前へ目次 次へ 96/104 やがて体は朽ち果てて 森林の奥深く足を踏み入れる はらはらと舞う木の葉が美しくて 地面に寝そべり空を仰いだ 降り積もる落ち葉に埋もれていく 青い空を この瞳に映したままで やがて肉体は朽ち果て その白い姿だけが土中に残ることだろう 私は そんな風に朽ちていきたい訳じゃない 出来れば あの鳥のように両翼を広げ 青い空を自由に泳ぎたい 緑を眼下に見下ろしながら この森で朽ちていくあまたの屍を見下ろしながら 私は 自由に羽ばたきたい この体が朽ちる前に 瞳が光を失う前に