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37 これは、グローバルと言って・・・・・いいのか?

祝4万PV突破、そして9000ユニーク突破!!

ブックマークや総合評価もコツコツと増えていき皆様には感謝感激です!!

誠にありがとうございます!!

田中次郎 二十八歳 独身

彼女 スエラ・ヘンデルバーグ 

   メモリア・トリス

職業 ダンジョンテスター(正社員)+リクルーター

魔力適性八(将軍クラス)

役職 戦士



今日も今日とてダンジョンの攻略を終えた俺は残務処理という名の会計と報告書の作成を一人パーティールームで片付けていた。

仕事場でタバコが吸えるのは幸いであるが、海堂ならまだしも、ほかのメンバーがいる状態では吸い難いのでこうやって一人で作業するときくらいしか机に灰皿を置いて連続で吸うことはできない。

時間も時間で部屋の明かりもあまり付けていない。

キーボードを叩くのはお手の物、書類の内容を考えるなんて今日の内容を押さえて感じたことを綺麗にまとめそれを読み改善点を加えるだけだ。

この仕事、言うまでもないかもしれないが発想力を問われる。

この仕事を始めて数ヶ月、何度も繰り返しているだけあって改善案がマンネリ化して同じパターンを思い浮かべる。

おかげで毎日が勉強、人生日々勉強なりとはよく言ったものではある。

この歳で、ファンタジーじみた内容を考えるなどゲーム業界だけだと思ってはいた。

まさか、こんな仕事に就くとは過去の俺は想像もしていなかっただろう。

鬼と髑髏の上司と酒を酌み交わすなど絶対に想像できなかっただろうな。


「ん~、詰まった」


カタカタとスムーズに動いていた指がぴたりと動きを止める。

頭がすっきりとクリアであるが、改善案が思い浮かばない。

今日攻略していたのは機王のダンジョン。

俺たちにとっては慣れたようなゴーレムが主体のダンジョンであるが攻略階層が二十を越えた辺りでまさか自分たちの改善案に潰されかけるとは思わなかった。

壁型ゴーレムを重ねて俺たちをすりつぶす罠に変えてくるとは思いもしなかった。

打撃系のいない俺たちがやったことは北宮の火力の一点集中による突破だ。

今回はそれで突破できたから良かったものの、これはパーティの改善点なのかもしれない。

話を戻すが、正直に言えばゴーレム系のダンジョンを改善するのは意外と難しい。

最初は機械的でいじりやすいと思っていたが、逆に言えば遊びが少なすぎて改善するにも隙間がない。

この前なんて、南が考えたのは変形合体するゴーレムの開発だった。

海堂は何をトチ狂ってか人間に極限まで似せた暗殺用ゴーレムの開発を提案した。

あいつそれ自分が受けることになっているってわかってやっているのだろうか?

勝は根が真面目だから余計に頭をこじらせている。

晩御飯の献立を考えている時の安らぎの顔はやはり天職が主夫だと思わさせられる。

北宮は提出先が違うからここでは作っていないが、ちょくちょく俺に意見を聞きに来るところを見ると勝寄りの考え方なのだろうな。


「ダンジョンそのものは効率を重視しているからか隙は少ない、皆無と言っていい。これは魔力さえあれば疲れ知らずのゴーレムを前提にした構造なんだろうが……逆に対策を取られたら終わりだろ? その対策を思いつけばいいんだが……」


効率を重視している機王のダンジョンはほかのダンジョンと比べて実は一番マッピングがしやすい。

鬼王のダンジョンは洞穴を拡張した構造で薄暗く隠れる箇所も多くあり、まともな道が少ない所為でマッピングがしにくい。

加えて言えば、わずかな差異しか風景に変化がなくてたとえマッピングしていてもミスリードで別の道を行かされる時が何回か出てきてしまう。

不死王のダンジョンはゴーストタウンになっているせいでまずダンジョンまで進めていない。

進んでもアンデッド帰るにもアンデッド、数を生かした戦術で常に追われている。ゴーレムとは違った無尽蔵の体力を生かした戦法だ。

まぁ、種族柄光魔法と火魔法に弱いのはご愛嬌であるが、あの数を始末するとなると魔力が決定的に足りなくなる。

対して機王のダンジョンは迷宮になっているが道はしっかりしているし、ゴーレムとのエンカウントも間隔的には余裕がある。

個体の質は厄介だが、現状そこまで手がかかるというわけではない。

規則性はないがマッピングさえ間違わなければ道に迷う心配もない。

壁型ゴーレムも魔力の流れで探知する方法を南が作ってしまった。

おかげで壁ゴーレムで迷う心配はない。


「手を加えるとしたらココ、だよな」


ダンジョンの基本構成、おそらく十全にゴーレムを生かすためにこの基本構成になっているのだろうが、それが逆に攻略の糸口を俺たちに与えているのではないのか?

