星属性
水晶から極彩色の光が溢れ出す
……この反応は………マズイな、俺の記憶が確かならこの反応が示す属性は…
「……星属性、だと」
貴族の群から聞こえて来た呟きが俺の記憶と合致した
貴族の呟きから動揺が始まり、伝播していく
異常魔力の星属性……異常魔力は亜人同様この国では迫害対象だ
サティアの微妙な立場で異常魔力は半端なくマズイ
何か方法はないか?
根本的な解決にならなくてもいいから、この場だけでも切り抜けられる何かは…
急いでゴロリからもらった知識から星属性や異常魔力に関する知識や逸話を検索していく
逸話……逸話…って、一生懸命捜さんでもあるな、スッゴい効果的なのが
「役立たずを取り押さえろっ!」
見つけた知識に安堵していると、貴族の群から声が響いた
「えっ、何!?
い、いや……」
貴族の群から響いた声に応え、この場を警備している近衛騎士が数人サティアに近付く
……近衛騎士は式典用のフルプレートアーマーを装備し顔が見えないが、鎧の形から男とわかる
男、つまり普段サティアと交流のない騎士で、近衛騎士の性質上どっかの貴族出身である可能性が高い……サティアにとっては最悪だな
近衛騎士がサティアを取り押さえようとしたその時、小さな人影がサティアの真上に現れる
「……おね…、姫さまに…近付…か……ないで…」
……リセちゃんに先越されちゃいました…
いや……ね、俺も動こうとしたんだけどね、リセちゃんの方が近かったし、動きも素早かったんだよ
「はっ、出来損ないの王女をケダモノが庇うのか?」
「穢れた血同士お似合いではあるがな」
「ケダモノが、下がっていろ!?」
「ケダモノごと殺れ!」
「そんな王女なんかいらない!」
近衛騎士がチンピラとしか思えないことを二人に言い、貴族は徹底してサティアとリセを否定する
……そろそろ……キレてもいいよな
「太陽の一欠片よ、ここに在れ
不滅なる王、 大空の大帝
いと高き…「テンペスト」
大嵐の初級にして最上級の魔術をブッ放してみた
テンペスト
その魔術の詳細は台風作成
サティアとリセが台風の目になるように作りクズ騎士とクズ貴族を攻撃する
ちなみに初級にして最上級なのはブッ放すだけなら大量の魔力さえあれば発動できるが、制御には上級以上の魔力制御力が必要だから
とりあえず王族は巻き込まないようにブッ放したわけだが……いつの間にか騎士の近くに居たシスコンが巻き込まれた
詠唱が聞こえたからたぶん騎士を止めようとしたんだろうけど……スペルの長さから最低でも中級の魔術っぽかったな
でも、発動だけなら初級の俺のテンペストの方が先に発動したわけだが……だって初級魔術って基本的に詠唱ないし
ついでに太陽の魔術って発動に時間がかかるんだよな…
まぁいいか、どうせシスコンだし……そんなことよりサティアとリセだ
テンペストの気流に乗り、二人のもとまで駆け付ける
「リセ、よく守ってくれたな」
「……ん」
リセをひと撫でし、労う




