34大罪の王
「さて、貴様らは何をしていた?」
ユグドラがあの七人を尋問している。
こういう時虚言判別は便利だな。
あの時から部隊長を呼び戻して数時間ごとに見張りを交代して尋問をしている。
殺戮者の称号もあるから俺以外は居なくても問題無いがな。
「私らは話さない」
「ユグドラ、もう拷問にでもかけんと喋らんだろう」
「俺がやる、お前は休め」
そう言ってユグドラを休ませた。
「【血界】【操血】」
「さて、始めるとしようか」
目から耳から、体のいたる所から血がでるのは怖いだろうな…?。
そう思いながら奴らを見ると奴らは俺を見ていた。
「支配者…?」
「なにを言ってるんだ?」
「最後の警告だ」
「何をしていた?」
そう言いながら血を操る。
「貴方を探していました」
そう言って俺に向かって礼をするように言う。
俺が尋問を続けると悪魔王、そして調停者について。
「なるほどな…それで俺がこんな力を持ってる訳だ…」
「でもなんでそんな事を知ってるんだ?」
そう言って話しを続けさせる。
聞くに、悪魔王に仕えていた7種の大罪を冠する悪魔の一族であり、俺の血界は悪魔王以外には使えないらしい。
そして俺の白銀の髪に深紅の眼?とやらは初代悪魔王の見た目に酷似しているらしい。
本当に厄災って合ってたのか。
俺は初代の悪魔王の如き力が使える可能性も…。
「お前らはどうしたいんだ?」
「私達はあなたに仕えたいです」
は?なんでそうなるんだ…?。
従うなら構わないが…。
『能力【傲慢】【憤怒】【嫉妬】【強欲】【暴食】【怠惰】【色欲】を獲得しました。
能力【傲慢】【憤怒】【嫉妬】【強欲】【暴食】【怠惰】【色欲】が【大罪の王】に進化しました。』
はぁ?。
「私達を認めてくれたんですね」
「どうしてこうなるんだよ…」




