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167 得意分野でのトラブル解決は後に火消し要員として。

※第一巻の書籍化がハヤカワ文庫JAより決定いたしました。

 発売日は2018年10月18日を予定しております。

 内容として、小説家になろうに投稿している内容を修正加筆し、未公開の間章を追加収録いたしました。

 どうか書籍の方もよろしくお願いいたします。

「っち、不死者ってのは手応えが曖昧で仕方ねぇな。できればこの場で今の力を確認しておきたかったんだが」


 時空の精霊、ヴァルスとの契約をしている最中の乱入、こんな僻地に不死者が投入されたということは、おそらくではあるが海堂たちが向かった森にも投入されていると見るべきか。

 ならば、早々にあの空間で身につけた感覚を馴染ませようと戦ってみたが。


「おらよっと!」


 だいぶ力加減が難しくなっていた。

 能力ステータスが上がっているか否かはアプリを使ってみないとわからないが、体の動きが滑らかで手先の感覚が鋭く今までよりも段違いに楽に切り裂くことができている。

 だがあいにくと不死者というのは生命力こそ高いが、硬さという面ではいまいちと言わざるを得ない。

 なので試し切りの相手としては少々不向きだと言わざるを得ない。


「あ~、贅沢言うわけじゃないが、もう少し手応えのある奴はいねぇもんかねぇ。まぁ、仕事が早く終わったってことで納得するか」


 不死者相手にこの言葉を使うのもなんだが、今の俺の目の前の光景はまさに死屍累々。

 薄汚い布切れや、骨、腐肉と種類こそバラけているがそれが辺り一帯に散らばっている。


「あなたの切り方が異常なのよ。今のあなたは物理じゃなくて概念を切ろうとしている領域に足を踏み入れているのよ。その状態でも大抵のモノは切れるのに相手に愚痴こぼすのはわがままっていうやつよ。まったく、私の契約者さんはとんでもない人間だったようね」


 それら全ての切断面がおかしいくらいに綺麗なのは俺の目の錯覚ではなかったようだ。

 そしてヴァルス様曰く、俺の剣筋は原子論に基づいた物理的接着を切断する行為ではなく、片足といえど接着という意味を切り捨てにかかっているらしい。

 わかりやすく言えば接着という言葉を切り捨てて、くっついている現象をなくそうとしているということだ。

 なんとも頭の悪そうな中二設定が俺の斬撃に付与され始めているということだ。


「防御無視の斬撃とか、なんだよそれ。普通なら切ってもそう簡単に死なないはずの不死者がこのざまとかどうなんだよ。全く物理現象が仕事をしていないのが笑えてくる。この斬撃の前じゃ盾役タンクの意味が一切なくなるな」

「あなた、意識して目指したわけじゃなくて無意識で身につけたのね……それはそれで末恐ろしいわね。けどあなたの斬撃なんてまだまだ序の口よ?冷静に考えなさい。そんな斬撃を生み出せるのなら防御も極めれば同じことができるのよ?私たちくらい長生きすれば概念防御なんて当たり前、あなたの斬撃を防ぐ方法くらいはいくらでも存在するわよ」


 さらりと俺が入り込んだ領域は氷山の一角だと言われたような気がした。


「まさに矛盾の戦いってことか? いや、いたちごっことも言うのか、ちなみにその場合どっちが強いんだ?」

「そこからは純粋な力量ね、要は精進が足りなかった方が負けるってわけ」

「なるほどな」


 そして教官達がこの会話を聞けばいったいどんな反応をするだろうか?

 驚くか? 警戒するか? それとも楽しむだろうか?

 なんとなく楽しむ方向で固まりそうだと予想するが、少なくとも俺ができたことをあの二人ができないってことはないと思う。

 キオ教官なら面白そうに笑って俺と戦いそうだなぁ。

 フシオ教官なら、そもそも俺の攻撃範囲に近づけさせてくれる未来が見えない。

 この領域に至っても、未だ背中が見えず。

 内心で目指している壁は乗り越えるどころか、まだその壁のふもとまでたどり着いてないときたか。

 一年にも満たない期間で何をいまさらと自分の傲慢を鼻で笑いつつ、とりあえずは振り返り精霊ヴァルスを見上げる。

 今は、感傷に浸っている時ではない。

 相対した時から変わらず、蛇の上に座り、こちらを見下ろしている姿。


「さて、時間はないようだから手短にいく。契約をしよう」

「そうねぇ、また後でって話になったら面倒そうな雰囲気だし、この場で済ませましょうか」


 まるで買い忘れたものを買いに行くか悩むような気軽さでかの精霊は会話をし、するりと巨大な蛇は頭を垂れるように地面すれすれまでその高さを下げ、その頭からヴァルス様は降りる。

