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うた姫  作者: 果物蜜柑
1/4

異変

                       ・

夢を見た。

綺麗な女の人がいた。

何故かわからないけど、その人は、焦っていた。

はやく、はやく、はやく・・・・・・。

                       ・

「!?はぁ、はぁ・・・。」

また、いつもの夢か。なんだかこのごろ見る回数が増えている。

誰かに相談したいけど、そんな友人なんて、私にはいない。

どうせまた、馬鹿にされるか、裏切られるか・・・。

そこまで考えると、今まで封じ込めていた思いが湧き出てきた。

                        ・

「くるなバケモノ!!あっちに行け!!」

たくさんの人々から浴びせられた言葉。

今まで何度も引っ越した原因。

だからこそ、ここでは静かにすごしていたい。

私はミコト。今はロンドンに住んでいる。ミコトって名前でも、れっきとしたイギリス人。純粋ピュアじゃないけど。

別に、純粋じゃないからって、バケモノって言われていたわけじゃない。

私は・・・・。

                         ・

物心ついたときから普通ノーマルじゃないものが見えていた。はじめはみんなが見えていると思ったから、普通に話題に出していただけ。

みんなが見えないんだって気がついたときには、もう、遅かった・・・。


「どうしたの?ミコト。元気ない。」

私に話しかけるのは薄緑色の謎のモノ。半透明だから生物じゃないのはわかるけど、自分からは、何も話してくれないから、よくわからない。

「なんでもないから。」

私は微笑んで言った。

「ありがとう、ソレ。」

ソレは薄緑色の身体で、くるっと一回転して見せた。

「そう?ならいいや!!」

ソレは子供のようにかわいらしく笑っていった。

「・・・心配してくれたの?」

「うん!!友達でしょ?」

「・・・うん。」

私は心の底から笑った。

友達。その言葉が胸の中で響き渡った。生き物から言われたわけじゃない分、少し複雑だ。

でも嬉しい。とても。

だからソレがあんなことになるなんて、思いもしなかったんだ。

                    ・

「ね~え?あんた、変なものが見えるんだってぇ?」

私に話しかけてきたのはいつもクラスを仕切っている子だ。

ここは高校の教室の1-D。私は普通に本を読んでいた。

「え・・・・・?」

いきなり言われて私の頭は思考回路不能フリーズした。

その子はいきなり私の黒髪をひっぱった。

「痛い!!やめてよ!!」

私が叫ぶと、その子が私の顔を殴る。

「うるせーー!!大体、お前生意気なんだよ!!ちょっとみんなもこいつ懲らしめましょうよ。」

周りの人たちがいっせいに殴ってきた。

「お願い!!やめてください!!」

ゴスっと誰かの蹴りが、みぞおちに入って声すら出せなくなる。

「・・・・・・っ」

「やめてよ、じゃないでしょう?私みたいなバケモノを殺してくださいだ、と思うなぁ。」

彼女は歌うように言うと、一転して低い声で言った。

「死ね。バケモノ。」

おかしい。

殴られて朦朧とした意識の中で思った。

何で・・・、何で、みんなこんなに興奮してるの・・・?

私は必死に教室から逃げ出した。

みんなが追ってくる前にトイレに逃げ込んだ。

「・・・っ、ハア、ハアっ」

ドアに寄りかかり肩で息をする。

ガツンとドアが何かでたたかれた。

「助けて。」

私は懸命に祈る。

「お願い。誰か助けて。」

すると、ポンっとソレが現れた。

「ソレ・・・・。」

「殺してほしい?」

その可愛い身体からは予想もできない言葉がでてきた。

「え・・・・・・・?」

「悩んでる暇なんてあるの?」

ない。恐らく私はドアが破壊された後、何かに取り付かれたような様子のみんなに殺されてしまう。

そのとき、私の顔の真横から何か棒のようなものが突き出してきた。

「ひっ・・・!!」

いくつもの足音が教室のほうに向かっていった。たぶんもっと強力な武器を取りに行ったんだろう。

もう、時間がない。

そして、私の覚悟は決まった。

「お願い。あいつらを、殺して」

初めての投稿です。よろしくお願いします。


いやぁ、なんだか緊張するなぁ。

ミコトちゃん、なんだか危ないことになりそう・・・。

あ、ミコトちゃんのフルネームはミコト・ハミルトン。

まぁ、あまりフルネームででないと思います。はい。


これからもどうぞよろしく。

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