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神様と行く異世界旅行記  作者: 仁狼
恋人の為-シオン
6/6

常識を知ろう



635年19月24日???にて


今さっき常識の記憶を読み取ったわけだが、ふむ


1,この大陸の名前はキュール大陸 んで国の名前はグラン帝国 グランの血統の王が治めている


2,お金の単位はエニ 100エニでリンゴ一個ぐらい


ここまでは特に使いそうもない知識だ。

ってか飛ばそう。だけど問題はこれからだ


3,今いる場所はギニール砦 ある人類の敵と戦う施設

特にここは最前線で一番敵と戦うことが多い


4,人類の敵とは魔獣。35年前、600年に突如現れた


5,魔獣は一匹で兵士5人に相当する強さで生態は不明。主食不明。

なぜか人間を襲う。

迎撃手段は剣や槍。

飛び道具は効かない。

研究によると人間が触っていると効果が現れるみたいだが、まあよくわかっていない


6,魔獣は何体も倒すと倒した人の能力が上がる。

筋力、持久力などがあがっていて、噂では頭の回転も速くなる。


・・・ゲームじゃあるまいし。魔獣って・・・


しかもレベルアップ?みたいな機能まで・・・

魔法とかないのかな?


しかもこの砦は魔獣と戦う最前線基地だって

マジかよ・・・


まあなんとかなるかな。うん。大丈夫だ。うん。


よし次いこ次




えーと。今の所重要なのはこれぐらいかな。


シオンの給料とかどうでもいいし、彼女ももっとどうでもいい。しにさらせ。まったく。見せつけんなよ頼むから。

彼女いない歴=年齢の俺には刺激が強すぎて涙が出てくる


ってか世界の常識って彼女の有無も常識なの?

シオンの世界の常識ってそういうこと?

シオンの(生きてきた)世界の(シオン目線の)常識って事?

友達の名前とかもあったけど、まあそれは登場してからってことで




うーん。

あいつ−ヨミは成長しろーとか言ってたけど何すりゃいいんだろう。俺からシオンの中にいてできることってあるのか?

今シオン何やってんだろ見てみるか。

『ブオンッ』どわああああ


何!何が起きたの!!

剣!剣が目の前に!!

びびったー。死ぬかと思ったー

怖っ

ん?シオンが死んだら俺どーなんの?

ヨミ帰ってきたら聞いてみっか




「はあはあ・・・おりゃっ」

ガキンッ 軽く流される

「腰が入ってない。腕だけで振っても受け止められるだけ。体重を使え。」


うわー。優男相手に剣振ってる

確かこの人はここの魔獣と戦う第3隊に属してるサライさんだっけ。


隊というのは第1から第10まであって上から強い順に並んでいる

基本はこの10隊で魔獣の相手をする

シオンたち新兵扱いはまだ隊に入れてもらってない

だからシオンは魔獣とはまだ戦ったことがない・・・らしい


「たあっ」

ガキンッ


はあ。こいつもしかして運動音痴か?弱すぎる!

もっと体重移動をスムーズにこうやって、こう!!


それに合わせてシオンが剣を振る

「シッ」シュバッ

ガキッ サクッ

シオンの振った剣が相手の剣を弾いて地面に刺さった

「「(えっ)」」


「「(…)」」二人(+一人?)のあいだを沈黙が満たす


「今お前何やった?」


見違えたようによくなってたよ。うん。


シオンが黙って首をかしげる


いやいやかしげんなよお前がやったんだよ

ってもしかして俺??


「・・・もう一回だ」


「ていっ」ガキン


「「(…)」」

弱っ


「もう一回!」


今度は手伝ってみよう


「シッ」バシュッ

キーン

「「(…)」」


「それだっ。それを繰り返せっ!」

「はいっ!」


「フンっ」

ヘロヘロ〜


うーんやっぱ俺が手伝ったのが大きいのかな

手伝ってない時のシオンの振りひどいし


仕方ないから3回に一回ぐらい手伝ってあげることにした


「てやっ」

ヘロヘロ〜

・・・意味あんのかな、これ


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