04追憶
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「あっあっあっ私…人を…」
金髪の少女が泣いて慌てふためきながら俺に泣きついて来る。
「エル!どうしよう!」
誰なんだろう、初対面のはずなのに…。
そしてなぜか彼女に手を伸ばしてしまい彼女の頭をなでていた。
彼女の目にはなにが写っているんだろうか、俺は何を彼女に話しているのだろう。
彼女が何か話している、俺は何を話してるのか聞こえない。
視界がぶれて俺と彼女は丘の上で夕日をながめていた。
「エル、私決めた。貴方の言うようにするわ。だからエルも無理はしないでね?」
そこであぁ…とだけ答えることができた。
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頭痛が治まり、何か幸福な感じになった。形容できないがただただ幸福だ。
「そこまで!」
誰かが言う、その方向を見てみるとレイがいた。
ふう…と息を吐き大鎌をおいた。
「ひっ」
誰かの声が聞こえる、その方向には一人の女の子がいた。
「集合!」
レイがそう言って俺は逃げるようにレイの元に走った。皆が集まりレイは言った。
「さて0、君をリーダーとして部隊を作る事にしよう部隊名は…0にちなんでエルディアとするか」
「そして君達に新しい名前を与えよう」
そんな事を言ってレイは名前を伝えた。
俺をエンド、28をファースト、ほかにはセカンド、サード、フォース、フィフス、
シックス、セブンスと名前をつけられた。
…絶対俺以外適当に決めただろ…。
そう言って俺達は自室に戻るよう命令された。
その後俺はレイに俺達の名前の由来を聞くと
「君は戦争の終わりをと願ってEnd、ほかは数字だよ」
と言った。
適当すぎるだろ…。