他力本願の遺書
「死にたい」だなんて言えるだけキミはまだまともだよ
死ぬことすら面倒になってしまったボクは
誰かに殺されることを夢見て 毎日
この世界に生かされていることにうんざりしている
誰がボクを生かしているのか
苦しめているのか
死なない程度の絶望で
毎日苦痛に耐えながら過ごしてる
生きる意味なんてないよ
死ぬこともだけど
この宇宙にたった一人で生まれて
そのうち消えていく
こんなことを考えているうちにボクは
「死にたい」ではなく 「消えたい」と
すべてをなかったことにしたいと
自分の命すら他力本願にしようとした
もういやだ