前編
3回連載の短めです。
大好きなゾンビものに恋愛をいれてみました。
10日までには完結する予定です。
医者を男っぽくしました。
病院の待合室、俺は昔の事を思い出していた。
まだあいつが元気だった頃、いっぱい笑っていた頃、楽しかった頃。
いろんな思い出がよみがえる。
「おい、もう面会してもいいぞ」
「…ん、わかった」
知り合いの医者の案内で、俺はあいつがいる病室に向かった。
「あいつはどうだ?」
「進行は遅い。まだまだゾンビになるのは後の話だ」
「そうか…」
今のこの町では、映画なんかでよくあるゾンビウイルスにより、人類の90%がゾンビになった。
感染源はもちろんゾンビになった奴に噛まれること。
あいつも、ゾンビになった自分の彼氏に噛まれて感染した。
「さぁ、ついたぞ。あとはごゆっくり」
中に入ると、薄いビニールシートの膜の中に、点滴を打たれているあいつがいた。
俺はあいつを愛おしく見つめる。
「……なぁ、こいつは外に出られるのか?」
「外に出ればゾンビがウヨウヨしていて危険だし、感染率が高まるかもしれない。でも、怪我はだいぶ良くなったし、一応出られる」
「…俺たちをここにいさせてくれてありがとう……」
「泣きながら血まみれの彼女を運んできたお前を、ほおっておけないだろ」
「泣きながらは言うな」
「ははっ」
そうだ…俺も笑わなくちゃ。
たとえ、今がどんなに辛い時でも…。
誤字脱字など、あったらすみません。
書き忘れなどなおしました。




