表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年は悪魔となる   作者: ルシア
第三章・契約
46/69

43悪魔王エンド

皆の足音が聞こえなくなり、私は口を開いた。


「お前達の忠誠、嬉しく思うが…」

「もはや私は私として生きる事は不可能だ」

「そう…ですか」


そういって私はデストラスを下段にかまえる。

目が魔力によりひび割れる。

やはりこんな体では魔力に耐えれないか。


「【死神】」

「【操血】」


私は溢れ出る魔力を制御して血をデストラスに流し込み、一緒に魔力も流し込む。

バキッバキッ、デストラスが音を立てて全体に罅が入っていく。


「はぁ…【森羅万象】」


そう言いながらデストラスに触れるとデストラスの罅が固まり、赤い線が増えて行く。

ブシュー!!!大きく音がしてデストラスの上側から赤い蒸気が吹き出て来る。


「【殺戮】」


血がそこから吹き出て大きな鎌の刃に変貌する。

私はそれを振るい、彼らの体を両断した。

(権能【守護者】のレベルが100分の1から100分の31に成長。

スキル【霊力操作】【神力操作】【複合】が発生しました。)

やはりすごいな…悪魔の血。

死が確定したらこの能力は発動する。


「ルシファー、お前を代表としてお前の願いを聞こう」


そう言って私はルシファーに語り掛ける。


「私の願いは…娘達を…あなたに…」

「…まだ一族仕える気だったのか?」

「いいだろう」


そう言ってルシファーは幸福そうに目を閉じた。

(【運命繋ぐは紅き糸】)

新しいスキルを手にして私はデストラスをしまった。

それから数分後、私は皆と合流した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