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再審の男  作者: 藤澤トオル
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リターン・フロム・ヘル

 深夜。黒衣の男は、マリアヌ王国西部にあるスラムを歩いている。リンボのマークが肩にあるが、彼自身はリンボのメンバーではない。遥か昔、別な男から譲り受けたのである。


 男は立ち止まり、行く手にある何かを見つめる。膝をついて何かを手に取り、軽くはたいて埃を落とす。本だった。中の状態をパラパラとめくって確認していると、真ん中よりやや後ろに一枚の紙が挟まっている。


 男はそれを抜き、指の上でクルクルと回転させる。

「……?」

男は不意に回転を止め、人差し指と中指の間に紙を挟み込む。絵柄が違う。確かに先程まではなんということない、どこにでもあるような花の絵柄だった。


 今の絵柄は……そう、まるで大アルカナの『愚者』。

「……」

男の前方からコツコツと足音が近づいてくる。男は紙を持つ方の手でひさしを作り、足音の方を見る。



 月明かりしかない夜に煌めく金髪をなびかせる女が歩いてきている。彼女の周囲では謎の青い光が舞い散り、闇に紛れて黒い霧らしきものが漂っている。

「……『人の夢、常に儚けれど永久に終わらじ。故に人、歩みを止めず』。あなたも止まれないのね?」


 男は本を開き、あるページを眺めながら呟く。

「『止まること忘れし者、まこと愚かなり。されど愚かでなき者、人にあらず』。ーオリヴァー・ヴィトン『時の標』」



 時は半日ほど前に遡る。

 カリーナ達シュタインベルク五兄妹や佐伯と同じような『力』を持つ者、及びその力を与える者を狩る作業は約2ヵ月でほぼ終わりを迎えていた。どの力を持つ者も所詮は付け焼き刃に過ぎず、先天的に力を与えられているカリーナの敵ではなかった。


 中には危険度としては佐伯の持つ『ジヤヴォール』に匹敵するのもあったが、その強大さと副作用により、精神が崩壊しているのが常であった。


 カリーナが実働部隊を壊滅させてしまったせいか、リンボによる襲撃もほとんどなくなっていた。ただし監視下には置かれているようで、少し探せばどこかしらから見られているような状況になっている。


 ジルとはヴェルナーを通して連絡を取り合っている。『感染症は問題なかったのだが、急遽別な用事が出来てしまい、しばらくジルのもとには戻れない』ということも伝えてもらった。


 しかし一番の問題は『黒衣の男』についてである。長身、白手袋、リンボのマーク、黒いフード付きコート。外見の情報しか出てこないのだ。声質や態度、身体的障害などより決め手となる情報が全くもって入って来なかった。


 幸運にも向こうにカリーナの存在が伝わっているらしく、カリーナが狩りをはじめてから力を持つ者の数は増加していない。なかなかに用意周到な男と言わざるを得ない。逆に言えばカリーナは手詰まりになりかかっている状況であり、面白くない状況とも言い換えることが出来る。



 そういうわけで、カリーナは昼間だというのにバーに入り浸って酒を呑んでいる。勿論、外見は偽っている。

「……暇すぎる」

「今日の設定は?」

「年齢を重ねて少しシワが出来ていても、かつての美貌を想像させる熟女」


 マスターはカクテルをカリーナの前にだす。オーダーにあった女性が好むようなカクテルだ。当然ながらマスターはカリーナの仕組みをしらない。だが『変装が異様に上手い』とは感じている。それに客商売だ、あまり深く突っ込むのも良くない。


 カリーナはそんなカクテルに軽く口をつけてからカウンターに頬杖をつく。

「なんでみんな外見ばかり気にするのかしら?口調なり声なり、他にも色々見るべきところはあるでしょうに」

「私は外見と実力が命の仕事だからノーコメントとさせていただく」

「じゃあそんなあなたに質問。『黒いフードつきコートを着た白手袋の男』はどんな人間だと思う?」


 マスターは皿を拭きながら答える。

「何かしらの理由で皮膚に障害のある者、外見にコンプレックスのある者、信念の問題。……これくらいだな」

「障害かコンプレックス、信念ねぇ……」

カリーナはカクテルをすする。


 力を授ける時に姿を隠したいのはわかる。だから黒いコート。しかし力を授けるのが日中でも行われていると仮定すると、その服装は余計目立つ。思えば力を授かった者達の時間帯はバラバラだった。しかし黒いコートと白手袋。何かこだわりがあるのか?


