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奴隷の証

 











……うん、もう朝か?

ふぅ、昨日はずっと魔力使ってたから思いの外疲れてたみたいだな……全然夢を見なかったよ


さて、起きるかな


洗面所に行って顔を洗い着替え、念のため背中の傷を月属性の幻影魔術で隠す


……う~ん、暇だな

普段ならこの後は書類を片付けるなり魔術練習なりするけど今日は書類はないし、疲れるだろう用事があるから魔術練習もできないし


……サティア達を起こすかな

リセも早起きをできるようにならないといけないし……ついでに寝顔の写真でも撮ろう


執務机の引き出しからカメラ(っぽい魔道具、ちなみについ最近俺の発案で発明された品物なため現在はうちと王家にしかない稀少品)を取り出し和室に向かう


和室に行き襖を開けて中に入ると


「…ンムー…ムー…」ジタバタ

「…………」




パシャッ




キスをしているサティアとリセがいた


ちなみにジタバタしているのがリセでサティアはまだ夢の中


ロリ百合か……これはいいものだ……って違う!

サティアのキス癖が出てんな……これって、俺にしかやらない癖だから昨日はスルーしたけど……リセも犠牲になったか…

がっちりホールドされた上でキスされるから抜け出せないんだよな…

しかもキスはやたら上手くて身体に力が入らないし


 

俺も昔はよくヤられたもんだ

どういう訳かサティアは寝惚けると俺にキスをして来るんだよな……ディープで

妙に上手いから、いけない気分になって大変だったね


サティアと一緒に寝たことある王妃様がたや兄弟にはやらなくて、俺にしかやらないらしいけど……ちなみに王様は近付くだけで嫌がられるのでサティアと一緒に寝たことがない


……昨日俺がリセに口移しを躊躇なしに出来たのってサティアの所為じゃね?


まぁ、いいか

それよりリセを救出しないと


「サティア様、起きてください」


「……ぅ…ん、もう朝…?」


リセからサティアを引き剥がし、肩を揺すって起こす

サティアのキス癖は起きる手前くらいでやりだすので簡単に起きる

ちなみにすぐに起こさないとキスの第二ラウンドが始まるので注意が必要だ


サティアは寝ぼけ眼をこすりながらも起きたが……リセはどうしようか…


サティアのキスがショックだったのか寝転がったまま顔を真っ赤にして放心している

暴れた所為か長い前髪が退き、蒼い瞳が見えているけど……目に光がない

 

「リセ……リセ?」


リセの身体を起こし軽く肩を揺すりながら声をかけるが、反応がない

…って言うか身体にまったく力が入ってないから俺にもたれ掛かっている

本気で大丈夫か?


「……はふぅ…」


心配していたが、リセのため息が聞こえ来たのでひとまず大丈夫なようだ……が、その吐息が妙に色っぽいのが気になる…

……そういや耳ハムした直後のサティアもこんな雰囲気だったような…



とりあえずサティアの顔を洗いに行き、サーシャが夜のうちに持ってきていた蒼いドレスを着せ、その間に回復したリセも顔を洗いに行きメイド服を着せる

……このドレスとメイド服はどこから持ってきたんだろ?


この屋敷にはメイド服の予備はあるが、俺以外に子供がいないから子供用のメイド服、それにドレスもあるはずないんだが…


ドレスは昨日サティアが着ていた物じゃないし、子供用メイド服なんて奴隷養成所くらいにしかない上にデザインは奴隷養成所のものではなくこの屋敷のものだ


……何だろう…激しく嫌な予感がする上に、一時的に危機を脱した感覚があるんだが…

 

ひとまず気にしないことにして


パシャッパシャッパシャッ


二人をカメラで撮る、撮る、撮りまくる

エルフのお姫さまに猫耳ロリメイドだぞ、撮るに決まってるだろ!


ちなみにさっきのワイシャツ姿も既に撮っている……撮らないわけないじゃん


「ねぇ、何をしているの?」


内心ハイテンションになりながら写真を撮っているとサティアが質問してきた

まぁ、見慣れない物で何かしてたら気になるわな


「…う~ん、内緒です

そのうち教えてあげますよ、楽しみしていて下さい」


けど、教えない

前世ではドSエクシードと呼ばれていた俺は焦らします

まぁ、後で現像して写真をあげると同時に教えるけどね


……今さらだけどエクシード(超越者)って何だよ……ただ『相手が泣き出すまでがウォーミングアップだ』って心得を開陳しただけなのに…



ひとしきり撮って満足した後、まだ朝食まで時間があるので二人とお話タイム

…え、何でそんなに時間があるのに二人を起こしたか?

んなもん俺が暇だからに決まってんじゃん


あ、決めないといけないことがあったな


「…そういえばリセ、首と手首と足首どこがいい?」


「…何が……ですか…?」


単刀直入に聞きすぎたな……それは


「奴隷の証をつける場所だ」

 

奴隷の証は首輪、ブレスレット、アンクレットの三種類でブレスレットとアンクレットは両手首、両足首につけることになっている


手錠、足枷をモチーフにしているから……と言うか主人に逆らったり逃げたりすると実際に手錠、足枷になる


ちなみに終生奴隷が確実な奴(重犯罪者など)は証はアクセサリーではなく烙印になる


「……べつに…どこでも……いい…です…」


あらら、つれない返事……だいたいは首輪は嫌がるのに

奴隷の証は共通して主人の意思により絞まる機能があり、最終的にはスッパリするようになっていて、万が一そうなったときに確死だから


まぁ、いいや……それなら…


いったん部屋に戻りあるものを取ってくると


「ここでも良いのか?」

「にゃぁぁぁぁ!?」


尻尾を握ってみる


おお、相変わらず凄い反応……


「にゃ……や、やめ…」


なんか言ってるけど敢えて無視、だってどこでもいいって言ってたし


「よし、できた」


リセの尻尾にあるものをつける


「し、尻尾は……言って……ない…」


「ん?別に奴隷の証はつけてないぞ」


取りにいったのは奴隷の証だけでなく、昨日パパンから渡されたママン小間物入れ

その中にあった藍染めのリボンを結んでみた

 

サティアが文句を言わないのは俺が持っているのがリボンだとわかったからだ


さて、奴隷の証は


「足首でいいな、ここだと逃亡できないし」


手首だと気合いを入れると耐えられるが、足の方は移動自体が無理になるから……という言い訳でアンクレットをリセにつける


「それとリセ、奴隷とはいえイスカンダル家の者になる以上身だしなみきちんとするように

道具はこれを使うといい」


そう言って小間物入れをリセに渡す


「…わかり……ました」


さぁパパンからのミッションはコンプリートしたしどうしようかな…


リセとサティアは小間物入れに夢中だから今のうちに写真を現像するか…っとその前にパシャッ


写真を現像し部屋に戻るとサティアが小間物入れに入ってた櫛でリセの髪を梳ったりして楽しんでる……パシャッ

サティア的にはレクチャーしてるつもりだろうけど実際は楽しんでんな……ってサティア髪の手入れは自分で出来るのかよ…




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