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君のノコしたモノ  作者: 白神灼 優鈴
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触り カレン編

白神灼 優鈴と申します。

よろしくお願いします。


人生で18回目の桜。

初めの10回くらいの桜は記憶の中で曖昧で、綺麗に見えていたのか、汚れて見えていたのか、そもそも興味がなくて横目で見ていたかはわからない。

けれど、16回目の桜はとても綺麗だったのは憶えている。

高校に入学して、最初に見た桜。

前日に少しだけ雨が降り、桜にのっている雨粒で朝日がより一層眩しく、言葉に表せないほど美しく、儚く、それでいて凛々しいあの桜は、今までの桜で、1番綺麗でした。

ただ、今回……18回目の桜を除いて。

桜の花が満開を過ぎ、少し散り始めた頃、夕陽に照らされる桜を背景に、私……山本カレンは恋をしました。

些細なことでも結構です。

感想よろしくお願いします。

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