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それでも護りたい  作者: 竹刀の恋
6/15

殺気

さて、陵の話から束無の話へ。


どうなるのかな?分からない。

よろしくお願いいたします!

俺の町にあり、他の駅より大きくて、大勢の人が利用する亞離須駅(アリス駅)は今日も大勢の人で賑わっている。



俺の家はアリス駅から徒歩10分程度で着き、その途中にはコンビニや書店、ファストフードの店がある。

俺達はコンビニに寄って、アイスやジュース、お菓子を大量に買い込んでコンビニを後にした。



俺の家はコンビニの近くにある、ラグーンマンションという割と大きなマンションだ。20階立てで、俺はそのマンションの14階に住んでいる。

4年前までは家族で住んでいたが、両親が出ていってからはずっと広い部屋で、1人暮らしだ。両親は出ていく際、200万円くらい置いて出ていったが当然200万だけではマンションの家賃で消えてしまう。さんざん悩んだ末、当時まだ中学1年だった俺は学校に書類を提出し、新聞配達と牛乳配達のバイトを始めた。

しかし、バイトだけでは足りず図書館で株について調べ、コツコツとお金を貯めていった。




マンションを手放したくなかったのは、家族で住んでいた唯一の場所だから・・・・・・




マンションに着いた束無と杏奈さんは驚きで、呆然としていた。

「え・・・陵くんはこのマンションで1人で暮らしてるの?」

「陵・・・・お前このマンションの家賃を今でも払い続けているのか?」

「まさか、中学2年の冬休みで払い終えたよ。でも、今でも新聞配達と牛乳配達のバイトは俺の朝の日課かな。」

「すごいね陵くん!でも、あまり無理しないでね」

「大丈夫だよ。新聞配達と牛乳配達は良い運動になるんだよ。部活してないしね。」


ブォン、エレベーターの開く音も相変わらず豪快だ。

チーン、ブォン。ドアが開き14階に到着した。

鍵を使いドアを開けると開放感溢れるリビングが束無と杏奈さんを出迎える。リビングだけで20畳くらいではないだろうか。

リビングを見て束無と杏奈さんが再び呆然とする。

「まぁ、ともかくパーティーを始めるか!」

「では、陵くん退院おめでとう!乾杯!」

「「乾杯~」」






楽しい時はあっという間に過ぎていく。

色んな話をした。

杏奈さんは吹奏楽部では杏姫と呼ばれていること。

束無もバイトをやりたがっていること。





「おっと、もう8時か。そろそろ帰るかな。」

「あ、陵くん私も!」

後片付けをして、2人は帰った。

「バイバイ陵くん。また明日ね!」

「じゃーな陵!また明日!」

「おう!バイバイ」

帰って行く2人の後ろ姿に手を振った。







陵の家を出て俺は自分の家に帰っていた。

人があまり通らない道を歩いていると人が前からやって来た。暗いから顔は分からない。でも、殺気は感じられない。大丈夫。

「こんばんは」

「こんばんは」

すれ違った瞬間、ぬりゃあ




殺気!

ビリビリ

俺の意識は薄れていく。








薄れていく意識の中俺は聞いた。



「I'm not wrong」

日本語で、俺は悪くない。

空手でやっとの黒帯!長年やると少し殺気とか分かるのかな?テストで悪い点取ったら親からの殺気が・・・・


感想待ってます!

まだまだ続くよ~

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