 カリーナは尋ねる。

「そういえばさ、リンボのマークがはいった黒いコートに見覚えは?」

「……そういえばここ数ヵ月見てない男がいるな。彼は寒い日いつも黒いコートを来ていた。だがこんな場所だ、突然人が消えることなんてなにも珍しくないぞ?」


 カリーナは金貨を2枚カウンターに置く。

「一つは代金、もう一つは情報料」

「2本奥の大通りにある廃工場の角を左に曲がった先にある元集合住宅の402号室」

「ありがと。ごちそうさま」




 教えられた部屋に着いた。途中でゴロツキに襲われたが、蹴りを数発股間にいれたら降参し、近くにいた者達も簡単に道を開けてくれた。

「さてと、鍵は……まあ開いてるわよね」

扉をそーっとあける。

「くさっ!なにこれ、死体が腐った?」


 ハンカチで口を覆い、足を踏み入れる。ギィときしむ音がして不安を呼び起こさせるが、カリーナには関係ない。まるでウサギ小屋のような……現代日本のワンルームアパートに近い部屋の奥へ行く。

「……生活の気配はなし。誰かが最近までいた形跡もなし。……当然か」


 カリーナはハエのたかっている、うつ伏せ状態の死体を蹴って仰向けにさせる。顔面は腐り落ちて、身元はわからない。だがリンボのマークが胸元のシャツにあるのが少しだけわかる……虫食いされているが。


 次にズボンを脱がして性別の確認。男性。一応経過時間を調査。

「この腐り方と原子配列の変化から見て……3ヵ月かな?情報通り」

クローゼットを開けるとこれまた虫食いされている服が並んでいるが、ハンガーが二つ空いている。


 続いてキッチン。点火装置は魔力循環型。だが着火石は埃まみれで、手入れされていないのが見てとれる。換気扇もそうだ、本当に換気が出来ているのか怪しい状態である。冷凍保管装置は魔石型。しかしこれもとっくに使用期限は過ぎており、中にはどこから沸いたともわからぬ虫がうじゃうじゃいた。


 トイレ……は共用であるので調べてもあまり意味がなかった。体感的には、それなりに丁寧に使われている印象だった。むしろこんなところを不法占拠している者達にも一定のルールがあることに驚いた。



 再び部屋に戻る。というのも、あるものを調べていないのだ。

「……なーんでこれだけまだ『生きてる』のかしら?」

それは『引き出し』。3口の引き出し。部屋にあるものはほぼ全て腐っていて、もう廃棄が確定しているものである。


 だがこれだけは違う。状態が他の物に比べて『良すぎる』。どんなに丁寧に使いこんだとしてもこんなにも綺麗な状態を保ち続けるのは難しい。管理者が不在になってもそれが維持出来ているというのは、それこそ並々ならぬ思いがあるに違いない。


 カリーナはおもむろに一番上の引き出しを開ける。……本。タイトルは『時の標』。作者は……

「オリヴァー・ヴィトン……?」

知らない名だった。パラパラとめくる。やはり状態は良好。しおりやドッグイヤーの類いも見られず、一度に読みきったであろうことが示唆される。


 内容は、輪廻転生中の記憶を持つ男が自身の人生を告白していくというもの。読んでいると引き込まれそうであったので、カリーナは証拠として仕舞う。


 真ん中の引き出しを開ける。……鍵。タグらしきものがつけられている。『廃工場地下』と、かかれていた。何かあるのだろうか?これも仕舞う。


 一番下を開ける。……本。だが先程の本とは少し違う。カバーの質感が紙ではない。しかも古書の様である。

「……まさか」

カリーナはある仮説に基づきページをめくる。


 かつての報告によると、佐伯が魔王城攻略戦へと参加する少し前から人の皮で出来た本を所持していたらしい。内容は不明だが、佐伯の力が暴走状態に陥った事と関係があるのかもしれないとのこと。そうだとしたら、今回の事件にも無関係とは言い難いかもしれない。


 不明な言語で書かれているが、カリーナにはわかる。これは間違いなくアリシアの『左目の文字』だ。カリーナは自身の眼を起動し、無理矢理アリスを探知。そこからさらに記憶をフィードバックさせる。



「……古マリアヌ王国。別名『ムー王朝』」

カリーナは本を斜め読みしていく。正気を削ぐ魔術、奉仕種族、不可視の怪物、旧支配者、外なる神……見慣れない単語ばかり。しかし理解できる、できてしまう。


 ここに記載される神、そのうち数体の力がカリーナが狩ってきた者達の力と類似している。彼らは、邪神と契約していたのだ。

「……?」

とあるページに折り目がついている。そのページを開く。


 ……カリーナはページを閉じ、その本に火をつける。腐りかけの部屋に瞬く間に引火して燃え広がる。名も知らぬ最初の罪人は焼かれ、焦げていく。カリーナはそんなものに目も暮れず、部屋を出る。