そんな疑問がポツリポツリと脳裏に浮かぶ。

そうやって疑問を報告書とは別のデータにまとめていくと段々と改善案が浮かんでくる。

再び動き出すタイピングのリズムに混ぜるようにタバコの灰を落とし、報告書をまとめていく。

まだまだ構想段階ではあるが、手応えを感じ報告書は一旦まとめ終える。

ぐっと、椅子に座りっぱなしで凝り固まった体をほぐすように伸びる。


「くぁ~、もうこんな時間か」


思いのほか時間を取られたらしい。

いつもならまだ起きている時間であるが、寝ていてもおかしくない時間を示すデジタル時計をみて、風呂に入って寝るかと思い立ち上がる。

だが、ふと直感じみた何かが囁くのを聞いた気がする。


「そういえば、武器の手入れまだだったな」


仮にも生きた武器、軽くは拭いてはいるが完全な手入れというわけではない。

普段だったら明日でいいやと投げ出すところだが、今日はやろうという気持ちになる。

武器庫に向かい中に入り込み、鉱樹の入ったケースを開ける。


「……なんか、雰囲気変わったかおまえ」


以前、というより今日の夕飯前までは細身の包丁といった感じの形であった。

だが、ケースの中で眠っていたのは包丁というより刀を厚くしたような刀身、伸びた柄、波打つ刃文、黒光る姿は重厚な光沢を増している。

気づかぬうちに刀の亜種といっていい進化をこの鉱樹は成し遂げていた。


「鍛冶屋泣かせの由来を俺は垣間見た気がするぞ」


前の状態でもしっくりきていた柄ではあったが、今はわずかに吸い付くような感覚がある。

軽く振ってもその重さ長さともに前よりも使いやすくなっている。

これが二百万の価値かといつまでも愕然としているわけにはいかない。

ただでさえ長い刀身だ。

さっさと取り掛からないと徹夜になってしまう。

形状の変わった鉱樹を片手に武器庫を出た俺は片付けたテーブルの上に布を敷いて作業に取り掛かる。




取り掛かったのはいいのだが


「ふぁ」

「リーダー、大きなあくびでござるね」

「ああ、鉱樹の整備してたら寝るのが遅くなっちまってな」

「何時でござる?」

「あ~一時くらい?」

「まだ寝るのには早いでござるよ?」

「お前と一緒にするなよ」


思いのほか鉱樹の整備に手間がかかった。

前と構造が違うから余計に作業した箇所が多く、普段の何倍もの時間がかかってしまった。

おかげで若干眠い。

まぁ、ステータスの上がった体ではそんなこと瑣末なことだ。

どっちかといえば


「ピリピリしてんなぁ」

「でござるなぁ」


目の前で書類をもってブツブツとシミュレートしている北宮の方が深刻だろう。

今日は探索をやめて、北宮の異動手続きを済ませるために労働組合に向かっている。

正確には労働組合の立会のもと向こうとこっちで異動ができるかどうかを話し合う場所に向かっている。

スエラに確認を取ると、それ専用の部署、いや部屋があるらしくそこに向かえば対応してもらえるらしいのだが


「それにしても、なんで油断するなと言われたんだ?」

「拙者、嫌な予感がするでござるよ」


スエラに確認したとき、彼女は深刻にそれこそ何かを思いつめるような表情を浮かべていたが、それでも手元は高速で書類をさばいていたのはさすがとしか言えない。

新設部署のための手続きがなければ同行したとも言っていた。

能力重視のこの会社、性格は二の次になっている。

スエラの警告から予想をするなら。


「どんなのだと思う??」

「ん~あっさりはしていないと思うでござるが、ここはいないキャラで男の娘でどうでござる?」

「それでスエラが深刻になるか?」

「恋愛対象がBでLな方向という意味で」

「それはシャレにならないな」

「でござろう?」


この会社は良くも悪くも個性的だ。

こういってはなんだが、呪いの武器を売るジャイアントの店主に、マッドと言いかねない魔物モンスターを開発する半ストーカーのダークエルフ、チャンバラブレードで斬殺してくる鬼ヤクザにマジカルステッキを本気マジ狩るステッキに様変わりさせている髑髏紳士、そしてそのトップはホストのようだがカリスマ溢れる魔王だ。

