21便利な【千変万化】と【ラプラス】
三章だよー。
「畜生レイめ…」
「【ラプラス】お前の機能を見せろ」
そう言うと俺の前に水色の透き通る板が現れる。
『・スキルアシスト・性格矯正・スキル成長、スキル進化通告・未来予測・
・音声通知・スキル成長率5倍・スキル成長必要経験値1/5・』
…えぇ、スキルアシストと性格矯正を詳しくたのむ。
『スキルアシスト・スキル発動を補助
性格矯正・口調や好みを変更する』
スキル発動を…。
それって前作った腕の形状保存とかは…?。
『可能』
それじゃあ変型の制御も?。
『可能』
これ、服とかも作れるか?。
千変万化について詳しく。
『基本スキル
・変型
・硬化
・超再生
・無限ノ触手
追加スキル
・色相変化
・スキル範囲拡大
・スキル効果増大』
色相変化ねぇ…。
これは良い能力だな…。
とりあえず…暴虐?の腕とでもして…。
『暴虐の腕、保存』
案外簡単…。
集中してっと…。
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sideルウ
「…って事でさ私とエンド君は社交界に出なきゃいけなくてさ?。」
「酷いよねぇ…私の本当の名前をレイは知ってるはずなのに…」
そう言って私はセブンスに愚痴を話している。
「いいじゃんお兄様と一緒に居れるんだから」
「なにしに来たの?キトラ」
彼女はキトラ、鬼人のネフィリムだ。
彼女は二年前、エンド君に決闘を申し込みエンド君に一瞬で倒されて
その力に惚れたらしい。
その遺伝子を欲して…まぁそういう事になりかけて血を分けて遺伝子に組み込んだ。
…と、勘違いしている馬鹿だ。私のようにヴァンパイアじゃないと無理なのに。
「ルウ…失礼な事考えてるよね?そんな奴はこれを飲めー!」
そう言って私は口に筒を当てられる。
「う!?」
そして筒から熱い液体が流し込まれる。
「ゲホッゲホッ!」
「なんで私までこんな物を…」
「この酒乱が…」
セブンスは私の巻き添えを喰らったらしい。
「セブンス、私とキトラを殺さない?」
「いいよ!かかって来なよ!半端な鬼人ごときに鬼人キトラ様に勝てるかな!」
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よし、完成だな。
少し性格矯正も試してみるかな?
「【性格矯正】」
…うーん、何か変わったかなぁ?。
そうだ…この服少しねぇ…。
改造しようかな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よし、出来た。
手にフリルを付けて宝玉を付けて白色に染めて…。
これだけで綺麗になったね!。
リボンとか…ドレスを付けたら…。
それになんか付けたら武器になるんじゃ?。
無限ノ触手って…
「【無限ノ触手】」
「こっこれは…」
六本のまあまあ長い先が尖った布状の触手?
リボンにはピッタリだね…。
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「完成!」
「【ラプラス】!これをバトルドレスで保存して!」
『バトルドレス、保存』
「ラプラスって便利だなぁー」




