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少年は悪魔となる   作者: ルシア
第四章・献身
57/69

54ホド

上と合併。

sideメフィスト

今日は実入りが良かったなー。

私はそう思いながらたくさんの上級クリーチャー達と一緒に街道を歩いている。

死体を錬成して上級スケルトン、デスキングを9体も作ったのだ。

まぁ、十数体お釣りが来たのだが。

私は今もクリーチャーを増産し続けながら階段へと歩いて行く。

さっきの黒髪少女が座り込んでいる。

いや、腰を抜かしているのかな?。


「ひっ!」

「どうしたの?」


怯えているようだ、それに気づき私は声をかけるがその子は私を見ていない。

その子が見ている方向を見るとそこには中級クリーチャーのグールが居た。

あぁ…なるほど、確かに耐性無いと辛い見た目してるもんね…。

私は手を払い、クリーチャー達を下げさせた。

彼女はずっと下げさせた所を見ていたが、少し経つと私へと視線を移して言った。


「あの…あなたは?」

「私はメフィスト・ファントミア」


彼女の問いに答えると彼女はこちらを向いて頭を下げて言った。


「第一階層マルクトと第二階層ホドを繋ぐ第一段が一人、審判のシン…です」


どういう…?。

私は説明を聞く事にした。


「あのですね…」


シンと言う子は私に言った。

まず神聖樹セフィロトには五の階層と四の段、そして3の通路があるらしく。

階層とはセフィラ、つまりはマルクトのような領地のある層を指すらしい。

そしてその層を繋ぐ階段は段、そしてその階層の中の領地を繋ぐのが通路だそうだ。

そして彼女は第一階層のマルクトと第二階層のホドを繋ぐ第四段の一人らしい。


「ここには結界があって私はここにずっと住んで、生まれてから数千年をここで過ごしてるんです」


そう言うシンを見て私は言った。


「ここから出たい?」

「出来るんですか!?」


私が言った事に彼女は素早く反応する。


「この結界は雑魚だからね」


ここの結界は材料以外は素人の作った結界だ。

これは何百の結界を絡みつかせ強力な結界にすると言う雑魚結界。

例えると枝一本だと折れるから数十本束ねると折れなくなる、と言うものである。

一本一本切ればいいからなんの意味も無いのだが。

私は一瞬で全ての結界を破壊した。

弱い…。


「行こうよ、シンちゃん」

「え、もうですか!?」


そう言ってシンは腕を握る。

何をしてるんだろうか?。


「【魔剣具現化】」


そう彼女が言うと、両手に大剣が現れた。

その剣からはあまり多くは無いが神力エーテルが存在しているようだ。


「とりあえず行くよ」


私はそう言ってクリーチャーを呼び戻す。


「ひぇ!」


…怖いのかな?。


【死霊魔導】


私は死霊魔導でクリーチャーを全員融合させる。


「あれ…?怖くなくなった」

「ふーん、エルダーリッチか」


エルダーリッチ、それはデスキングには少し劣るが同等の力を持つ上級モンスターである。

見た目も結構人間に近づいたからか怖くなくなったようだ。


「なら行こうか」

「はい!」


私達は階段を登りホドの層に登って行った。

そこには大きなホール状の建物があり、そこ以外の建物からは魔力が探知出来ない。


「闘技場…かな?」

「闘技場?」


シン曰く闘技場らしい。

だとするとこれは罠にしか思えないのだが…。


「あそこの門が開いてるよ」


シンがそう言った方向を見ると大きな鉄格子のような扉が開いていた。

罠だとしても、並の人間にはデスキングは倒せないだろう。

並ならこんな罠は用意しないだろうが並じゃなくても大抵の敵は倒せるだろう。


「デスキングを前後に配置、シンは前へ、私とエルダーリッチは中央に行く」


私がそう言うとモンスターが一斉に動き、シンが少し遅れて動いた。


「突撃」


私がそう言うと少しずつ皆で前進していく。

闘技場は暗かったがすぐに火がついて闘技場の席から観衆が飛び出す。


「私はホド・エロヒムツァバオト!ようこそ!チャレンジャー」


そうオレンジ髪の少女?…幼女かもしれないが少女が言った。

その少女は背丈と同等ほどの杖を持っており、何より小さかった。


「チャレンジャー!君とは今からこの街の住人全員を相手して貰おうか!」


彼女はそう言って説明を始めた。


「私の杖、ラファエルは癒やしと強化を司る杖」

「君等は強化された私達に勝ち、栄光を得れるかな?」


そう言って観客席から飛び降りた彼女らは私達に剣を刺そうと突進して来る。


「前衛部隊、前へ」

「後衛は回復を」


私がそう言うと皆が住民を斬り伏せて行く。

デスキングも凄いがシンはもっと凄い。

魔剣具現化かはわからないけど数十の大剣を投げて遠距離の敵すら攻撃している。

あとで教えてもらおっと。


「癒せ、ラファエル!」

「【死霊魔導】」


私が死霊魔導で敵をスケルトンにするのとほぼ同時に少女が杖を起動した。

死んでいなかった住民の欠けた腕や足が治って行く。

超再生に似た能力…。

でも死んだのは行き帰りはしないと…。


「【獄炎魔導・獄炎】」


私はそう言って炎で敵を薙ぎ払った。


「【死霊魔導】」


そう言って私は全ての敵を死者へと変える。


「あああああぁぁぁ!」


彼女はそう言って特攻してくる。

杖をデスキングがつかみ、彼女が倒れる。

それにデスキングが群がり、あたりに絶叫が響いた。

…あまりいい気分じゃないね。


「行きましょう」


シンがそう言って私は頷いた。

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