「予想以上にまずい事態かもしれない……!!」


 カリーナは集合住宅を飛び降り、廃工場地下へと走る。




 廃工場。錆びた鉄のような臭いに混ざって血の臭いがする。しかも人類種だけのではない。ネズミといった動物とも違う。

「……こっちか」


 臭いは地下への道に近づくほど濃くなっていた。地下へ続く階段は錆びや血の赤、謎の緑など様々な色が混ざっていて生理的嫌悪感を催さずにはいられなかった。


 それでもカリーナは降りねばならない。恐らく今の状況を止めることが出来るのはカリーナのみ。

「……サエキを探すか?駄目だ、確証がない」

一瞬よぎった邪念を振り払い、地下室の扉の前に立つ。その扉だけ『新しい』。


 鍵を取り出し、深呼吸する。この先何があろうと動揺しない。母との約束だ。茨の道であろうと、自身の立っている所を見失わない。それこそカリーナの強さの根源。


 扉を開けた。



 一辺6mほどの四角い部屋に入ってまず目に飛び込んできたのは天井から吊るされた数体の人間の死体。どれも心臓がえぐりだされている。性別と年齢に傾向は見られない。

「……無差別に狙った、ってことか」

改めてマスターの言葉が甦ってくる。『突然人が消えることなんてなにも珍しくない』。まさにその通りだった。


 次に気になるのは床に血で描かれたと思われる魔方陣。軽く触れてみても、もう魔力の流れは感じない。

「使用済み。使い道は恐らく……やっぱり」

あの本に書いてあった通りの方法で『あるもの』をこの世界に呼び出したのだ。部屋の四方に置かれた永久に消えることのないロウソクがその証拠である。


 最後に見るべきは……

「出てきなさい。3秒待ってあげる。それ以降は命がないと思いなさい」

コツコツという足音と共に、誰かが地下室へと続く階段に立っている。扉を閉められる位置ではない。



 カリーナは立ち上がりながら振り返る。黒い中折れ帽を被った、赤いネクタイをしめている黒スーツの男だった。男は帽子のつばをつかみながら軽く会釈する。

「お初にお目にかかる。私はそうだな……『リンボ』のボス、と言えばいいかな?」


 それを聞き、カリーナは演劇めいた動きをしながら言う。

「これはこれは。こんな下賎な者である私なんかのためにわざわざご足労いただき、ありがとうございます。お茶は出せませんが、死への片道切符ならご用意出来ますよ?」

「お気遣いだけで結構。さて、まず一つ聞きたいことがある。ここへ何しに?」


 カリーナは道をあけて奥へ誘うように動き、男に中の様子を見せる。男はその場から動かず、部屋の様子を察する。

「なるほど。君の趣味かな?いや、否定する気はないよ」

「まさか。あなたのとある部下の趣味ですよ」


 男は頬を軽くかきながらいう。

「困ったな……最初は6人程しかいなかったのに、いつの間にか人数が増えてしまい、私も総数を把握出来ていない。まぁ、なんであれ責任は私にある。このような醜悪な物を野放しにしていたこと、謝罪する」

「は、はぁ……」


 カリーナは一瞬呆気にとられた。このボスと名乗る男、ギャングらしさがあまり感じられない。むしろ最低限の礼儀を弁えつつ軽口を叩ける、なかなか見ない人種である。正直な話、カリーナはこのタイプの人間を最も苦手とする。精神を逆撫ですることも弱味につけこむことも困難だからである。


 男が言う。

「君が度々私の兵と問題を起こしていながら、あの酒場へと出入りしてることは私も把握している」

ポケットからメモらしきものを取り出した。

「約2時間ほど前に店主と会話を交わしたあと『釣りを受け取らずに』店を出た。その後特に寄り道することなく現在炎上中の集合住宅402号室に侵入。やや焦りを覚えた様子でここに到着。そして現在に至る……間違っていないね?」


 カリーナは戦闘体勢に移行しながら尋ねる。

「そうね。で、本題は?」

「君の目的が知りたい」

「世界平和」

「即答か。ではさらに尋ねる。君の言う平和は、『争いと進化なき、停滞した』平和か?それとも『進化あれど争いのある、偽りの』平和か?」

「偽りの平和」


 カリーナの答えを聞いた男は階段を降りてくる。そこに殺意や敵意、ひいては害意は感じられない。階段を降りながら男は帽子をとる。光沢のある黒髪をツーブロックでオールバックにした、カリーナとあまり年の変わらない男だった。



