ハンディーカメラ視点
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カメラが映し出され────の顔が映る
『これで回ってるな……』
『必要なのか?』
『念の為だな……』
『そうか。それじゃ……記念……と言うよりかは目的でも取っておくか?』
『……まぁ、良いか。ごほん……えー……私が数年前に録画し記録した廃墟街……まぁ、ご覧の通りに廃墟だらけの場所で起きた場所を……やり残した事を通じて今ここで完結させる事に』
『やり残したこと?』
『……まぁ、些細な事だ。どの道……これが終わればもう終いにするつもりだしな。それで……』
『それじゃ、今回の目的……』
『そうだったな。えー……今回はやり残しは今現在進めつつ、新たに撮影し数年前と変わらない事を……何も無い事を証明する事に』
『で、この場所は何が起きたとかあるのか?』
『そうだな。簡単な昔話を……
この場所はかつては街、村にとっては栄えていて、古くからの風習等も残る歴史的な場所だった……
が、この場の最後……となった日が丁度風習が残る祭りの時期。その前日に住人全てが失踪する事案が発生
調べた限りではそのまま残された形で……と。要は古くからの風習による原因だとか、神隠し、都市伝説とか嘘とか言われる話が出てるがどれも信ぴょう性に欠ける話
私が数年前行ったのは……その古くからの風習による話が本当かどうか……の話……』
────黒いモヤの人影が横切るがほぼ気の所為に近い状態────
『どうした?』
『いや。何でもない。で、それを5本に纏めて撮影したがどれも途中で終わってしまってる』
『どうして?』
『簡単な話……風習通りにするとかならず失敗する為だからな』
『しゅっぱいか……今日は……』
『そうだな……するつもりではある。このカメラを起点にするつもりだし……
もう少ししたら……』
────エンジン音が聞こえて車が止まり、カメラも向けられる────
『聞いてないが?』
『舞だからな……それも……』
『お待たせ……あまり来たくは無かったけど……貴方の頼みだものね……』
『────さん。この村の風習をよく知る人だな。今回はこの人を加えてやる
黙っていたのは悪かったけど……どの道、男二人よりはだろ?』
────ぎこちない笑みを浮かべていた。女性はそれを見て訝しながらもカメラの方を見ていた────
『そうだな。まぁ、どの道……あのテープを見ている限りでは必要だろうし、そこは構わない
と、こんなもんか?』
『そうだな。まだ昼だし……ご飯食べに行くか?。買い出しもあるし……』
『そうだな。じゃ、一旦……このまま切るな』
─────カメラが閉じられ切られる────




