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やがて体は朽ち果てて

 森林の奥深く足を踏み入れる


 はらはらと舞う木の葉が美しくて 地面に寝そべり空を仰いだ


 降り積もる落ち葉に埋もれていく


 青い空を この瞳に映したままで



 やがて肉体は朽ち果て その白い姿だけが土中に残ることだろう




 私は そんな風に朽ちていきたい訳じゃない


 出来れば あの鳥のように両翼を広げ 青い空を自由に泳ぎたい


 緑を眼下に見下ろしながら


 この森で朽ちていくあまたの屍を見下ろしながら


 私は 自由に羽ばたきたい


 この体が朽ちる前に


 瞳が光を失う前に




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