07エンドvsファースト
「最初はやっぱり俺らかよ…」
「しかた無いだろ俺らは0番と1番なんだからよ」
ぼやくファーストをおさめながら俺達は武器を取った。
「剣ねえ…」
「なんか文句でもあんのか?」
「いいや」
俺達は舞台の中央に立ちレイの合図と共に一斉に走り始めた。
俺が大鎌を回すようにして振るうとファーストが剣をねじり頭に突きを放ってくる。
「【威圧】」
ファーストがそう呟き俺の体の動きが止まる。
だがすぐに体が動き始める。
大鎌の遠心力に身を任せるとファーストの剣が目の前を通り抜ける。
そしてそのまま大鎌の柄を叩きつける。
だがファーストの剣が大鎌を防ぎ飛んでいく。
ファーストは音も無く着地し、いつの間にか狐のような尻尾と耳を生やしていた。
「流石は獣人だな」
「【獣王化】は強いぜ?」
んな風に少しの掛け合いをしてファーストの姿が消える。
大鎌の刃を顔の前に持ち防御する。ファーストが下から現れ首に剣を突く。
大鎌が上に突き飛ばされファーストの爪が変形し鉤爪のような形状になり
その爪を刺そうとしてくる。
ファーストの足を蹴り飛ばし倒れたファーストの首に大鎌を突きつける。
「そこまで!」
レイが終了の合図を出して俺とファーストの模擬戦が終わった。
「さすがに勝てなかったか…」
「まあしかた無いですよファーストさん」
落ち込むファーストをルウが慰める。
「ファーストさんファーストさん」
「どうしたんだ?ルウさん」
「その尻尾触っていいですか?モフモフしてそう」
「あーそれ俺も気になる」
「はあ?あ、おいやめろー!!!」
こうしてファーストはルウの生贄となった。
「次はセカンドとサードか…」
どちらが勝つかな?
ファーストの能力は弱くないよ!獣王化が強いだけなんだ…




