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【閑話】山登り

データが全て消えたので思い出しながら書いてみました。

 男なら。男なら誰しも一度は思ったことがあるはずだ。


 おっぱいに登りたいと!


 おっぱいにダイブしたいと!


 大きい山は言うまでもない。しかし、小さい山だっておもむきがある。それでも俺は大きい山の方が好きだ。


 ザ・筑波山。


 朝一で無理矢理に起こされて、筑波山に来たわけだが、遠くから見たらおっぱいだったわけだが、近くで見たら山だ。


 そりゃそうさ、もともと山なんだから。


 そんな筑波山で一番の疑問だったのは、なんでこんなにホテルが多いのだろう。って事だ。


 山道にすらホテルがある。


 旅館もあるが、明らかにそっち系のホテルが多い。利用が登山前だとしてらそれはマッスルパワー全快だな。


 おっぱいの形をした山に標高が877m(バナナ)とくれば、納得ざる得ないのかもしれないな。


 おっぱいにダイブしたいのかな。



 ちなみにここまでくる途中、助手席に乗っているコイツから色々な話しが聞けたわけだが、本当かどうかわからない話しが多く、登山中に聞いてみる事にした。


「なぁ、さっき話していた【つくばの夜に始まる犬バトル~飼い慣らされた奴に俺達が負けるかよ~】って本当なのか?」


「本当よ。近くにわんわんランドっていう90種類500頭もいるテーマパークがあるのよ。しかも世界最大級の展望台だってあるのよ」


 それで、野犬が周りに群がって遠吠えが始まるって事かな。近所迷惑すぎるだろ。


「ってか、しかもって言われてもよくわからんが、その世界最大級の展望台からはどんな絶景が見れるんだ?」


「えっ? 田んぼに決まってるでしょ?」


「それ、展望台でわざわざ見る必要あるか?」


「まぁ細かいことはいいのよ。あっ、りんりんロードも見えた気がするわね」


 コイツはどんどん新しい情報を入れてくるな。そもそも茨城ってそんなに色々あるならなんでずっと最下位なんだよ。


「あっ、その顔は信じてないわね?」


「いや、信じるとか信じないとかの話しじゃ無くて、そんなに色々あるのになんで最下位なのかなとさ」


「そんなの決まってるじゃない。魅力が無いのよ」


 おい、それを神様の立場の人が言っちゃダメだろ。


「その結果、わんわんランドにはネコのブースも作ったんだから」


 なら、わんにゃんランドとかに名前変えろよ。



 そんな話しをしながら二時間ほどかかって頂上まできた。


「⋯⋯頂上が神社しかないってどういう事だ?」


「バカね。男体山と女体山のちょうど中間の窪みのところが栄えているのよ。回転するコマ展望台っていうレストランだってあるんだからね」


 なるほど、それは楽しみだ。今まで見てきたものは全て岩だったからな。

 岩が色々な形に見えるって言うので楽しかったけどさ。

 弁慶の七戻りにビックリしたのは内緒だ。きっとバカにされるからな。


「ちょっとあれよあれ!」


 横を歩いていたコイツは急に俺の洋服の裾をグイグイ引っ張りながら岩を指差して興奮している。


 また岩か⋯⋯。


「今度は何だよ。また岩じゃねーかよ」


「あんた、あれが何か分からないの? 想像力が欠如してるんじゃないの?」


 山道の端にある岩を良く見てみるが、確かに何かには見える。が、わからない。


「はいはい、そーかもな。んで、あれは何?」


「あれこそがこの筑波山でも一二を争うほどの有名なガマ石よ。よく見てみなさいよ」


 そう言われて、色々な角度で見てみる。

 うん、確かにガマと言われればガマだな。


「ガマの口に落ちてる石を投げて入れられたら、願いが叶うって言われてるのよ」


「へ~。そういうものがあるな。俺はそういうの結構好きだぜ。ちなみに何回までに入れればいいんだ?」


 決してスポーツ万能って訳じゃないが、チャレンジ精神は高いと自負している。


「えっ? そんなものは無いわよ。入るまでやるのが普通だから」


「お前、バカか? そんな高確率で願いが叶う物あるわけーだろ」


「筑波山自体が御神体なのよ。とんでもないパワースポットなんだから大丈夫なのよ」


 神様であるお前が、なんでそこまで御神体を信じてるんだよ。


「まぁ、茨城の小学生は遠足で来るんだけど、石を拾いに行った子供の頭に石がぶつかるって言うのが通例よ」


 なにそれ、怖くね。


 そんなわけで二人して石を口に向かって投げ続け、ガマ石の口の中に小石が多すぎて直ぐに弾き飛ばされたが、なんとか入れることが出来た。


 こんだけ回数やりゃ願い事は叶わないだろうな。もしかしたら叶うかもしれないので、念のため願いはしておいた。


 おっぱいにダイブ出来ますように。


「さぁお腹もすいてきたし、コマ展望台で景色を見ながらご飯を食べましょ。ほら急いで」


 お前がなかなか石を入れられなかったせいで時間がかかったんじゃなかったっけか?


 そんなことを言っても時間の無駄なので、コマ展望台とやらに向かったのだが、おかしい。


 回転していない。


「おい、回ってねーぞ」


「壊れてるんじゃない? もしくはお金がかかるから回すのを辞めたかのどっちかね」


 ならコマって名前、消しちまえよ。


 とやかく言っても回ってないものは仕方ない。景色を気にせず飯を食べ、帰りはロープウェイで帰ってきた。


 2時間近く歩いていたのにロープウェイでは10分とかからず降りてきたが、文明の力を強く感じた。


「やっぱ機械ってスゲーな。たった10分でここまで帰ってきちまうなんて」


「はぁ? 何言ってるの? テレポート使えば家まで一秒じゃない」


 ⋯⋯。


 忘れてたわ。コイツに常識とかそういうのねーんだったわ。

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完結作です。
是非こちらもご一読を!

俺TUEEE出来るって異世界では常識だよね?

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