カッコイイとは人によって様々なわけで
仕事が忙しくて⋯⋯。と言い訳をさせてください。
一人で暫くは車の中で気持ちを整理してから、自宅に向かって車を走らせた。
そもそもアイツが周りも気にせずに東京をプラプラしていたからこうなったので、アイツの自業自得だ。と、言ってしまえば楽だろう。でも、俺にはそんな考えはしたくない。
今度こそ話しをちゃんとして、その時の感情に任せよう。
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自宅に帰り玄関を開け、部屋に入ると、ふてくされた顔でアイツはポテチをポリポリと食べていた。
うん、コイツはダメだ。
「ただいま、なんでコイツはふてくされた顔でポテチ食ってんの?」
「赤城さんに説明して、話していなかったことは全て話そうって言ったらこうなったのですよ⋯⋯」
たゆんたゆんは目を伏せながら頭を左右に振りながら答えてくれた。
「おい。お前は喋りたく無かったのか? 何か理由があんのか?」
「⋯⋯。ポリポリ」
無言のまま、ポテチを食べる音だけを出してる。
「はぁ~、あのな、ある程度は聞いちまった事には変わり無いんだよ。でもな、お前がどうしても話したくないって理由があるんなら、それを無理に聞こうとは思わない。だから、言いたくないなら、言いたくない理由くらい言えよ」
「かっ⋯⋯⋯⋯じゃん⋯⋯」
ポテチを食べるのを停め、ぼそぼそと何か喋ったが何を言ったかわからない。
「何だって、聞こえねーよ」
「だから、黙ってる方がカッコいいじゃん。って言ったの!」
こっちを睨みながら、急に大きな声を出してきたが、コイツは何を言ってるんだ?
「一から十まで全て話しちゃったらカッコ良く無いでしょ? 実はこうでしたー。って方が私への感謝の気持ちも高まるでしょ!」
「⋯⋯いや、お前の自業自得なんだから感謝も何も無いだろ?」
「⋯⋯っ!?」
持っていたポテチを落とすな。食うなら落とさず食ってろよ。
「それに黙ってる私カッコイイって感覚もわからないし」
「何でよ? 影で動くキーポイントキャラみたいじゃん」
ダメだコイツ。
「⋯⋯いや全く、むしろ初めから全てを話してくれた方が、隠し事もなく俺の事を考えてくれているんだってめちゃくちゃ感謝するし、カッコイイと思うけどな」
「⋯⋯っ!? と、とっ⋯⋯東京神。今すぐ全てを話して上げて!」
コイツ、チョロすぎだろ。ポンコツでチョロ神とか本当に大丈夫かよ。
「えぇ、もともと話すつもりだったし。本当に話していいのね?」
「良いわよ!」
呆れながら聞くたゆんたゆんと、元気満点のコイツ。なんかもう疲れてきたな。
「では、話しますね。⋯⋯とは言っても実際に見て貰った方が分かりやすいと思いますので、見に行きますので私の手を握ってください」
どういうことなのはわからなかったが、とりあえず手を握れるなら、もちろん握る!
「では、そのまま目を閉じて下さい。目を開けたままでは気分が悪くなると思いますので」
そう言われて目を瞑った瞬間に、ぐわんと三半規管がゆさぶられる感覚と言うのか、グルグルと体が回ると言うのか、よくわからないが変な感覚におちいった。
「着きました。もう目を開けて大丈夫でございますよ」
そう言われて目を開けると、目の前にはあの死んだ時に見た真っ白な床が広がっている光景が広がっていた。
えっ? どゆこと?
面白い!
茨城に興味がわいた!
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