ハンディカメラ視点
『何だこれ?。いや、有り得ないだろ……』
『死者?。どうせ……作りもんだろ?。応えろよ!。見てるんだろ!』
『クソ……興味本位だったのに……なんでこんな事になるんだ……クソ』
『早く出て警察を……』
────ハンディカメラを手に動き歩き出す
『何処まで続くんだ……と言うよりかさっき来たよな?』
『何でだ……?』
『クソ……はぁはぁはぁ……』
『……』
『何でこんな所に?』
────定点カメラが壊れた状態で転がってる
『動く……?。んな馬鹿な……と言うよりかレンタルだぞ……くそ』
────映像が再生される
『は?』
『何だ!。クソ……!』
────定点カメラを捨てて走り出した
『クソ!来るな!』
『は……?』
────ここでハンディカメラの映像が切れる
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人集りが集まる
無数の車とサイレンが鳴り響いていて規制線が張られている。警察と野次馬が人集りとなって神社の前に
人影が広がるとそこには……
首の無い女性の死体
一突きで心臓を抉られた男性の死体
ハンディカメラを手に四肢がもがれ木にぶら下がる男性の死体
三人の死体が有った。どの死体も死因は見た通りだがどうやって殺されたのか凶器すらも特定されなかった
平成元年史上謎の怪死事件として処理され何処かの警察署の保管庫によって保管されてる
平成元年から過ぎても未だに特定されずに何れ現代により未解決へとなって幕切れとなってしまった
────現代
『確かに不明瞭な事件だな』
『だろ?。映像も押収され保管されていたが……全て焼け切って再生不能になってる』
『じゃ、どうやって?』
『これも分からない。だってこの放送局の中で突然見つかった代物だからな?』
『でも聞いた事ないぞ?。この話?』
『まぁな。だって、不祥事な上にテレビにとっては表に出したくない話だからな。一人の撮影者と関係者二人が一日にして死んだ話なんて……』
『……別に問題無いんじゃないか?』
『そうでもない。これは出回ってないが……死亡推定時刻が……あの映像から約1日前……つまりはこの撮影時点では既に死亡してる
じゃ、何故?どうやって撮影されたかだ』
『は?
いや、有り得ないだろ?』
『そう有り得ない……が、儀式がその当時行われた時点で時間なんてとうに狂っていた。あの場所全体が異空間にでもなっていた……
そうでなきゃ説明付かないからな』
『……なぁ、これ、調べるの止めよ』
『怖いのか?』
『そうじゃないが……嫌な予感するんだ』
『気のせいだろ。どういう事で早速行くぞ?』
『あー、もう。待てって……!』
────ハンディカメラを手に部屋から出ていく。が、何故か映像は部屋を映し出していた
────そこには首の無い女性、心臓に突き刺さる男性、四肢がもがれ吊るされた男性が映っていて、女性がゆっくりとカメラの方を見ると映像が途切れる
バンッ!
────手がカメラを覆い尽くしてカメラの映像が元に戻った