南が言うとおり、見た目は少女だが中身は男、その姿で油断を誘って気づいたらというパターンがあってもおかしくはない。


「まぁ、俺たちは現状を伝えるための役だからな、北宮に対応を押し付ければ問題ないだろう」

「でござるが、大丈夫でござるか? 香恋、手と足が一緒に動いているでござるよ?」

「ナンバ走りの練習でもしてるんじゃね?」

「魔法使いがナンバ走りでござるか、斬新でござる」

「うう!! あんたら他人事みたいに!! 真面目にやりなさいよ!!」

「へいへい、そこまで緊張することじゃないだろ?」

「私にとっては大事なのよ!! だいたいなんであんたのところの担当官が来られないのよ!!」

「仕方ないだろ、新設部署の開設で忙しいんだから」


警戒はほどほどで、あまり緊張もせず話していたら北宮に怒られた。

彼女からしてみれば今回の件で運命が決まるというわけだ。

それでなぜそんな運命に俺と南が巻き込まれているかというと、俺は異動する側の責任者、南は北宮の心情を同じ女性による第三者的視点での解説役というわけなのだが。


「南、お前役割分かっているよな?」

「リア充の撲滅!それに徹すればいいんでござろう?」

「お前ブレないなぁ」

「それが拙者クオリティでござるよ?」

「不安だわ」


どうやらこの空気を含めて北宮の緊張につながっているらしい。

いつもどおりの空気を出して北宮の緊張をほぐしてやろうと思ったのだが、どうも逆効果だったらしい。


「ここね」

「気配は一つだな」

「相手はまだ来てないってこと?」

「ノスタルフェルさんならともかく、火澄が気配を隠せるとは思えないしな。彼女に至っては隠す意味もない。多分、組合の人だろうよ」


扉越しでもわかる気配は一つ、こんな些細な場所でも漫画みたいな能力を発揮できることを昔の俺に見せてやりたいと思いながら先導きって中に入る。


「失礼します、このあと……いえ、失礼しました部屋を間違えたようです」


表情を変化させなかった俺はえらいと褒めてやりたい。

入ったあとの光景を思い出すことを脳が拒否している。


「何やっているのよ、あんた」

「いや、見てはいけないものを見た気がして」

「リーダーすごい汗でござるよ?」

「ああ、そうか。北宮、どうやらこの部屋は違うようだ。可及的速やかに別の部屋を探しに行こう」


そして、俺の直感が警鐘を鳴らしている。

早くこの場を離れろと。


『合ってるわよ~、早く入ってらっしゃい』

「合ってるらしいでござるよ、リーダー」

「そうね。上のプレートにも労働組合って書いてあるわよ」

「そうか、そうなのか」


だがそれは手遅れらしい。

ずんずんと扉越しでくぐもった声しか聞こえないが何かが近づいて来るのがわかる。

その音に反応して思考するよりも先に俺は全力でドアノブを握りしめて扉を開けないようにしていた。



『あらやだ、どうしたのかしら』

「南ぃ!! 釘だ!! 釘もってこい!! あと板!!」


その声がドア越しに聞こえた時点で俺は全力で魔力を解放していた。

それも無意識下で。今まで、数々の命の危機に瀕してきた俺の体が本能で全力を出せと言っている。

昨日の寝不足なんて吹っ飛ぶどころか消し飛んだわ!!


『あなた、スエラのところの次郎ちゃんでしょ?』

「人違いだァ!!」

『そんな恥ずかしがらなくていいわよ~。あなたのパーティーのことで相談があるってあたしのところに連絡が来てるから』

「お気持ちだけで結構です!! ちょっと用事ができたのでまた時間を改めて出直しますからぁ!!」


扉の前での攻防。

閉じる側と開ける側での地道な攻防。

全力で開けてなるものかと魔力を身体強化に回す。

通常のドアノブだったら最初の攻防で折れているだろうが、そこはメイドインジャイアント。見た目はただのドアノブなのに魔力強化を行った体でも平気だ。

両手でドアノブを固定し、腰を落として全力で押さえ込みにかかる。

終いには猿叫まで発動しているのがわかる。


『ふぅ、ちょっと本気出すわよ?』


ゾワリ

背筋に鳥肌が経つのがわかる。


「避けろぉ!!」

『フンヅラァッシャァァァァァ!!!』


この会社に入ってから何よりも大事にしている直感に従い、

南と北宮に避けるように指示し俺自身は全力で跳ぶ。

気配でわかる。

あの頑丈なジャイアント製の扉が留め具ごと壁を砕き飛んでいくのが。


「あらやだ、壊しちゃったわ。あとで修理を依頼しないといけないわね」

「「…………」」


受身を取りながら衝撃を殺し、見たくはないがゆっくりと現実を直視するために脳を慣らす。

まずは扉、壁を砕き無理やり取れたにもかかわらず原型を留め歪んでいることだけで済んでいるのはさすがジャイアント製だと言えるが、二度とその役割を担うことはないだろう。

