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同時着弾


「《スタン・バインド》

《ブラスト・ウインド》」

「閃光よ、射ち貫いて

《フラッシュ・アロー》」

「《リトル・ブレス》」


「ぬわぁぁぁああ!」



存在自体がウザいし、ぐったりしてなかなかエロい感じになってるリセの姿を見せたくないので即座に魔術を使い部屋から追い出す

……はて、俺の魔術以外にも魔術が飛んでったような……一応確認してみるか


「あの……今何を放ちました?」


「え、《フラッシュ・アロー》だけど…」


まずサティアが《フラッシュ・アロー》か…


「なんか王様の目に向かって飛んでましたが…」


「…だって……リセの可愛い姿をお父さんなんかに見せたくないじゃない…」


「まぁ、それには同意します……ぼくも同じ理由で魔術を使いましたし…」


でも光のアローの中でも速度と貫通力に秀でた《フラッシュ・アロー》を使うあたり君は本気で目を殺りに行ってたよね……サティアちゃんかなり反抗期です


「で、賢者さまは…」


「妾は《リトル・ブレス》じゃな」


最弱レベルのドラゴンブレスだから追い出しただけみたいだが…


「なんでそんなものを?」


「妾いま下着を穿いておらぬからのぅ…」


まぁ、まっとうな理由か…


「お主は?」


「ぼくは《スタン・バインド》と《ブラスト・ウインド》です……理由はサティアさまと同じで」


先に動きを封じて確実を期してみた

腐りきってもパパンとタメをはる魔術師なだけあって普通に放っても効かない可能性があったからな……その所為で無詠唱で放った俺の魔術と短縮詠唱のサティアの魔術と溜めが要る賢者のブレスが同時着弾してたけど

 

とりあえず結界を作動させ、部屋の扉を封じて侵入させないようにする


「やはり、そこに居るんだなぁぁぁああ!」ドンドンドン


残念ながら予想通り王様は無事なようで扉を叩く音とともに叫び声が聞こえてくる


「小僧、サティアちゃんを返せぇぇぇ」


いや、返せとか言われても


「サティアさま、アレのところに行きます?」


「絶対にイヤ」


だよねぇ…


「ベッドの上でサティアちゃんとイチャイチャとか死んでも許さぬぞぉぉぉ

俺は貴様とサティアちゃんの婚や…………ぇ、あ、すいません、調子こいてました、だからその…(ズドン)ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁああ……」


…………おや、急に静かになったね……どうやらやっと呼んでた人が来たみたいだ


「相変わらずの親バカぶりじゃな…」


「まったくです


部屋の結界は解除しましたから入って来てください」

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