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理想的なおっぱいの話だけど、3.114514は黄金円周率です。  作者: 鳥山正人


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10話

「スネークアップルとオルソレイユ鉱石を死獣のところに持っていくぞ」


南の王国の猪エリア。その最奥にいる死獣・堕天の猪豚。


ハイブリッドの語源にもなっている猪豚からもらえる紋章の効果はアイテム合成。


オルソレイユ鉱石とムンリル鉱石をアイテム合成することで出来上がるキーアイテム、鬼の金棒。


このアイテムを始まりの街にある桃太郎の像に奉納することでマイファームを入手することができる。


「まずはスネークアップルとオルソレイユ鉱石をギフト設定にしてっと」


プレゼント設定をしておかないと堕天の猪豚は普通に襲いかかってくる。桃太郎の像に奉納する時とは違い、死獣に奉納する際は注意が必要。


ちなみにだが、この奉納品の品質は最低品質でも良かったりするので、レオさんもすぐに来るだろう。


「準備完了。それじゃあ行くとするか」


堕天の猪豚のいるボスエリアに到着すると、語りかけてくる声が聞こえてきた。


「懐かしい友の香りがする。早く私の元へ持ってきてくれ」


その声に従い、堕天の猪豚の前に到着。


「こちらをお納めください」

「やはり金猿と黒蛇亀の香りだな。お主の力を認め、力を授けよう」


[猪の紋章アイテムを入手しました]

[アイテム合成のスキルを使えるようになりました]


「お主ならこの力を使えば、錬金ナイフを強化出来るだろう。では、さらばだ」


気付くとボクはボスエリアの入り口まで戻されていた。


その時、スマホに連絡が入った。レオさんからだ。


『ハヤトくんへ。急で悪いんだが、桜庭アンナと会う日程は明日の午前中に決まってしまった。この日を逃すと、次はいつになるかわからない。申し訳ないが、日程調整お願いします』

『ボクはいつでも大丈夫ですので、明日よろしくお願いします』

『急で申し訳ないが、よろしく頼む』


ボクとしては、ちょうどいいタイミングだった。もう遅い時間だからマイファームを入手して、今日を終えようと思っていた。


「よし、最後まで気を抜かずにいくとするか」


そのままボクは鍛冶屋に向かい、作業場に到着。作業台の上にオルソレイユ鉱石とムンリル鉱石を置いて、準備完了。


「アイテム合成スキル・開始」


目の前に置かれた二つの鉱石は粘土のように混ざり合い、形を変えていく。


『鬼岩石、99%の最高品質』


「次はコイツを使って鬼の金棒作りっと」


慣れた手つきでコネコネして作業を進め、あっという間にキーアイテムの出来上がり。


『鬼の金棒』


「鍛冶スキル・終了」

「始まりの街に急いでいくぞ」


北の王国の街を飛び出し、始まりの街へ。


街の中心部にある桃太郎の像。真っ黒な桃太郎の像の前に立ち、鬼の金棒を奉納すると一瞬の暗転。


気づくとボクは黄金色に光り輝くの桃太郎姿があった。


「鬼の金棒の奉納ありがとうございました。この金棒の力を分析すれば、鬼退治の役立つでしょう。お礼に私からマイファームのプレゼントを差し上げます。マイファームは貴方だけの特別な生産空間です。そこを活用し、引き続き現世での鬼退治頑張ってください」


そう言われると、ボクはチュートリアルの街に飛ばされ、すぐさま目の前の街は一瞬にして更地になり、小さな家が建てられた。


「ここがボクだけのマイファーム……誰にも邪魔されないボクだけの畑と鉱山……ようやく、ようやくマイファームを手に入れたんだ……」


ボクは小さくガッツポーズ。


「見せてやる。自然農業ガチ勢のボクの真の力を。誰にも理解されることのなかったボクの真の最強農業理論を」


ボクはそのままマイファームに建てられたマイハウスの中に入り、ベッドに横になり、眠りについた。


~~~


ネコ弁護士は慌てた様子でカバンの中を探っていた。


「リンゴ、ゴリラ、ラッパを入れたはずだったのに」


カバンの中身は全部ミカンだった。


ネコ弁護士はミカンの皮を剥いてみたが、どれもただのミカンだった。しかも甘かった。


「これは罠だ……」


ピンポーン


ネコ弁護士の事務所に誰かやってきた。





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