 男は片膝をつき、頭を垂れる。

「貴女様のご来訪、心よりお待ちしておりました。ようこそお越しくださいました、カリーナ・シュタインベルク様」

「ちょっと待って」

「え?」

驚いた様子で男が顔をあげると、カリーナは眉間を押さえながら手を前に出して悩んでいた。


 カリーナは恐る恐る尋ねる。

「……なんで私のこと知ってる?」

「カリーナ様のお父上、ホルスト様からお達しがあったのです。『おそらく長女がそちらに赴く。相手をしてくれ』と」

「父さんが……?……え?どういうこと?」

「なにやら混乱なされているようですね。どうでしょう、場所を変えませんか?」




 男に連れられ、とある廃民家に入る。よく見ると遠くから全方位を監視されていた。男がどこからともなく茶を注ぐ。

「どうぞ。あえて申し上げておきますが、毒などは一切ございません」

カリーナは茶をすすりながら訊く。

「……私達はカルロスに転移させられた。魔力や物理の性質が変化していなかったため、同一世界内での移動と私は考察した。間違っていないわね?」

男は相づちをうつ。


 カリーナは続ける。

「ところがここは未知の空間であったにも関わらず言語が同一であったため、私はここは同一世界ではあるが、別天体であると考察」

男は少しうなったあとに返答する。

「残念ながら、同一天体です。新大陸のさらに西、もしくはプロイスト帝国から東へ進んだ、東端の島国のさらに東。そこにあるのがこの『ムー大陸』です」


 目眩がしたのか、カリーナは腕で眼を覆いながら天を仰ぎ見る。

「……じゃあなに?カルロスは結局夢破れたってこと?」

「カルロスという方がどういう方でどのような夢を持っていたかは存じ上げませんが……別な惑星や世界への転移、ということなら失敗と言うほかありません」



 カリーナは茶を飲みほし、カップをテーブルに叩きつける。

「話を最初に戻しましょう。あなたに聞きたいことがある」

男はカリーナのカップに茶を注ぎ直しながら頷いた。

「黒いコートを着た、白手袋の男を知らない?」

「そうですね……噂程度には」


 男の情報は、カリーナが持っているものと大差なかった。ある一点を除いて。

「その男は、必ず一対一で接触してきます。二人以上いる場合は決して現れない。ただし、監視しているような状況は『一人』と見なされるようですね」

「……わかったわ。ホルスト・シュタインベルクが娘、カリーナ・シュタインベルクが命ずる。『今日の深夜、私とその者のための舞台を用意しろ』」




 夜。カリーナは『時の標』を閉じ、化粧台の前に座る。リンボのボスが用意したメイドがカリーナの髪をとかし、ハーフアップにして結ぶ。

「ありがとう。丁寧な仕事をする人は大好きよ」

「お褒めにあずかり、大変光栄です」

カリーナはまゆげを整え、少しだけアイシャドウを引く。最後に口紅を薄く塗り、ナチュラルメイクを完成させる。


 服を脱ぎ、燕尾服に袖を通す。男性用であるが、カリーナが所々を改造しているため、違和感や不自然さはなかった。

「さてと。準備完了!」

「とてもお似合いです!」

「フフッ、褒めるのが上手ね。どう?一曲踊る?」

「え!?いや、私なんかがカリーナ様と踊るのは気が引けます……」


 顔を赤くして手を振るメイド。カリーナはそんな彼女の前で膝をつき、手の甲にキスをする。

「予約しておくわね」

「……はい」


 カリーナが部屋を出ると、ボスが待機していた。

「準備は出来ています。いまこの街で孤独な者は、あなただけになるでしょう」

「よろしい。一曲踊ってくる」

「承知しました。では私達はワルツを奏でておきましょう」

「ジルバかクイックステップにしておきなさい。テンポ速いほうが好きなの、私」



 路地裏に赴いたカリーナは『時の標』を路上に置く。仕掛けを施したしおりを挟んでおいた。多分奴はそれにつられてやってくる。カリーナは人のいない民家の上でタロットカードを広げ、一枚一枚破っていく。

「『世界』の使命を帯びた私は、『審判』をもたらし、『太陽』のごとき祝福のため、『月』めいて幻惑し、『星』のように希望を持っていた。かつて『塔』の破滅をみた私は、『悪魔』に堕ち、『節制』を知った。『死神』に見いだされ、『刑死者』みたく忍耐を手にいれた。『力』を手にいれ、『運命の輪』に翻弄され、『隠者』がごとき生活を強いられた。しかし『正義』が私を呼び起こし、『戦車』のような行動力をもたらした。『恋人』はいなく、『教皇』を殺し、『皇帝』に背いた私に出来ること……『愚者』に制裁を!!」


 カリーナは飛び降り、ゆっくり歩みを進める。

「大アルカナの示した旅路に終わりが近づいている。『愚者』が『世界』へと至ろうとするなら、私は逆を進もう。……そんな二人が出会うべき時は、本来ならキエフにあったあの城だった」


 黒衣の男が本の前で止まった。カリーナはそちらへと近づいていく。

「しかし出会わなかった。私の代わりに出会ってしまった男がいたから……」



「さぁ、『正しい歴史』を刻みましょう」



 これは、地獄から戻ってきた『愚者』と不完全な『世界』が織り成す、『これから』を決める戦い。

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