 だが、その足は地面に降り立つことなく浮遊霊のように地面から三十センチほど浮かびそのままこちらに近づき二メートルほど手前で止まる。


「さて、契約者さん。改めて、お名前は?」


 てっきり口調や雰囲気、或いは契約するための段取りに入ると思っていたが、そんな俺の予想など気にする様子も見せず、変わらない態度で俺の名前を聞いてきた。


「田中次郎。こういうのって、もう少し厳格なものだと思ってたぞ?」


 それで契約ができるのかと疑問を投げかけてみるも、こんなものだとヴァルス様は答える。


「周りはそうみたいだけど、私は様式美とか気にしないの。要は名前を交え、私とあなたで縁を結ぶだけの行為。それなら肩肘張らない簡単な方が手間を省けていいじゃない。そして私の名、時空を司る精霊、ヴァルス。あなたに『預け』ましょう」


 言霊というのだろうか。

 名を預ける。

 たったそれだけの行為であるはずなのに、その部分の言葉が俺の胸にズシンとのしかかるように響く。

 そして目の前の存在と確かに繋がった感覚が生まれた。

 同時に知らないはずの精霊を呼び出す方法も同時に刻まれる。


「それじゃぁ、何かあったら力になってあげるから頑張ってねジロちゃん」


 じっと胸元に繋がった何かを感じ取るように胸を押さえていたが、ヴァルス様は終了と気軽に告げてきた。

 そして、同時に定時上がりのサラリーマンのように脱力し、するりと再び蛇の頭の上に戻る。


「契約した途端に気安いなぁ、まぁ、気楽でいいが。こっちはなんて呼べばいい? やっぱりヴァルス様か? そうなると敬語も一緒だが」

「う~ん、それが普通なんだけどそれだとなんとなく距離を感じるからねぇ、呼び捨てでもいいわよ? もちろん敬語もいらないし。ちなみに水の精霊の知り合いからはヴァっちゃんなんて呼ばれているけどそれにしてみる?」

「……無理だ。それなら様づけするぞ。間をとって、ヴァルスさんが妥当か?」

「それだと普通ねぇ、まぁ、それでいいとしましょうか。時間もなさそうだし」


 ちゃん付けで呼ぶような年齢も性格もしていないのでヴァっちゃん呼びは回避し、そしてヴァルス様改め、ヴァルスさんと呼ぶことにした。

 そしてヴァルスさんの言うとおり今はあまり時間はなさそうだ。

 不死者たちが空間を突破してきたおかげで、この場の時間の流れも通常の流れになっている。

 不死者と戦った時間は長くはないが短くもないので、今も刻一刻と状況は変化していることだろう。

 迅速な行動が求められているという状況だ。


「さて、いきなり頼んではいけないことを頼むが、ここは一つ契約祝いとしてその力の片鱗を貸してはくれないだろうか?」

「あらいきなりわがままな契約者だこと、まぁ、今回ばかりは目を瞑りましょうか。この不死者の発生源まで送ればいいのかしら?」

「ああ、さっさと事件を収拾して俺は休暇に入りたいからな」

「フフ、そういう考えは嫌いじゃないわよ? でもいいの? あなたの言う場所結構、瘴気の色が濃いわよ」

「なんとかするさ、いざとなったら頼むわ」

「なんだか、契約したら色々と厄介事を押し付けられているような気がするわね」

「自分の仕事の領分と他人の仕事の領分はきっちり分ける性格でね。戦わないのならサポートは充実させてほしい、手の幅が狭くてもろい人間からのお願いだよ。契約者が契約した初日に死ぬなんて縁起の悪いことはしたくないだろ? 初契約の記念日だ。大盤振る舞い頼むよ」

「しょうがないわねぇ、今回だけよ? もう、あなたみたいなのが最初の契約者なら次の契約者はもう少しおとなしい子を選ぶべきかしら?」

「なら、もう少し試練の内容を軽くしろ、でないと俺みたいな変人ばかりと契約することになるぞ?」

「考えておくわ~それじゃ、送るわよ~」


 紆余曲折しての精霊との契約は終わった。

 肉体的な疲れこそないものの、精神的に疲れている。

 だが、それでも問題ないと判断し、ニヤリと悪戯心を乗せた笑みを向けてやれば、いたずら小僧のいたずらに対して仕方ないと懐の広さを見せるような微笑みで返される。

 雑談と冗談が混じったような会話の中でヴァルスさんが用意した、空間が裂けることによってできた隙間に後ろ手で手を振りつつ入り込む。

 そして、送り出され出た場所の目の前は。


「こりゃ、ひでぇな」


 地獄が出来上がっていた。

 不死王のダンジョンに近い雰囲気があるその空間であったが、ダンジョン内は秩序があった気がしたが、この場にはそれがない。

 ただ、死を振りまくような空間。

 生者はおらず代わりに様々な種族のスケルトン、様々な種類のゾンビ、さらにゴースト、およそ生命のない存在の見本市かと言いたくなるようなラインナップが欲に従い闊歩している。


