

「にゃっ!?」ダッ


・・

準備が完了したのでネタばらしとばかりにリセの名前を出し、問い掛ける

するとリセは案の定、俺の腕から抜け出し逃げ去ろうとする………が


「甘い」


「んにゃっ!?」


無詠唱で発動していたナインテイルでリセを捕らえる

いつもより細く展開しているし、リセに気付かせないために完全に無詠唱

その上いつもやってるウィップから派生させる媒介術使っていないのでちょっと発動に時間がかかった


「にゃ、にゃ~、にゃ~」


「さて、リセ

何で羽猫の状態なのかとか、逃げ出すのかとかいろいろ聞きたいことはあるが…」


「うにゃぁ…」


しばらくリセは触手から脱出しようと暴れていたが観念したらしく大人しくなる


「身体はもう大丈夫なのか?」


「にゃ、にゃあ」コクコク


大人しくなったところで一番聞きたい事を聞き出すと、リセは多少戸惑いながらも首を縦にふる


「そうか、それならよかった」


走り出したり、それを見た賢者が何も言わなかったから大丈夫だとは思っていたが、本人から返事をもらえて一安心だ


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