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1 自己紹介
異世界トリップの最強主人公でのんびり話を進めたいと思っています。
消極的な主人公なのでのんびり長い目で見ていただければ幸いです。
初めて小説を書いておりますので、なにかご意見ご感想などありましたらご指摘いただければと思います。
それではどうぞよろしくお願いいたします。
ある時代ある場所、「魔王軍」なんてもののせいで、世は乱れ人は悲しみにくれた世界があった。
魔王なんてものがいるからにはファンタジーな世界なわけで、ご多聞にもれずある国には勇者伝説なるものがあった。
「世が乱れ大地を涙が覆う時、彼の地に光の勇者現れん」
実際の文体はもっとありがたいものだったようだが、噛み砕けばこんなものだ。仰々しく書いたところで意味は変わらない。
なんでこんな話を始めたかといえば、大体お察しだろうけれども、多分私がその勇者であって、さらに言うなればこの国この世界に平和をもたらしたのが私だからである。
壮大なる冒険譚が始まると思った方には大変申し訳のないことだが、これはすべてひと段落した後の世界での私ーー勇者のだれきった物語である。