03【適合者】
部屋の隅に陣取り俺は大鎌を構えた。
さあ、どこから来る?
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side28
0は部屋の隅似へ行き大鎌の刃を下にして手をピンと伸ばしてこちらへ向かい微笑んだ。
「始め!」
レイさんがそう言った途端皆が殺し合いを始めた。23と25が殺し合ったりもしていた。
どうして今まで笑い合ってたのに殺し合うんだ?。
そう他人事のように思い俺は誰かに叩かれた。
「何ぼーっとしてるんだよ28!」
叩かれた方向を見ると血塗れの0がいて23も25も、27も24も、皆泣きながら逃げていく。
そして彼らは俺の足元を見ていた。
「え?」
足元には首を切られた26がいた。
そんな俺を見た0は俺に言った。
「お前殺されるとこだったぞ」
「え?」
何がなんだ…か。
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sideレイ
ふむ、28が気絶、26が殺され19が自殺か…。
やはり0が殺したか…0は21と22と同じ異常種、しかも種族は悪魔だったか?。
能力の【血の渇望】とはこの事だろうな。
面白い、武器を持ったとたん人格が変わったように凶暴になるとは…。
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『あと一人殺すか』
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(【血の渇望】が発動。権能【弱者】のレベルが0/1から1/1に成長しました。
レベル最大、進化します。権能【適合者】に進化…成功。
権能【適合者】のレベルが0/100から1/100に成長しました。
スキル【補助者】成長、権能【ラプラス】に進化しました。
スキル、変形が超変形へ進化しました。)
ふと、そんな声が聞こえ俺は手を止めた。
頭が痛い、そしてあの幻聴が聞こえた、チカラヲケイショウスル。
こんどはよく聞こえなかった。俺は12と26を殺した事を思いだした。
なんで殺してしまったんだ?。
なんで。
(スキル【追憶】が成長0/10から1/10に成長しました)