「無差別テロっていったところか」


 精霊の森と言われた自然豊かな空間は跡形もなくなり、木は枯れ果て、土は汚れ、泉は毒へと変貌している。

 命あるものが生存するにはあまりにも酷な環境。

 そんな空間だから汚すわけではないが、精霊の森では吸うのをためらっていたタバコに迷わず火を点け、思いっきり煙を吸ったあとその白煙を吐き出してやる。

 その白煙も瘴気に飲まれ、あっという間に消え去ってしまったが、不死者どもの視線を集めるには十分な役割を担ってくれた。

 ギロリという鋭い視線と言うよりは、ジトリと粘り気を持った視線が絡みつくような感覚は正直言って気持ち悪い。

 何をどうやったらこんな空間が出来上がるのか、迷惑を考えないのかと色々と呆れながらこれをしでかした犯人とやらを思い浮かべたが、最終的には犯人は馬鹿だという一言で済ますとあっさり頭の隅に追いやり。


「さてと、残業だ。残業の時間だ。サービスでも残業時間だ。ああ、残業と聞くだけでウツになりかけるのは職業病かね?」


 監督官の部隊が到着するまでに少しでも収拾をつけようと鉱樹を抜き去る。

 わずかに、この存在を切ることに嫌悪感を持ったことを伝えるように脈動した相棒に苦笑を浮かべる。


「ああ、気持ちはわかるが後で手入れしてやるからへそだけは曲げないでくれよ相棒。こんな場所で曲げたらマジで俺がやばいから。素手でこいつらを相手するとかごめん被る」


 戦うのならもう少しマシな相手と戦いたいと、戦闘への忌避感が麻痺したのかなくなったのかわからないことを言いつつ。

 了解と意思を伝えるように脈動する相棒を頼もしく思う。

 そんな俺の心境などお構いなしに獲物が来たと喜びの雄叫びをあげ、群がるように四方八方から不死者の群れが迫り来る。

 怒涛と言うべきその勢いで瞬く間に距離を詰め、俺に襲い掛かってくる。


「あ~、相変わらず切るときは変な感覚だな。これ、今回の戦いで慣らせるか?」


 それでも俺は慌てず鉱樹を振るう。

 物理的に、いや、この場合は重量的にと言い換えたほうがいいだろう。

 本来であればたとえ先頭の敵を一辺に切り捨てたとしても、その後続によって次の攻撃を繰り出す前に俺の体はたちまち不死者の波に飲み込まれることだろう。

 だが、今の俺はそれを恐れることはなかった。

 なにせ。


「さてと、次に行くか?」


 それは普通に斬撃を繰り出した場合の話だからだ。

 一秒間に一振り、そのペースなら間違いなく不死者の数の暴力に負けていた。

 だが、俺は瞬く間に軽く流すように二桁斬撃を繰り出せる。

 おまけにその斬撃は、概念ともいう思念ともいう、物理的には決して切断できないものを切れる領域に入っている。

 結果はどうだろうか。

 言うまでもない、結果が物語る。

 斬撃という名の嵐が不死者に襲いかかった。

 そんな剣撃で巻き上がった突風を肌で感じ、ふと思う。

 きっと、新人研修でキオ教官が最初に俺へと繰り出した攻撃の加減を間違えたのは、ある意味では当然の結果だったのかもしれない、と。

 力加減が難しい。

 軽く振るったにもかかわらず押し寄せてきた不死者の大半に向けて一太刀ずつ繰り出すことができた。

 切られたことを気づかせるのにわずかに時間を要し、気づいたころには、首と胴体が、体が縦に、上半身と下半身が、切ったところに差はあれど泣き別れになる。

 生命ないものを死へと返す一刀。

 それを体得していた。

 ゆっくりと散歩に行くように気軽に不死者の領域に踏み込むも、俺の足を止められるものはいない。


「あ~、空気がまずい。ったく、これをやった奴は親に人様に迷惑のかかるようなことをしてはいけませんって習わなかったのか? ああ、習わなかったのだろうなぁ、でなきゃこんなことせんか。もしくはこれが正しいことだと思っているアホか、頭の構造自体がおかしいんだろうなぁ」


