治療
「さて、こっちは終わったから次じゃな」
「あの、できれば起こしてほしいのですけど…」
身体に力が入らないから一人じゃ起きられない…
「あ~…そのまま休んでおればよいじゃろ
妾はこれからすることあるし…」
「え、あの…」
賢者さまそう言うと少し離れた場所にある………あれ、何?
「賢者さま、それはいったい…」
「それって、これかの?
見ての通りドラゴンじゃ
そこのマルスが狩って来たものじゃよ……まぁだからあんなにぼろぼろだったんじゃろうな」
そう言って賢者さまはドラゴンに手を伸ばし
「!?
これは驚いた、こやつドラゴンゾンビではなく、アンデッドドラゴンじゃ…
ならこっちでよいな」
首の辺りにある鱗を外し、《ボックス》から中身入りの瓶や乳鉢を取り出し
「よし、これを擂り潰して混ぜて、魔力を込めれば完成じゃ
サーシャこっちはできたぞ」
「はい、では先生
一二の三で遅延を解きます
一二の三!」
「ほれっ、飲むのじゃ」
完成させた薬をリセちゃんの口に持ってい……あれ?
寝ているはずのリセちゃんの口に薬を流し込んででる?
「あの賢者さま…」
「今はちと待て、
彼の者に再び立ち上がる活力を
《リザレクション》
こんなところじゃな」
わたしの質問を遮り、リセちゃんへ治癒の魔術を使う
するとリセちゃんの悪かった顔色がみるみるうちによく……あれ?
赤くなりすぎてるような…
「ところで何じゃ?」
「あ、うん
リセちゃんは寝ていのに何で薬を?
寝ているのに飲めるのならさっきみたいにチ…口移しで体力を分けなくても…」
「答えは簡単じゃ
別にこの娘は寝ておらぬよ
ただ魔術で時をほぼ止めておったから反応出来なかっただけじゃ
今は術の影響でほとんど身動きはできぬが、じきにちゃんと動けるようになる」