次に南と北宮、尻餅をついてはいるが二人共スーツ姿に傷らしいものは見えない。

その二人の視線はとある一点に固定されて、口を開いて表情が引きつっている。

さぁ、覚悟を決めろ俺。

現実を見るんだ。

ゆっくりと、二人の視線をたどる。

ハイヒールに剛毛、網タイツにボンテージ、筋肉に鉄仮面、肩にキューピッドらしき刺青をした――

ああ、間違いない。

間違いだと思いたいが現実は残酷だ。

――間違うことのない変態がそこにいた。


「はじめまして、あたしはバステト。労働組合の組長をしてるわ。よろしくぅ」


おそらくウィンクをしたのであろう。

なぜわかるか?

そんなもん気配で感じ取って俺の鳥肌が三割増で立ったからだよ。


「「変態だァ!!」」

「誰ンが変態ですって!!」

「お前だよ!! TPOをわきまえろ!! 百歩譲って仮面は許すがその服装は完全にアウトだろ!!!」

「まぁ、失礼しちゃうわね。これはあたしたちインキュバスの正装よ?」


南の語尾が崩れるほどの衝撃、そしてインキュバスイコールイケメンという法則が今崩れ去った。

そして、スエラの言っていた意味が今わかった。

確かにこれは油断できない存在だ。


「もう、そのことはあとでしっかり説明させてもらうわ」

「御免被る、ああ、覚悟は決めた。こっちは仕事で来たんだ。手早く行こうぜ」

「そっちがわがまま言ってたんでしょ? まぁいいわ。それで、パーティーメンバーの異動でもめてるって聞いてるけど、それはどの子かしら?」


見た目はふざけているが仕事は真面目にこなすみたいだ。

俺の話に乗って、仕事の話を進めてくれる。

正直、直視するのはシンドい。

今もガリガリとSAN値が削られている。

南に至ってはその値が消し飛んでいるのか「あれがインキュバス? あれが?」と現実を認められていない。

いつもの語尾が崩れて精神的に立ち直るのに時間がかかりそうだ。

しばらく放っておくしかない。


「わ、私よ」

「あら、可愛い子ね。事前に事情を書いた資料を用意してほしいって言っておいたけどある?」

「……これよ」

「読ませてもらうわね、カイラも来るはずだから中で待ちましょう」


こっちはこっちでどうにか根性で耐えたらしい。

震える手で書類を差し出す北宮の姿には女の根性を垣間見た気がする。

このまま中に入るか入らないかそれが問題だ。

ハムレット風に悩むが、あの存在と密室に入るのに戸惑いを感じない奴がいたら、俺はそいつに近づかない。


「い、行くわよ」

「大丈夫か?」

「ここまで来てタダで帰るわけにはいかないわ!」


北宮、お前の負けず嫌いもそこまで行けば大したもんだよ。

たとえ自棄になっていたとしても、こういった方向で俺は根性を出せるかわからんからな。

南に肩を貸し、中に入っていく北宮に続く。

このあとどういった展開になるか、蛇が出るかそれとも……

まぁ、少なくともオカマなインキュバスで変態は出てきたがな。


田中次郎 二十八歳 独身

彼女 スエラ・ヘンデルバーグ 

   メモリア・トリス

職業 ダンジョンテスター(正社員)+リクルーター

魔力適性八(将軍クラス)

役職 戦士



今日の一言


異世界だから、何か変わった奴が出てくると思ったが……変態を部署に配置されたのは初めてだよ。

あれか?

この人員配置にも意味があるのか!!


本日は以上となります。

いやぁ、ちょっと面白いキャラを出したいと思って書いたのがこの変態、キャラ付としては変態だけどいいやつというコンセプトを目指しています。

これからもちょくちょく出していくキャラの予定なのでよろしくお願いします。

これからも、異世界からの企業進出!?転職からの成り上がり録をどうぞよろしくお願いします!!

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[一言]  我が儘。我が儘……と言えばそうなんだろうが。  異世界に永久就職するんでない以上惑星地球日本国の法律に従わねばならず、日本で生活しているなら重婚は違法で、道徳的にもアウト。  いくら社内法…
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