 この仕事に対して気分が乗らず、気を紛らわせるようにこの事件を引き起こした相手に向けて愚痴をこぼすが、口でどうこういってもやらないという選択肢がない俺は黙々と口と鉱樹を動かす。

 前後左右、上空に地面、全ての方位から襲いかかる敵を文字通り切り伏せてだんだんと濃くなっている瘴気に向けて歩く。

 当然、進めば進むほど敵の数は増え敵の種類も増える。

 増えるたびに、俺の腕先は残像すら残さず一瞬ぶれる。

 それだけでスケルトンが鎧ごと三等分になり、ゾンビが胴体だけを残しただるまになり、ゴーストなど跡形もなく消え去る。


「っと、お、ワームか」


 何度目かになるか、地面から大きな口を開き不揃いの牙を見せて俺を喰らわんとゾンビワームが襲いかかるが。


「ふん!」


 わずかに呼吸を止めて力を込めるだけで、ゾンビワームの口内がさいの目切りになり、切られた肉片は血液とともに振り抜く際に生じた衝撃波で飛び散る。

 天然のクレイモアといえばいいのだろうか、ワームの牙もその飛ばされた破片に含まれ、牙がゾンビやスケルトンに襲いかかり辺り一帯に被害を発生させる。


「あー、レッサーリッチか?」


 魔法も同じ要領だ。

 飛んできた火球を魔力で探知し、熱が届く前に斬撃で散らす。

 氷、風、石、闇、全て魔力でできているのなら、鉱樹に魔力を這わせ、魔法を切れるようにすればいい。

 教官の教えはまさに極論であったが、真理でもあった。

 津波をウォーターカッターで切り裂けと言っているような暴論だと当時は思ったが、やってみると確かにその通りであった。

 遠目に、魔法を放ったレッサーリッチが見えて、俺が斬撃で魔法を打ち消したことに戸惑いを感じているようだ。


「次の課題は、肉体フィジカルかね?」


 相手が戸惑っている中で戦う時間が増えるにつれて次にやるべき課題が俺の中で見えてくる。

 剣撃こそ、人外の領域に入ってしまったが、それに反して体の動かし方がついてきていない。

 今こそ百メートルを二、三秒で走り抜くことができるが、それではまだ足りない。

 鉱樹を振り回す際に肉体的に無理は生じていないが、まだ肉体を十全に活かしきれていない感覚が残っている。

 もっと体を鍛えれば先の領域に踏み込めると今回の件で実感できた。

 レッサーリッチからすれば、そんな今後のことを考えながらも魔法を切り捨て、逃げきれない速度で駆け抜けてくる俺など悪夢のような存在だろうがな。


「さて、感覚的にはそろそろだが、目的地がもっと奥でこれ以上瘴気が濃くなると体に影響が出始めるな」


 瘴気濃度が目視できるくらいに紫煙を放ち始める。

 それに比例するように黒い魔力が濃くなっているところを見る限りこの不死者の発生源はそろそろのはず。


「心配は杞憂だったようだな、安心したよ」


 目的地が近い、それをなんとなくではあるが察していた俺の上空を何かが通り過ぎる。

 こんな地獄のような場所を照らす僅かな月明かりを遮るように飛来してきた巨体。


「門番か、守護者か。どっちにしろドラゴンゾンビは戦うのは久しぶりだなぁ。しかも二体」


 腐敗した肉体でもなおその強靭な肉体は脅威となるのが竜種。

 肉体を腐敗させ、生前はきっと立派だったであろう緑色の鱗は汚れ、翼も穴だらけだ。

 そんな巨体は着地する際に大きな衝撃を産み出し、一体は俺の進路を遮るように、もう一体は俺の退路を断つように位置取る。

 ヴァルスさんが送ってくれた地点は目的地からそんなに離れていないはず。

 体感的に移動し始めて一時間。


「とっとと倒して残業終わらせて、酒にありつくとするか」


 終わりが見えてきたことに気負うこと無く自然な力加減で、俺はドラゴンゾンビ退治に乗り出すのであった。



 今日の一言

 仕事の上達は嬉しいが、厄介ごとが舞い込んでくるのは嬉しくない。

 そう思うのは俺だけだろうか。


今回は以上となります。

面白いと思って頂ければ感想、評価、ブックマーク等よろしくお願いします。

これからも本作をどうかよろしくお願いします。

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