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38悪魔王と眷属達
悪魔達が死に、悪魔が立っていた場所には四人の人類が居る。
クローバーのジャック、機王ユグドラ・グリンガム。
スペードのクイーン、死王メフィスト・ファントミア。
ハートのキング、獄鬼キトラ・アンセスター。
ダイヤのエース、吸血妃ルウ・ディア・ルカノール。
この四人は四英と呼ばれている。
どうしてそんな大層な2つ名が付いたのだろうか…。
まぁそれはともかくだ、今ここに7人の強敵が居る。
城からずっと俺達を眺めている7人の悪魔だ。
どうせ7人の悪魔は俺達を待っている。
「行くぞ」
俺はそう言って壊れた建物が並ぶガレキの道を進んでいく。
俺はなぜか懐かしさを覚えながらその城に入った。
「久しぶりだな」
会った事も無いのにそれらに言う。
それらは仮面を被り、私を見ていた。
「四英は一人ずつ相手をしておけ」
そう言うと憤怒、嫉妬、怠惰、色欲が居なくなる。
私は奴らを見送り、相手を始めた。
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sideキトラ
エンドの雰囲気が代わり言い渡された発言に、私は突き動かされて憤怒が私の相手になる事になった。




