06模擬戦の始まり
扉を開いて回し蹴りを叩き込む。
「うぎゃあ!」
「いった!」
そんな声が聞こえ彼らが飛んでいった壁を見ると
「またお前らかよ…」
ファーストとセブンスが倒れていた。
「ルウ、あれの男のほうが28で女のほうが俺の前で倒れてたやつだよ」
そう言うとルウはふむふむと彼らを見て言った。
「ところで君は?」
とサードがルウを見て尋ねる。
「あ、どうも私はルウ、エンドくんの使用人です」
「なんだってそれは本当かい!?」
「黙れ」
ルウが言った事に反応して復活したセブンスを俺は頭をはたき落とした。
それからギャアギャア皆が喚きルウは彼らの尋問の嵐に巻き込まれてしまった。
俺は可哀想なルウに肩の震えと口の歪みが止まらない。
扉が開きそこからレイが現れる。
「やあ君たち。おやおやおや?エンドくんはもうルウくんを連れてきたのかい?」
レイは面白そうに笑う。
「にやにやするな」
俺がそう言って睨みつけてもレイはいつも何処吹く風だ。
「まあそんな事はどうでもいいんだ、王からの司令だよ」
「エンド、今日から15歳になるまで模擬戦等の訓練を続けてくれ」
「15歳から君達を戦争に導入するから」
「まずは君らの能力をを教えてくれ」
そう言われ俺達は自分の能力をあかしはじめた。
ファースト・威圧
セカンド・探知
サード・精霊魔導
フォース・音響魔導
フィフス・螺旋
シックス・召喚魔導
セブンス・幻想郷
エンド・血の渇望
俺を含め誰もが自分以外の能力があまりわからないようだ。
そして俺達はレイに勧められ模擬戦をする事になった。
次回からは戦闘シーンです